大回顧展「DAVID BOWIE is」 プレミアム・トークショー第三弾開催
ボウイの撮影を多く担当したミック・ロック氏が登場
DAVID BOWIE is 日本展実行委員会は、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」デヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展「DAVID BOWIE is」(会期:2017年1月8日~4月9日、会場:寺田倉庫G1ビル)を開催しています。
いよいよ会期も残り後一ヶ月を切った「DAVID BOWIE is」。3月11日(土)にはその日本展開催を記念した「DAVID BOWIE is ~プレミアム・トークショー」の第三弾が、ゲストに写真家のミック・ロック氏、聞き手にラジオパーソナリティでおなじみのクリス・ペプラー氏を迎えて行われました。
このイベントはデヴィッド・ボウイと時代を共にした4人のクリエーター、鋤田正義氏、山本寛斎氏、ミック・ロック氏、高橋靖子氏(出演順)を2月27日(日)、3月5日(日)、11日(土)、19日(日)の各日程1名ずつ迎え、デヴィッド・ボウイのクリエイティブの本質に迫るトークショーで、チケットは好評につき完売しております。
トークショーでは、デヴィッド・ボウイをはじめ、ルー・リード、クイーンなどを手がけたことから『70年代を写した男』との異名を取り、今もなお現代のアイコン達を撮り続ける伝説的フォトグラファーのミック・ロック氏がボウイとの創作活動振り返り、ボウイとともに時代を切り開いてきた活動の秘話や、写真・映像撮影などを通して感じたことなど、この日にしか聞くことのできない内容が語られました。
トークショーは、ボウイがまだレコード契約のないキャリア初期に出会った頃の話からスタート。ついで、2015年にリリースされた写真集『The Rise of David Bowie 1972-1973』について「二人だけで相談し形にした。(写真集に収録するため)僕が選んだ写真に対してボウイは一言“ファンタスティック”とだけ言ってくれた。ボウイはそのキャリアを通していつどんな写真を撮っても完璧な被写体であり続けた」と振り返りました。
途中からは、ミック・ロック氏が撮影した写真をモニターに写し、その解説をする形で進行。ボウイが活動を始めた初期の頃に雑誌の撮影で撮った写真を見ながら「当時の僕は雑誌からの依頼はどうでもよくて、とにかく被写体が気に入ってくれればそれで良いと思って撮っていた」と話し、その時にボウイがマネージャーに「ミックは僕が自分自身を見ているように、僕を見てくれている」と話していたのを聞き、「すごく嬉しかった」とコメント。続けて、ボウイがメイクをしている楽屋を撮影した写真に関して、1973年の初来日の際に坂東玉三郎氏と会い、直々にプレゼントされた舞台用の化粧道具を使用している様子であることや、この出会いがボウイにとって重要だったことを紹介。73年にロンドンで行われたパフォーマンスの写真が映し出されると「今見ても古臭くないのがボウイのすごいところ。色あせない」とコメント。ボウイがミック・ロンソンとツアーの移動電車内で食事をとっている写真を見ながら、当時の二人が活動の手応えを感じている様子がわかる好きな写真である、と当時のエピソードを交えて語ってくれました。
他にも撮影当時の秘話などが話され、会場のお客さんは貴重なエピソードに聞き入っていました。最後、クリス・ペプラー氏から「ボウイはどのような存在だったか?」と聞かれ「僕にとっては友人。とっても頼りになる存在。友情は全く変わらず付き合ってくれて、兄弟のように愛していた。彼を見て、彼の写真を撮って多くのことを学んだ。彼のインタビューはとにかく面白かった。そういった素晴らしい存在だった。どうか神のご加護が彼にありますように」と締めくくりました。
3月15日(水)~28日(火)に伊勢丹新宿店メンズ館で開催される『British Week』でスペシャルプロモーション「DAVID BOWIE is IN FASHION」を実施。同館に8Fのチャーリー・ヴァイスのギャラリーにおいてミック・ロックの写真集『The Rise of David Bowie 1972-1973』に収録された写真の中からお好みの写真がご購入できる企画などを展開します。
また、ミック・ロック氏の作品も多数展示する「DAVID BOWIE is」は会期残り1ヶ月を切り、4月9日(日)まで天王洲の寺田倉庫G1ビルで絶賛開催中です。ミック・ロック氏が撮影した写真や映像など、本展でしか見られない貴重な展示作品の数々を是非、会場でご覧ください。
*プレミアム・トークショーのチケットは完売しております。
•大回顧展「DAVID BOWIE is」