エリック・カルメン初のオールタイム・ベスト盤。18年ぶり新曲&日本のみボーナストラック6曲収録
類まれなるポップ・センス、メロディ・メイカー/ ピアノ・マン、
エリック・カルメンのラズベリーズ時代含むオールタイム・ベスト!
更に18年ぶりの新曲も収録!!
45年に及ぶキャリアを総括する2枚組。日本盤ボーナストラック6曲収録!
Eric Carmen エリック・カルメン
The Essential Eric Carmen エッセンシャル・エリック・カルメン
日本独自選曲/エリック自身の楽曲解説も収録!
ビートルズ、ビリー・ジョエル、カーペンターズ好きなら絶対聴いてほしい、
珠玉のメロディ、エヴァー・グリーンの輝き、永遠の名曲の数々。
エリック・カルメンの45年に及ぶキャリアを総括する2枚組オール・タイム・ベスト。ラズベリーズ時代の名曲(「ゴー・オール・ザ・ウェイ」「明日を生きよう」他)~ソロの名曲(「オール・バイ・マイセルフ」「恋にノー・タッチ」他)~映画書き下ろし曲(「ハングリー・アイズ」、「パラダイス~愛のテーマ」)など、大ヒット曲の数々を収録。音楽活動最初期、ラズベリーズ以前の幻のバンド、サイラス・エリーの音源、未発表ライヴ(1976年NY Bottom Line)、18年ぶりの新曲「ブランド・ニュー・イヤー」他初登場レア音源も収録。最新リマスター音源使用―「いままでと300%違う音になっている。聴けば鳥肌が立つに違いない」とエリック・カルメン自身も大絶賛。日本盤にはエリック自身が日本のファンのために選曲したボーナス音源6曲収録!
僕は16歳だった。学校にはウンザリだった。自分が何をしたいのかわからなかった。僕はギターを買った。僕は夢中になった。ロックン・ロールに――エリック・カルメン
類稀な才能に恵まれたシンガー/ソングライター、エリック・カルメンにできないことはない。彼は激しいロック・ナンバーを作り上げることに非凡なところをみせる一方で起伏に富んだバラードの作曲にも長けている。クラシック音楽の教育を受けた早熟の天才、エリックはザ・ビートルズ、ザ・ビーチ・ボーイズ、ザ・バーズ、レズリー・ゴア、ザ・フー、スモール・フェイセスといった1960年代のポップ・ミュージックの黄金期を支えたアーティスト/グループの作品に刺激を受け、その影響化で自身の音楽を形成していった。1970年代を代表するヒットメイカー、ラズベリーズの一員として、パワー・ポップの傑作に数えられる作品群を作り上げたエリックは、その後、ソロ・アーティストに転身し、さらに”All By Myself”や”Boats Against The Current”といった名曲を発表した。それは、いずれもラズベリーズの作品以上に複雑な編曲と念入りなハーモニー、クラシック音楽の要素を取り入れた、より壮大で洗練された作品に仕上がっていた。本作”THE ESSENTIAL ERIC CARMEN”はそんなエリック・カルメンの45年に及ぶ実り多いキャリアを記念してリリースされるもので、”Go All The Way”から”Make Me Lose Control”まで、これまでに彼が残してきた代表曲が網羅されている。
エリック・カルメン自身の曲解説&ブルース・スプリングスティーン、ポール・スタンレー(KISS)、
コートニー・ラヴ、スラッシュ他影響を受けた様々なミュージシャンからの特別コメントを日本盤ブックレット(全48P)に収録
●酷く過小評価されているけれどもラズベリーズは最高のパワー・ポップ・バンドだ。彼らが残した音楽はあのころのまま僕たちを最高に楽しませてくれるし、その魅力は些かも色褪せていない…”Overnight Sensation(Hit Record)”は今も抜群に刺激的だ。ミニ・ロック・オペラの傑作として語り継がれていくべき1曲だと思う
――ブルース・スプリングスティーン
●僕はオリジナル・メンバー4人のラズベリーズを(1973年に)カーネギー・ホールで見た。彼らは文句なしにすばらしかった。まるでクールじゃなくて、そこが却っていかしていた。ラズベリーズには彼らにしかない魅力があった。キッスの”Deuce”の冒頭のフレーズはラズベリーズから拝借した。僕は”Go All The Way”のまがい物を作ろうとした。で、結果的にあの曲ができたんだ
――ポール・スタンレー(キッス)
●わたしはラズベリーズを聴きながら育った。彼らは本当に、そう本当にすばらしいポップ・ソングを作っていた。ホールのアルバム”CELEBRITY SKIN”はラズベリーズの”サウンド”に強く影響を受けている。「もっとラズベリーズみたいに!もっとエリック・カルメンみたいに!」って
――コートニー・ラヴ
●子供のころからエリック・カルメンとラズベリーズの大ファンだった。エリック・カルメンっていう名前も知らないころから彼やラズベリーズの曲に夢中だった。あれから何年も経ったけれど、あのころ好きだった彼らの曲は今も大好きだ ――スラッシュ
●俺はセックス・ピストルズで演奏するパンク・ロッカーだったけれども、同時にパワー・ポップの熱烈なファンだった。ラズベリーズは大好きなバンドだった。リリースされたばかりの彼らのアルバム”SIDE 3″を聴いたときのことはよく覚えている。暇さえあればポール・クックと2人であのレコードを聴いていた。”Tonight”は特に好きだった。俺もポールもスモール・フェイセスの大ファンだった。”Tonight”はスモール・フェイセスのレコードによく似ていたが、本家よりも優れていた。スモール・フェイシズよりずっとメロディックだと思った。エリックの声もよかった。彼の歌声はスティーヴ・マリオットを想起させた
――スティーヴ・ジョーンズ(セックス・ピストルズ)
●”Go All The Way”がリリースされたころ、わたしは12歳だった。あのレコードは最初に自分で買ったシングル盤の中の一つだった。当時のわたしはまだ男の人を知らなかったけれど、エリック・カルメンとなら行くところまで行ってしまってもいいと思っていた。わたしにとってはエリック・カルメンがラズベリーズそのものでほかのメンバーは眼中になかった。黒っぽいベルボトムのジーパンに茶色いベルト、花柄のシャツ、それにカールした髪――あんなにすてきな人はほかに見当たらなかったもの
――シェリー・カーリー(ランナウェイズ)
●エリック・カルメンとラズベリーズは優れたパワー・ポップの見本を呈示した。すばらしいメロディ、魅力的なギター・フレーズ、聴き手の心に訴えるヴォーカルとハーモニー――そうしたものすべてをロックの持つ奔放なエネルギーと共に僕たちに届けてくれたのである。またカルメンは、秘密を打ち明ける天使のような繊細さと交響曲のような爆発的なエネルギーを兼ね備えた類稀な歌声の持ち主で、その二つを自由自在に使い分けることができる。彼こそ生きるロックの伝説である
――マシュー・スウィート
●ラズベリーズの音楽を初めて聴いた瞬間は今でも忘れていない。当時、僕はビッグ・スターのメンバーで、コンサートに出演するためにどこかの会場に向かっていた。そんなときラジオから”Go All The Way”が流れてきた。
そこにいたみんなが「こいつら、やるじゃないか」と感心していた。本当にすばらしい曲だと思った
――アレックス・チルトン
【収録曲】
DISC1
1 Get the Message/ゲット・ザ・メッセージ (Cyrus Erie) *
2 Go All the Way/ゴー・オール・ザ・ウェイ (Raspberries) (全米チャート5位)
3 I Wanna Be with You/明日を生きよう (Raspberries)
4 Let’s Pretend/レッツ・プリテンド (Raspberries)
5 Tonight/トゥナイト (Raspberries)
6 Overnight Sensation (Hit Record)/オーヴァーナイト・センセーション(Raspberries)
7 Sunrise/サンライズ
8 My Girl/愛しのマイ・ガール
9 All By Myself/オール・バイ・マイセルフ (全米チャート2位)
10 Never Gonna Fall in Love Again/ 恋にノー・タッチ (全米チャート11位)
11 Last Night/悲しきラスト・ナイト
12 Starting Over/素晴らしき再出発 (Live1976) *
13 That’s Rock ‘N’ Roll/すてきなロックン・ロール(Live1976) *
14 Run Away/ラン・アウェイ
15 She Did It/愛をくれたあの娘 (全米チャート23位)
16 Love Is All That Matters/恋のすべて
DISC2
1 Boats Against the Current/雄々しき翼
2 Marathon Man/マラソン・マン
3 Nowhere to Hide/つらい別れ
4 Change of Heart/チェンジ・オブ・ハート(全米チャート19位)
5 Hey Deanie/ヘイ・ディニー
6 Desperate Fools/デスペレート・フールズ
7 Someday/サムデイ
8 It Hurts Too Much/悲しみTOO MUCH
9 Foolin’ Myself (Single Version) /フーリン・マイセルフ★
10 Tonight You’re Mine/トゥナイト・ユア・マイン
11 I Wanna Hear It From Your Lips/噂の女 ★
12 The Way We Used to Be/あの頃の僕達
13 Hungry Eyes/ハングリー・アイズ(88年映画「ダーティ・ダンシング」挿入歌/全米チャート4位)
14 Make Me Lose Control/メイク・ミー・ルーズ・コントロール(全米チャート3位)
15 Brand New Year/ブランド・ニュー・イヤー(18年ぶり新曲)*
16 The Rock Stops Here (Rare 1986 45 RPM Single) ザ・ロック・ストップス・ヒア★ *
17 Almost Paradise (Winter Dreams Version) パラダイス~愛のテーマ ★
18 Long Live Rock & Roll (Early Demo of ‘Make Me Lose Control’) ロング・リヴ・ロックン・ロール★ *
19 Brand New Year (Alternate Mix) ブランド・ニュー・イヤー ★ *
★=日本のみのボーナストラック
*=初CD化
【バイオグラフィー】
1949年8月11日オハイオ州クリーヴランドに生まれる。幼い頃からクラシック音楽に親しみ、同時にビートルズやビーチ・ボーイズといったポップ・ロックにも夢中になる。60年代中頃からローカル・バンドで活動するようになり、1969年にサイラス・エリー、クイックといったバンドでプロとしてレコーディング活動を開始。71年にはラズベリーを結成し、キャピトル・レコードと契約。ビートルズやザ・フーなどの影響も感じられる切ないメロディ・ラインとポップなサウンドは注目を集め、「ゴー・オール・ザ・ウェイ」や「明日を生きよう」など、ヒット曲を放ったが、74年に解散。4枚のアルバムを残した。エリックは75年にはソロ・アーティストとしてアリスタ・レコードと契約。この年、「オール・バイ・マイセルフ」で全米第2位の大ヒットを放つ(日本でもこれまでにCMで何度か使用されている)。その後も「恋はノータッチ」「サンライズ」など、ヒット曲を次々のチャートに送りこんだ。1978年に世界歌謡祭のゲストで来日。翌年には来日公演を果たす。84年映画『フットルース』のために書き下ろした“Almost Paradise”(愛のテーマ)」が大ヒット。85年にはゲフィン・レコードに移籍し、『エリック・カルメン』を発表。88年に映画『ダーティ・ダンシング』のサウンドトラックに提供した「ハングリー・アイズ」が全米第4位に上昇するヒットとなる。90年代に入ってからは目立った活動はしていなかったが、98年に久しぶりの新作を発表。ラズベリーズとしては2005年にリユニオン・ツアーを行い、そのライヴ盤も発売された。
【ディスコグラフィー】
<Raspberries>
ラズベリーズ Raspberries (1972)
明日を生きよう Fresh Raspberries (1972)
サイド3 Side 3 (1973)
素晴らしき再出発 Starting Over (1974)
<Solo Albums>
サンライズ Eric Carmen (1975)
雄々しき翼 Boats Against the Current (1977)
チェンジ・オブ・ハート Change of Heart (1978)
トゥナイト・ユア・マイン Tonight You’re Mine (1980)
エリック・カルメン Eric Carmen (1984)
夢の面影 Winter Dreams(1998)