ジャクソン・ブラウンの新曲「Downhill From Everywhere」が、4月22日のアースデイに配信開始。
“70年代最高の詩人”と称され、現在もアメリカを代表する偉大なるシンガー・ソングライターとして尊敬を集め続けるジャクソン・ブラウンの新曲「Downhill From Everywhere」が、本日<アースデイ>(4月22日)に配信開始となった。
この曲は、地球環境について考え行動する日として提案された記念日<アースデイ>よりディスカバリー・チャンネルにて公開されるドキュメンタリー作品『The Story of Plastic』 にもフィーチャーされている。それは3大陸にまたがって調査された海洋プラスティック問題と汚染の実態、プラスティックごみが地球にもたらす影響を暴く作品だ。ジャクソン自身、脱プラスティックを目指す支援団体 Plastic Pollution Coalition (プラスティック汚染連合) の Executive Advisory Board (エグゼクティヴ諮問委員会)の一員である。
“Downhill from everywhere/Downhill from all you see/The ocean is downhill from gravity / Downhill from here/Downhill from everywhere/Downhill from all of humanity.”
“あらゆるところから下り坂 / 目に見えるすべてから下り坂 / 大海原は深刻な事態から下り坂 / この場所から下り坂 / あらゆるところから下り坂 / すべての人間性から下り坂 “(訳:中川五郎)
とスムーズなギターのリフに乗せ、ジャクソンは歌う。
ジャクソン・ブラウンは「Downhill From Everywhere」を1969年のDr. ポール・エールリック著『Eco-Catastrophe!』から発想を得て書いたという。1974年の名作「Before The Deluge」のインスピレーションとなったのもこの本だ。
「そこで書かれていることがどれほど未来を予言していたか。驚かされるよ。社会の機能障害がどんどん堆積し、ある時点で崩壊するその様が詳細に描かれている。世界というのは常に、簡単に壊れてしまうバランスの上で成り立っている。それなのに貧困や疾病問題を終わらせ、解決するためのお金は、すべて軍事費や生命を奪うための活動に充てられてしまう。しかもそれが巨大なビジネスなんだ」
と、ジャクソンは米ローリングストーンに語っている。
|リリース・配信情報|
「Downhill From Everywhere」 2020年4月22日配信開始