ジョージ・マイケルへのソニー・ミュージックからの追悼コメントが発表に。
ジョージ・マイケルの音楽偉業の数々も。
英ポップ・デュオ<ワム!>での活躍で知られる、英シンガー・ソングライターのジョージ・マイケルが12月25日、英オックスフォードシャー州の自宅で53歳という若さでお亡くなりになりました。Sony Music Entertainment UKから公式声明が出ましたのでお知らせいたします。
『George Michael was a supremely gifted artist and a true music icon. Sony Music had the privilege to have worked with him over several decades on a number of his legendary releases, and we join the world in mourning the loss of a great superstar. Our condolences go out to his family during this difficult time.』
『ジョージ・マイケルは極めて素晴らしい才能を持ったアーティストであり、真のミュージック・アイコンでした。数多くの彼の伝説的な作品を通じてこの数十年間彼と一緒に仕事ができたことはソニー・ミュージックにとって大変な名誉であり、世界の皆さんとともに偉大なスーパースターの逝去に対し、謹んで哀悼の意を捧げたいと思います。この非常に困難な時期を過ごされている彼のご家族には、心からのお悔やみを申し上げます。』
くしくも今年はワム!の結成(1981年)から35年、解散(1986年)から30年という1年で、更にソロ活動時にリリースされた『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス』の25周年アニバーサリー盤を2017年3月に発売することが発表され、リリースにむけて活動が活発になって来ている中での訃報となりました。1963年6月25日、英ロンドンに生まれたジョージ・マイケルは、1981年に<ワム!>を結成し、「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」、「フリーダム」、「ケアレス・ウィスパー」、「ラスト・クリスマス」などの大ヒットを連発。1986年のワム!解散後、80年代後半以降はソロに転向して活躍、「フェイス」、「フリーダム90」などのヒットを放ち、30年以上に亘るキャリアでの通算売上枚数は1億2000万枚以上を記録しています。 ここ日本でも「フリーダム」がカセットテープのCMで使用され、日本のアーティストのカバーなどもあり大ブレイク。特に1984年の「ラスト・クリスマス」は様々な記録を打ち立て、今もなおクリスマスの定番の代表曲として聴き継がれています。
シングル「ラスト・クリスマス」の記録
★シングル・セールスとしては、本国UKでこれまでに約180万枚。日本ではアナログ時代に66万枚、CDシングル時代に35万枚強のセールスとなっており、100万枚を超えるミリオンセラー・シングルとなっている。
★オリコン週間シングルチャート(洋楽部門)1988年12月第3週付より3 週連続1位(1980年代における首位獲得週数)*
★オリコン週間シングルチャート(洋楽部門)1990年12⽉第3週付より通算23週1位(1990年代における首位獲得週数)*
★1992年オリコン年間洋楽シングル・チャート1 位 *
★更に、<歴代シングル TOP100入り連続年数記録>として、1位:山下達郎「クリスマス・イブ」(1987~2017=31年連続)に続いての2位:ワム!「ラスト・クリスマス」(1989~98年=10年連続)(洋楽シングルでは歴代1位)という大記録を達成したシングルとなっている*。
*…オリコン調べ(oricon.co.jp)
その他
★2013年、イギリス国内でクリスマスの日に最もストリーミング数の多かった曲に。
★2016年、日本国内でクリスマスの日に、最もストリーミング数の多かった海外曲3曲に(spotify)
ジョージ・マイケルさんの訃報を受けて、「ワム!」の元メンバーのアンドリュー・リッジリーやエルトン・ジョン、ポール・マッカートニー、マドンナ、マライア・キャリーを始めとする多くのミュージシャンや著名人が、SNSで哀悼の意を表しています。マイケル・ジャクソンが“BAD”の魂で黒人音楽の垣根を飛び越えていた頃と同時期に、“FAITH(信念)”と共に白人音楽の壁を打ち破ったジョージ・マイケルは、80年代が生んだ最大のスーパースターの1人にして、POP音楽史上最高峰のシンガー・ソングライター。心よりジョージ・マイケルさんのご冥福をお祈りいたします。
ジョージ・マイケル|ディスコグラフィー ――― トータルセールス1億2000万枚 ―――
<ワム!>
アルバム
- ファンタスティック|Fantastic (1983年) - 英1位・米83位
- メイク・イット・ビッグ|Make It Big (1984年) - 英1位・米1位
- エッジ・オブ・へヴン|Music From The Edge Of Heaven (1986年) - 米10位
- ザ・ファイナル|The Final (1986年 ベストアルバム) - 英2位
- ザ・ベスト・オブ・ワム|If You Were There (The Best of Wham) (1997年ベストアルバム) - 英4位
シングル
- ヤング・ガンズ|Young Guns (Go For It!) (1982年) - 英3位
- ワム・ラップ!|Wham Rap! (Enjoy What You Do?) (1983年) - 英8位
- バッド・ボーイズ|Bad Boys (1983年) - 英2位・米60位
- クラブ・トロピカーナ|Club Tropicana (1983年) - 英4位
- ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ|Wake Me Up Before You Go Go (1984年) 英1位・米1位
- ケアレス・ウィスパー|Careless Whisper(1984年 ジョージ・マイケルのソロ名義。但し、日本やアメリカではワム!名義で扱われた。) - 英1位・米1位
★日本ではこの曲を西城秀樹さんが1984年に「抱きしめてジルバ」という曲名で日本語カヴァー。郷ひろみさんも同年「ケアレス・ウィスパー」というタイトルで日本語カヴァーをリリースしています。
- ラスト・クリスマス|Last Christmas (1984年) - 英2位 日1位(オリコン洋楽シングル)
- フリーダム|Freedom (1985年) - 英1位・米3位
★日本ではMAXELLカセットテープのTVCMに本人出演し、大きな話題になりました。今回の訃報を受けてMAXELLの公式ツイッターでも追悼コメントが発表になっています https://twitter.com/maxellJP/status/813222360060825600
クリスマスの英国から大変悲しい知らせ、1984年のカセットテープ「UDII」のテレビCMにご出演いただいたワム!のジョージ・マイケルさんがお亡くなりになられたとの報がありました。 ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。 故人の音楽が、どうか皆様の中で生き続けますよう。 pic.twitter.com/t2r0DYkSvQ
— maxell (@maxellJP) 2016年12月26日
- 恋のかけひき|Everything She Wants (1985年) - 英2位・米1位
- アイム・ユア・マン|I'm Your Man (1985年) - 英1位・米3位
- エッジ・オブ・へヴン|The Edge Of Heaven (1986年) - 英1位・米10位
- 哀愁のメキシコ|Where Did Your Heart Go? (1986年) - 米50位
- ア・ディファレント・コーナー|A Different Corner (1986年 ジョージ・マイケルのソロ名義) - 英1位・米7位
<ジョージ・マイケル>
アルバム
- フェイス|Faith(1987年、1stアルバム)- 英1位・米1位
- リッスン・ウィズアウト・プレジュディス|Listen Without Prejudice Volume 1(1990年、2ndアルバム)- 英1位・米2位
- オールダー|Older(1996年、3rdアルバム)- 英1位・米6位
- レディース・アンド・ジェントルメン|Ladies And Gentlemen(The Best Of George Michael)(1998年、ベストアルバム)- 英1位・米24位
- ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリー|Songs From The Last Century (1999年、カバーアルバム)
- ペイシェンス|Patience(2004年、4thアルバム)- 英1位・米12位
- トゥウェンティ・ファイヴ|Twenty Five(2006年、ベストアルバム)
- シンフォニカ|Symponica(2014年、5thアルバム)- 英1位
アルバム 『FAITH(フェイス)』の記録
★全世界累計2000万枚以上(全米では発売1 週間で100万枚突破)
★白人アーティストとして史上初、全米R&B アルバム・チャートNo.1獲得
★白人アーティストとして史上初、1989年アメリカン・ミュージック・アワードで、最優秀R&B男性アーティストと、最優秀R&Bアルバムを受賞
★1988年ビルボード年間アルバム/シングルチャート共にNo.1獲得
★1988 年、グラミー賞アルバム・オブ・ジ・イヤー受賞
★同一アルバムから6曲の全米TOP5シングル(うち4 曲が全米No.1)
★デビュー・アルバムにして全米・全英双方で1位を獲得 (イギリス人アーティストとしてはジョージ・マイケルが当時史上初)
シングル
- ケアレス・ウィスパー|Careless Whisper(1984年)- 英1位・米1位
- ア・ディフェレント・コーナー|A Different Corner(1986年)- 英1位・米7位
- 愛のおとずれ|I Knew You Were Waiting (For Me)(1987年、with アレサ・フランクリン)- 英1位・米1位
- アイ・ウォント・ユア・セックス|I Want Your Sex(1987年)- 英3位・米2位
- フェイス|Faith (1987年)- 英2位・米1位
- ファザー・フィギュア|Father Figure(1988年)- 英11位・米1位
- ワン・モア・トライ|One More Try(1988年)- 英8位・米1位
- モンキー|Monkey(1988年)- 英13位・米1位
- キッシング・ア・フール|Kissing A Fool(1988年)- 英18位・米5位
- プレイング・フォー・タイム|Praying For Time(1990年)- 英6位・米1位
- ウェイティング・フォー・ザット・デイ|Waiting For That Day(1990年)- 英23位・米27位
- マザーズ・プライド|Mother's Pride(1990年)- 米46位
- フリーダム'90|Freedom! '90(1990年)- 英28位・米8位
- ヒール・ザ・ペイン|Heal The Pain(1991年)- 英31位
- カウボーイズ&エンジェルズ|Cowboys And Angels(1991年)- 英45位
- 僕の瞳に小さな太陽|Don't Let The Sun Go Down On Me(1991年、with エルトン・ジョン)- 英1位・米1位
- トゥー・ファンキー|Too Funky(1992年)- 英4位・米10位
- サムバディ・トゥ・ラヴ|Somebody To Love(1993年、with クイーン)- 英1位・米30位
- キラー|Killer(1993年)- 米69位
- ジーザス・トゥ・ア・チャイルド|Jesus To A Child(1996年)- 英1位・米7位
- ファストラヴ|Fastlove(1996年)- 英1位・米8位
- スピニング・ザ・ホイール|Spinning the Wheel(1996年)- 英2位
- オールダー|Older(1997年)- 英3位
- スター・ピープル'97|Star People '97(1997年)- 英2位
- ユー・ハヴ・ビーン・ラヴド|You Have Been Loved(1997年)- 英2位
- アウトサイド|Outside(1998年)- 英2位
- アズ|As(1999年、with メアリー・J・ブライジ)- 英4位
- イフ・アイ・トールド・ユー・ザット|If I Told You That(1999年、with ホイットニー・ヒューストン)- 英9位
- フリーク!|Freeek!(2002年)- 英7位
- シュート・ザ・ドッグ|Shoot The Dog(2002年)- 英12位
- アメイジング|Amazing(2004年)- 英4位
- フロウレス|Flawless (Go to the City)(2004年)- 英8位
- ラウンド・ヒア|Round Here(2004年)- 英32位
- ジョン・アンド・エルヴィス・アー・デッド|John and Elvis Are Dead(2005年)
- イージア・アフェア|An Easier Affair(2005年)- 英13位
- ディス・イズ・ノット・リアル・ラヴ|This is Not Real Love(2006年)- 英15位
- ディセンバー・ソング(アイ・ドリームド・オブ・クリスマス)|December Song(I Dreamed of Christmas)(2009年)- 英14位
- トゥルー・フェイス|True Faith(2011年)- 英27位
- ユー・アンド・アイ|You and I (2011年)
- ホワイト・ライト|White Light(2012年)- 英15位