グレン・グールド「ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955」 発売記念トーク& 試聴イベント『目で耳で楽しむグレン・グールド ~ゴールドベルク変奏曲1955』
グレン・グールド 「ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955」 発売記念
トーク& 試聴イベント『目で耳で楽しむグレン・グールド~ゴールドベルク変奏曲1955』
日時:2017年10月8日(日)14:00~15:00
場所:タワーレコード渋谷店7F
ゲスト:宮澤淳一氏(音楽評論家)
※当日のイベントは自由観覧となります。
この秋ソニー・クラシカルより、20世紀で最も個性的なピアニスト、グレン・グールドのボックス・セット『ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』(9月1日発売 輸入盤 CD7枚組/ LP1枚)の発売を記念して、タワーレコード渋谷店にて、日本におけるグールド研究の第一人者、宮澤淳一氏をお迎えしたトーク& 試聴イベント『目で耳で楽しむグレン・グールド~ゴールドベルグ変奏曲1955 』を開催いたします。
1956年1月に発売されたグレン・グールドの最初のゴールドベルク変奏曲は、史上最も成功を収めたクラシック音楽のアルバムであり、録音史のアイコン的存在でもあります。グールドの生誕85年を記念し、グールド・エステイトの全面協力を得て発売される『グレン・グールド / ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』は、当時22歳だったグールドにとって米コロンビア・レーベルへのデビューとなったこの伝説的な録音が生み出された、1955年6月10日~16日の間の4日間にニューヨークのコロンビア30丁目スタジオで行なわれた録音セッションの全てを世界で初めて一つのパッケージに収めたボックス・セットです。また、280ページの別冊解説書はこれまでに類を見ない貴重な資料のオンパレードとなっており、この伝説的なセッションをめぐるグールド研究者のエッセイ、オリジナル・プロデューサーへのインタビューのほか、当時のコロンビア・レコードが保管していたさまざまな記録書類や関連資料の現物をスキャンした写真を掲載し、どのようにグールドのデビュー盤が作り上げられていったかについて、まるで歴史的遺産を扱うかのような緻密なドキュメンテーションがなされています。
今回のイベントは、日本におけるグールド研究の第一人者で、グールドに関する著訳書で知られる音楽評論家であり、今回のボックス・セットの特典「スペシャル日本語ブックレット」の解説と翻訳を手掛けられた宮澤淳一氏をお迎えし、ボックス・セットの発売の意義や、280ページ別冊解説書をめぐる諸事情、そして今回発売された実際の音源を試聴しながら、ボックス・セットを通じて改めて見えてくる「ゴールドベルク変奏曲 1955」の魅力を存分に語っていただきます。
▼『ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』(9月1日発売 輸入盤 CD7枚組/ LP1枚)