“奇跡の声”が残した秘蔵音源発掘!早世の天才シンガーソングライター、ジェフ・バックリィがデビュー直前に録音した“神がかった”未発表音源が発売!
1994年に発表した生前唯一のオリジナル・アルバム『グレース』のみでロック史にその名を刻んだ伝説の天才シンガーソングライター、ジェフ・バックリィ(享年30)。この度、彼が米コロムビア・レコード/ソニー・ミュージックと契約後初めてスタジオで録音した1993年の音源が新たに発掘され、2016年3月9日に日本はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから発売されることが決定した。アルバム・タイトルは『ユー・アンド・アイ』。
“奇跡の声”が残した音源が20年間眠っていた。この『ユー・アンド・アイ』に収められた10曲の多くは1993年2月に録音されたもので、その存在は長年噂されていたものの実際にその音源がスタジオの外で聴かれたことは過去一度も無かった。これらは、米ソニー・ミュージックのカタログ・セクションのスタッフが、94年のデビュー・アルバム『グレース』の発売20周年を機に何か出来ることは無いかと過去の音源を捜していたところ、偶然に発見されたものだという。その内容は、彼が敬愛した曲のカヴァーが8曲、自身のオリジナルが2曲(内1曲は彼の代表曲「グレース」の初録音音源)。記念すべき初スタジオ・セッションで選んだカヴァー曲は、ボブ・ディラン「女の如く(Just Like A Woman)」、スライ&ザ・ファミリー・ストーン「エヴリデイ・ピープル(Everyday People)」、ザ・スミス「心に茨を持つ少年(The Boy With The Thorn In His Side)」「アイ・ノウ・イッツ・オーヴァー(I Know It’s Over)」、レッド・ツェッペリン「夜間飛行(Night Flight)」などで、そのパフォーマンスは彼の純粋さや繊細さが最高に“神がかった”形で表現されているという。ここにあるカヴァー曲の一部はライヴ・ヴァージョンとして記録されているものも存在するが、スタジオ・ヴァージョンとしてはすべてが未発表であり、海賊盤等でもいっさい存在していない正真正銘の発掘音源とのことだ。ファンにとってはまさに“聖杯”とも言える貴重な音源が、20数年の時を経てついに日の目を見るのである。なお、このアルバムからのリード・トラック「エヴリデイ・ピープル」が、日本では11月14日より配信される。
【リリース情報】
アルバム『ユー・アンド・アイ』(You and I)
2016年3月9発売(予定)
【収録曲】
1.女の如く/Just Like A Woman(オリジナル:ボブ・ディラン)
2.エヴリデイ・ピープル/Everyday People(オリジナル:スライ・アンド・ザ・ファミリー・スト-ン)
3.ドント・レット・ザ・ザン・キャッチ・ユー・クライン/Don’t Let The Sun Catch You Cryin’(オリジナル:ルイ・ジョーダン)
4.グレース/Grace
5.コーリング・ユー/Calling You(オリジナル:ジェヴェッタ・スティール)
6.ドリーム・オブ・ユー・アンド・アイ/Dream Of You And I
7.心に茨を持つ少年/The Boy With The Thorn In His Side(オリジナル:ザ・スミス )
8.プア・ボーイ・ロング・ウェイ・フロム・ホーム/Poor Boy Way from Home(オリジナル:ブッカ・ホワイト/トラディショナル・ブルース )
9.夜間飛行/Night Flight(オリジナル:レッド・ツェッペリン)
10. アイ・ノウ・イッツ・オーヴァー/I Know It’s Over(オリジナル:ザ・スミス)
【バイオグラフィー】
1966年11月17日カリフォリニア州アナハイム生まれ。60年代に活躍したシンガーソングライター、ティム・バックリィの息子。90年初頭にニューヨークに移住し、イースト・ヴィレッジ界隈で定期的に弾き語りライヴを行なう。その音源を集めた4曲入りのデビューEP『ライヴ・アット“Sin-é”』を93年にリリース。翌94年、1stアルバム『グレース』で衝撃のメジャー・デビューを果たす。“奇跡の声”と絶賛されたこのアルバムは、ボブ・ディラン、ルー・リード、デヴィッド・ボウイ、ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ボノ、エルヴィス・コステロといったアーティスト達から絶大な支持を得て、90年代の最重要アルバムの1枚に数えられている。これまでに200万枚以上のセールスを記録。97年5月29日、2ndアルバムのレコーディング中に訪れていたメンフィスのウルフ・リヴァーにて遊泳中に溺死、30歳でその生涯を閉じた。その未完のメンフィス・セッションの多くが収録されたアルバム『素描』(98年)は、グラミー賞「最優秀男性ロック・ヴォーカル」にノミネートされた。
【リンク先】
オフィシャルサイト
http://www.jeffbuckley.com/pages/
日本オフィシャルサイト