デス・イン・ヴェガス
94年に中心人物であるリチャード・フィアレスとスティ−ブ・ヘリア−2人で結成。

97年、物議をかもしたタイトルで知られるデビュー作”デッド・エルヴィス”を発表。マッシブ・アタックやケミカル・ブラザーズらと英米ツアーを重ねるなど精力的な活動を重ねる。99年、スティーブに代わり、デビュー時からリチャードのリミックス作品の殆どに参加してきたティム・ホルムズが参加し、2NDアルバム”ザ・コンティーノ・セッション”を発表。この作品からの最初のシングルカットとなった”Aisha”は全英アルバムチャートトップ10入りを記録し、またこの年グラストンベリー・フェスにて魅せたその強力なパフォーマンスが、”ベスト・アクト”の称号を与えらるなど圧倒的な存在感を見せつける。クラブシーンはもちろん、その独特なアナログ感のあるサウンドは、ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)、アンディー・ウェザオール、ケヴィン・シールズ(マイ・ブラディー・ヴァレンタイン)、からポール・ウェラー、リアム・ギャラガ-(オアシズ)、に至るまで数多くのミュージシャンからも支持を得ているが、これは彼らがいかに英オルタナティブ・シーンにて重要なポジションに位置しているかを端的に示すものであろう。また、メンバーのリチャードはジャケット・アート・ワーク、プロモーション・ビデオ、そしてホームページのデザインに至るまで、あらゆるヴィジュアル・ワークのディレクションを手がけており、それらに映し出させる彼独特の感性はアート・コンシャスな人々から評判が高い。



今作の内容:

前作”ザ・コンティーノ・セッション”ではイギ−・ポップ、ボビー・ギレスピー、ジム・リードそしてドットアリソンら豪華及び異色ゲストの面々が話題となったが、今回もリアム・ギャラガ−、ポール・ウェラー、デトロイト・アンダーグラウンドシーンの注目株のアダルト、EX.マジスターのホープ・サンドヴァル、そしてドット・アリソンというゲスト陣はより豪華且つその組み合わせも更にユニークなものとなっている。前回も豪華なゲストの面々がデスベガ・ワールドに取り込まれているその様は見事であったが、今回もそれぞれのゲストがそれぞれのトラックでいつもとは違った役回りを果たし、デスベガワールドの一部をなしている姿は必聴だ