この国で最も信頼を置かるべきピアニストの一人、仲道郁代が、ここにまた、非常に興味深いアルバムを顕した~仲道郁代の最新盤「ショパン:ワルツ」が「レコード芸術」2016年3月号特選盤に選定されました。
2016.02.22
INFO
◎最新盤「ショパン:ワルツ」が「レコード芸術」2016年3月号で特選盤に選定されました!
「総体に、フォルテピアノの“手づくり”で紡がれる素朴な陰影の美しさに対して、モダン・ピアノの優美に整えられた華麗さを“違い”として感得するわけで、いずれを採るかは聴き手の好み、というしかない。私としては、選り抜きの傑作と思う変イ長調作品42、嬰ハ短調作品64-2、変イ長調WN47、そしてショパンが辞世の言葉のように書いた(公表は避けた)イ短調WN63などを幾度も心して比べ聴き、思うところ深かった」(濱田滋郎氏)
「歴史的なピアノに興味を抱いてコンサートや録音で弾くモダン楽器のピアニストが増えているが、仲道のアプローチはそれとは意気込みが違う。(・・・)ショパンがパリ時代に愛したプレイエルとエラールのうち、前者を選ぶのも仲道らしい。プレイエルは現代楽器との距離があって弾き難いが、音色の芳香や味わいは格別だ。これでサロン音楽のワルツを弾くというのがいい。しかも仲道らしいチャーミングな好演である。」(那須田務氏)
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