デイヴィッド・ジンマン
1936年アメリカ生まれ。オバーリン大学を卒業後ミネソタ大学に進み作曲を学ぶ。タングルウッドで名指揮者ピエール・モントゥーの目にとまり、彼のアシスタントとして研鑚を積む。1967年フィラデルフィア管弦楽団を指揮してアメリカ・デビューを飾り、この頃から世界各地のオーケストラへの客演活動が始まる。ロチェスター・フィル、ロッテルダム・フィル、オランダ室内管弦楽団のポストを歴任し、1995年~1996年のシーズンからは、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に就任している。

トーンハレ管弦楽団とアルテ・ノヴァ・レーベルに録音した「ベートーヴェン:交響曲全集」は、モダン・オーケストラとしては初めてジョナサン・デル・マール校訂になるベーレンライター批判校訂版の楽譜を使用した録音で、その斬新な解釈は世界中の音楽ファンに感動と衝撃を与え、ベストセラーを記録した。現在は、リヒャルト・シュトラウスの「管弦楽曲全集」が進行中である。