ELOへの愛情あふれる著名人コメントが到着。
15年振り新作『アローン・イン・ザ・ユニバース』本日11/18発売。
ビートルズ『アンソロジー』(1995年)、ポール・マッカートニー『フレミング・パイ』(1997年)、ジョージ・ハリスン『クラウド・ナイン』(1987年)、『ブレインウォッシュド』(2002年)、リンゴ・スター『タイム・テイクス・タイム』 (1992年)といったそれぞれのソロ作、トラヴェリング・ウィルベリーズ等のプロデューサーとしても歴史的作品を生み出した「最もビートルズに近い男」、そして、史上最高のメロディ・メイカーの一人でもあるポップの魔術師ジェフ・リン率いるELOの15年振りの新作『アローン・イン・ザ・ユニバース』が本日11月18日に日本発売となった。発売に際して、日本のミュージシャンや関係者からELO、ジェフ・リンへの愛情溢れるコメントの数々が到着、本日からELOの日本公式サイト(本サイト)にて掲載。
以下、五十音順・敬称略。
●伊藤銀次
ああ、やっぱりこれだよ。おもわず「おかえり!」と声をかけたくなったこのバンド・サウンド。もう聴けないと思っていた。ソロ名義の世界も好きだったけど、やっぱりジェフはこの世界を続けてくれなくっちゃあ。おまけにビートルズ愛をもろになびかせてのうれしい新作。これからのポップス・シーンを作っていく若者たちにもその背中をぜひ見せたくなりました。
●岩本晃市郎 a.k.a 岩本“ELO”市郎(ストレンジ・デイズ)
美しいメロディに広がりのあるアレンジ。あるいはキャッチーなチューンに彩られたビート・ポップ。60年代から80年代のブリティッシュ/アメリカンなポップ・スタイルのすべて──ロイ・オービソン、ボブ・ディランからビートルズまで。さらにR&Bのフレイヴァーとプログレッシヴ・ロック的要素を打ち出すアーティスト、それがELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)であり、ジェフ・リンなのだ。ニュー・アルバム『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』は、そんなジェフ・リンの音楽的要素がすべて詰め込まれた新作であり、ELOの歴史を俯瞰するための最適な一枚でもある。文句なく2015年の最もポップなロック・アルバム!!
●風祭 東
コード進行とベースの行き方、ギターのリフやそれぞれの楽器の音色、そしてメロディ・ラインにコーラス、どれをとってもジェフ・リンのELO。いろんな時代のいろんなアルバムを彷彿とさせる。「ホエン・アイ・ワズ・ア・ボーイ」はもちろんだが「オール・マイ・ライフ」のようなジェフ・リンの曲に痺れてしまう。またデラックス・ヴァージョンの「ブルー」、日本盤ボーナス・トラックの「オー・マイ・マインド」などなんで正規に入れなかったんだ!? とまぁ『Zoom』以来15年ぶりの今回も僕好みのエロ(ELO)~いアルバムだ!?
●サエキけんぞう
衝動としてのポップ・・・!ビートルズ体験とは、あるショック性を秘めた音楽体験だったことを想い出させるこの手応え。ただビートルズっぽいのとは、わけが違う。なぜ今、この音を選ぶのか?レトロではない新しく強い快楽が伝わってくる。FAB4復活ではなく、今のELOがそこにある。
●杉 真理
ジェフ・リンは本当に軸がぶれない人だ。今回の素晴らしいアルバムも、どこを切ってもELO(ジェフ・リン)の美味しさが満載である。キャッチーを通り越して昔から慣れ親しんで来た錯覚をおぼえるメロディ、予想通りだっだり予想を裏切ったりしながらも必ずガツンと来る曲の構成、それが3分台に凝縮されている(4分台の曲はナシ)。これこそELOのポップスだ。それにこのアルバムの曲達はどの時代のELO=ジェフ・リンにもアクセス出来る質感とクオリティを持っている。ヒット曲を連発していたアルバム『Eldorado』から『Out Of The Blue』あたりのマジカルなポップ感、 『Discovery』の70年代ディスコ感、その後のELO風シンセ感、トラヴェリング・ウイルベリーズのバンド感、果てはジェフがプロデュースしたロイ・オービソン作品へのオマージュ(泣けます)、ソロ アルバムのかっこいいビート感、それらが散りばめられているからジェフの長年のファンはハッピーになれる。逆にこのアルバムでELOを知った人は、どの時代のアルバムに戻っても違和感がないだろう。そんな事が可能なのは”When I was a boy, I had a dream”と歌うジェフ・リンの夢の軸が少年の頃から全くぶれなかったからだろう。尊敬してます。
●萩原健太
ロイ・オービソンの遺作『ミステリー・ガール』が出た89年。収録曲中3曲のプロデュースをジェフ・リンが手がけたあのアルバムについて、我が師・大滝詠一は“これ、ジェフ・リンの10年越しのタネ明かしだな”と謎解きしてくれたものです。『ミステリー・ガール』を聞くとジェフ・リンが79年、ELOで放ったヒット「コンフュージョン」がもろオービソンだったことがわかる、と。そんな指摘を受けて目から鱗。それまで熱心なビートルズ・マニアの一人、くらいにしか思っていなかったジェフ・リンが、実は米ポップスの奥義にも精通したサウンド・クリエイターだったことを思い知り、以来、ぼくはELOの深みにますますハマっていったのでした。新作『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』でも英米を股にかけたジェフ・リンの雄大なポップ・マジックは健在。オーギュメントとディミニッシュ・コードの雨あられ。
大滝さんにも聞かせてあげたかったです。
●藤本国彦(『ビートルズ・ストーリー』編集長)
ジョン・レノン=ビートルズでも、ポール・マッカートニー=ビートルズでもない。でも、ジェフ・リン=ELOと言ってしまってもいいでしょう。新作『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』は、どこを切っても、誰が聴いてもELO&ジェフ・リンにしか生み出せないポップ・ミュージックが満載されている。しかも、トラヴェリング・ウィルベリーズも含めて、これまでの音楽活動の集大成とも思える内容は、まるで『ベスト・オブ・ELO&ジェフ・リン』の趣だ。ジェフ・リンの生み出すポップ・マジックに身を委ねる多幸感。その心地好さと言ったら!
●松尾清憲
1曲目「When I Was a Boy」が流れた時、本当に帰ってきたんだなー、あのELOが!と思いました。そしてジェフ・リンの曲をはじめて聴いたのは僕がまだBoyの頃だったなと思ってじんときました。輝き続けるポップの旋律に、乾杯!!
●松村雄策
新しいELOの出発である。かつてのように音をがちがちいっぱいに詰め込まずに、手作り感があるサウンドは美しい。これは明らかにジョージ・ハリソン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターのプロデュースをした結果だろう。最大の目標だったビートルズをプロデュースして、ジェフ・リンはひとりのミュージシャンになったのである。「ホエン・アイ・ワズ・ア・ボーイ」や「アローン・イン・ザ・ユニヴァース」からは、ジョン・レノンの匂いも感じる。新しいジェフ・リンが歩き始めたのである。
●本秀康 (イラストレーター/漫画家)
すごい!聴きたいジェフ・リン・サウンドが全て詰まってます!ELO名義のときのジェフ・リンのサービス精神には頭が下がります。まさか、いつまでも変わらない見た目もファンサービス?
●難波弘之
いやあ、バタバタしていてコメントを寄せるのが遅くなり、皆さんの素晴らしい文章を読んで唖然!さすがマニアックな皆さんに、全て言い尽くされてしまいました(笑)。とにかく黙って聴け、ということに尽きますね。
新作から第一弾シングル「ホエン・アイ・ワズ・ア・ボーイ」はビートルズに憧れていた少年時代からの夢と自らの音楽人生を振り返りながら、音楽の持つ力を訴える音楽讃歌。ニュー・アルバムのオープニングを飾るこの曲は、まさに溢れんばかりのビートルズへの敬意と愛情を感じるエヴァ―グリーンのメロディ。その日本語対訳字幕付きの映像も公開されている。
ビートルズに憧れた少年時代の夢を乗せて—「ポップの魔術師」ジェフ・リン率いるELO、15年ぶりの新作を発表。smarturl.it/ELOalone
Posted by Legacy Recordings JP on 2015年11月7日
※シングル「When I Was A Boy」 (Official Music Video:字幕なし)はこちら
著名な音楽評論家でもある米ローリングストーン誌のデヴィッド・フリッケ氏は新作について「『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』の収録曲は、メロディ、音の感触、リフなどが『エルドラド』(1974年)、『フェイス・ザ・ミュージック』(1975年)、『オーロラの救世主』(1976年)、『アウト・オブ・ザ・ブルー』(1977年)、『ディカバリー』(1979年)といったELOの黄金時代の名作を彷彿とさせるが、ELOの素晴らしい音楽的レガシーを復活させるだけでなく、同時に進化させている」と語っている。ELOは現在アメリカでプロモーション・ツアー中。11/20にはNYの Irving Plaza、11/24にはLAのThe Fondaで発売記念のスペシャル・ライヴを行なう。チケットは即完売。2016年春から33年振りのヨーロッパ・ツアーもスタートするが、先週チケット発売後こちらもSOLD OUT続出で、ロンドンのO2アリーナ公演は早くも追加公演が発表された。全世界でELO復活の気運が盛り上がってきている。
【商品情報】
アーティスト名:ELO
タイトル:『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』
2015年11月18日発売 日本盤:高品質BSCD2仕様/日本のみのボーナストラック収録決定!
●Deluxe version:3Dレンティキュラー仕様 13 曲収録SICP-30890 ¥3,000+税 (デラックス盤ボーナストラック2曲+日本のみのボーナストラック1曲収録)
●Standard Version:11曲収録 SICP-30891 ¥2,500+税 (日本のみのボーナストラック1曲収録)
収録曲
1 ホエン・アイ・ワズ・ア・ボーイ (1st single)
2 ラヴ・アンド・レイン
3 ダーティ・トゥ・ザ・ボーン
4 ホエン・ザ・ナイト・カムズ
5 ザ・サン・ウィル・シャイン・オン・ユー
6 エイント・イット・ア・ドラッグ
7 オール・マイ・ライフ
8 アイム・リーヴィング・ユー
9 ワン・ステップ・アット・ア・タイム
10 アローン・イン・ザ・ユニバース
11 フォルト・ライン*
12 ブルー*
13 オン・マイ・マインド**
*Deluxe Versionのみ収録
**日本盤CDのみのボーナストラック
【バイオグラフィー】
ELOはビートルズへの愛情とロックとクラシックを融合させた独自の音楽スタイルで70~80年代を席巻。71年結成以来、86年の『バランス・オブ・パワー』まで12枚のアルバムを残し解散。2001年 『ZOOM』で一度復活。ELOとして全世界で5000万枚以上のトータルセールスを記録。74年から81年の間、次々にマルチミリオンセールス記録していたELOは全米・全英で20曲以上のトップ40入りヒットを放ち。当時ギネスで“最もTOP40ヒットが多いアーティスト”という記録を残した。日本では「トワイライト」がドラマ“電車男”の主題歌に起用されたり、「ミスター・ブルー・スカイ」がCMに使用されるなどおなじみの楽曲も多い。他「ザナドゥ」「シャイン・ラヴ」「ドント・ブリング・ミー・ダウン」 「コンフュージョン」「ロンドン行き最終列車」なども大ヒットした。また、ジェフ・リンはグラミー賞を受賞したスーパーグループ、ザ・トラヴェリング・ウィルベリーズの結成メンバーでもあり、音楽史上最も名高いプロデューサーのひとりでもある。彼はザ・ビートルズ、ロイ・オービソン、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、トム・ペティ、ジョー・ウォルシュなど数多くの伝説のアルバムのプロデュースを手がけ、コラボレーションを行なってきた。2015年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム受賞。聖ユダヤ小児研究病院 (St. Jude Research Hospital)、MusiCares(NARAS傘下の音楽関連チャリティ財団)、H.E.A.R.T. (Helping Ease Abuse Related Trauma、虐待関連トラウマ緩和支援団体)といった団体に積極的に支援活動を行う人道主義者でもある。2015年11月、15年振りの新作『アローン・イン・ザ・ユニバース』を発表。2016年にはワールド・ツアーが予定されている。
●ELO33年振りのヨーロッパ・ツアー 2016 Alone In The Universe Tour Schedule