guitar legend series

PICK UP LEGENDS

SANTANA

 カルロス・サンタナ率いる「サンタナ」がデビューしたのは1969年。デビュー・アルバム『サンタナ』はいきなり全米チャート4位の大ヒットを記録する。10代の頃にラテン・ジャズやブルースに傾倒していたカルロスはロックとラテン音楽を融合した独自の「ラテン・ロック」を確立し、以後、数々のヒット作品を世に送り出していく。
 一聴してわかるカルロスの官能的で魔法のような美しいギターの音色は他の追随を許さない。まさに正真正銘の天才と評するにふさわしいアーティストがカルロス・サンタナなのだ。過去グラミー賞10回、ラテン・グラミー賞3回受賞している自他ともに認めるスーパー・スター。

ROBERT JOHNSON

 1911年、ミシシッピ州ヘイズルハースト生まれ。超人的なテクニックを得ることと引き換えに、十字路で悪魔に魂を売り渡したという“クロスロード伝説”で知られるブルース・シンガー&ギタリスト。デルタ・ブルースの第一人者と注目を浴びている中、27歳の時に不倫が発覚し、それが原因で毒殺されたと言われている。
 その短い生涯にレコーディングした曲は僅か29曲。誰にも真似のできないグルーヴ感溢れるギター・テクニックとヴォーカルはエリック・クラプトンやキース・リチャードも憧れた、まさに人類の音楽遺産。ブルースの垣根を越え、全てのロック・ミュージックの源流とも言えるサウンドを残した人物がロバート・ジョンソンだった。

JOHNNY WINTER

 1944年、テキサス州生まれ。地元のクラブ・サーキットで頭角を現していたジョニーが、1968年、音楽誌「ローリング・ストーン」で紹介されたことをきっかけに、コロンビアとの契約が実現、その契約金額から「100万ドルのギタリスト」と謳われた。
 白人でありながら、黒人音楽であるブルースをプレイし続けた永遠のブルースマン、ジョニー。トレードマークのギブソン“ファイヤバード”で弾きまくる姿は「白い炎」とも形容され、常に熱狂的なファンを燃え上がらせてきた。様々な理由から来日公演は不可能であろう、と噂されていたが、2011年4月に初来日公演が実現し話題を呼んだ。その後も精力的に活動を続けていたが、2014年7月16日、スイスのツアー中に急逝。

STEVIE RAY VAUGHAN

 1954年10月3日、テキサス州ダラス生まれ。兄の影響でロックンロールやブルースを聴くようになり、8歳でギターを弾き始める。78年にダブル・トラブルを結成。
 82年、出演した“モントリオール・ジャズ・フェスティバル”の演奏を聴いたデヴィッド・ボウイの目に止まり、ボウイのアルバム『レッツ・ダンス』に参加。その強烈なブルース・ギターが注目されることになり、メジャー・デビューを掴み取る。トレードマークのストラトキャスターから放たれる、豪速球、直球ど真ん中なブルースを基本とした彼のスタイルは、ブルース・ロックに新たな潮流を起こし、ギター・ヒーローとして確固たる地位を築いていったのだった。1990年、ヘコプター事故のため、35歳の若さで急逝。

DEREK TRUCKS

 1979年6月8日 生まれ、フロリダ州ジャクソンヴィル出身。9歳でギターを始めると、瞬く間にギターの天才児と呼ばれるようになり、プロとしてデビュー。エリック・クラプトンがその才能を認めた稀代のスライド・マスター。ベテラン勢が活躍をするスライド・ギターの中でも現代から未来を担っていく存在だ。
 その切れ味鋭いスライド・ギター・プレイは、故デュエイン・オールマンの影響を強く受けているが、偉大なる先輩の模倣に終わることなく、コルトレーンなどといったジャズ・プレイヤーなど幅広い音楽性を取り込み、独自のスタイルを創り上げている。現在は妻であるスーザン・テデスキと共にテデスキ・トラックス・バンドとして活躍をしている。

MUDDY WATERS

 1915年4月4日、ミシシッピ州ローリング・フォーク生まれ。“シカゴ・ブルースの父“と称された巨匠。1940年代後半に急速に発展した、エレクトリック・ギターを擁したバンドによるブルース。ギター、ベース、ドラムス、ピアノ、ハーモニカを基本編成としたアンサンブルが、後のロック・バンドの手本となったことはよく知られているが、そのバンド・スタイルをシカゴにおいて磨き上げた最大の立役者がマディ・ウォーターズだった。
 生まれ育ったミシシッピで腕を上げたマディは、30歳の頃に大都会シカゴへ。精力溢れるヴォーカルとミシシッピ仕込みのスライド・ギター、そしてシカゴで身につけたバンド・サウンドに馴染むギター・スタイルを確立した。あのザ・ローリング・ストーンズのバンド名がマディのヒット曲「ローリング・ストーン」に由来していることは有名な話。

BUDDY GUY

 1936年、ルイジアナ州レッツワーク生まれ。60年には名門チェスと契約、次々と名演を残す。80年代には一時活動が停滞して表舞台から遠のくが、91年に発表した『アイ・ガット・ザ・ブルース』でグラミー賞のベスト・コンテンポラリー・ブルース・アルバムを受賞し、見事復活を遂げる。
 水玉模様のストラトキャスターから放たれるアグレッシヴでハイテンションなギター・プレイは若者をも熱狂させる魅力に溢れており、今年81歳となる「現役最高のブルース・ギタリスト」に“枯れた”という言葉は不要。長きに亘る活動でロック・シーンにブルースという音楽の素晴らしさを伝え、アメリカ黒人社会の中で親しまれていたブルースを肌の色や世代を超えて広めた功績は大きい。

TAJ MAHAL

 1942年ニューヨーク生まれのマサチューセッツ育ち。父親は西インド諸島出身のジャズ・ミュージシャン、母親はゴスペル・クワイアのメンバー。子供の頃にはカリビアン・コミュニティの中で暮らす。60年代にロサンゼルスに移り、64年にはライ・クーダーらとライジング・サンズを結成。バンドはシングル盤のみで65年に解散。
 68年にソロ・デビュー。ブルースの伝統と自身のカリビアン・ルーツを結びつけ、ワールド・ミュージックとしてのブルースという、それまでにない視点から音楽を作り上げたタジズ・ワールドを展開。90年代にはストレートなブルースにフォーカスした活動も行いつつ、一方でハワイに移り住み、ハワイアンも取り入れ、さらにインドやアフリカのミュージシャンともコラボレートという、唯一無二の活動を続けている。

LINE UP

サンタナ
サンタナ
天の守護神
サンタナⅢ
キャラバンサライ
ロバート・ジョンソン
キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ
キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ VOL.2
スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル
テキサス・フラッド~ブルースの洪水
テキサス・ハリケーン
ライヴ・アライヴ
ジョニー・ウィンター
ジョニー・ウィンター
ライヴ
狂乱のライヴ
リック・デリンジャー
オール・アメリカン・ボーイ
マディ・ウォーターズ
ハード・アゲイン
マディ“ミシシッピ”ウォーターズ・ライヴ
デレク・トラックス・バンド
デレク・トラックス・バンド
ソングラインズ
オールレディ・フリー
タジ・マハール
タジ・マハール
ジャイアント・ステップ、ディ・オール・フォークス・アット・ホーム
ライジング・サンズ feat. タジ・マハール&ライ・クーダー
ライジング・サンズ
バディ・ガイ
アイ・ガット・ザ・ブルース
フィールズ・ライク・レイン
ケブ・モ
ジャスト・ライク・ユー
スロー・ダウン
ブラムホール
ジェリークリーム
ドイル・ブラムホールⅡ&スモークスタック
ウェルカム
サニー・ランドレス
サウス・オブ・I-10
ジェフ・ヒーリー・バンド
ヘル・トゥ・ペイ
スティーヴ・モーズ
ストレス・フェスト
シュギー・オーティス
フリーダム・フライト
インスピレーション・インフォメーション
デイヴ・メイスン
忘れえぬ人
ライヴ~情念
デラニー&ボニー
D&Bトゥゲザー
ジェシ・エド・デイヴィス
キープ・ミー・カミン
フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ
ライヴ
マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー
フィルモアの奇蹟
フリートウッド・マック
英吉利の薔薇
マウンテン
勝利への登攀
ナンタケット・スレイライド
ロニー・ジョンソン
ステッピン・オン・ザ・ブルース
ブッカ・ホワイト
パーチマン・ファーム
ブラインド・ウィリー・ジョンソン
ザ・コンプリート Okeh レーコンディグス
サン・ハウス
ファーザー・オブ・フォーク・ブルース
ミシシッピ・ジョン・ハート
アヴァロン・ブルース 1928 Okeh
メンフィス・ミニー
フードゥー・レディ
ビッグ・ビル・ブルーンジー
ビッグ・ビルズ・ブルース
チャーリー・クリスチャン
オリジナル・ギター・ヒーロー
ヴァリアス
スライド・ギター

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1枚 ¥1,000+税 / 2枚組 ¥1,500+税

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