セザリア・エヴォラ
セザリア・エヴォラ、1941年8月27日生まれ。

若いころから地元のクラブで歌っており、当時から「裸足のディーヴァ」として人気を博していた。いったんポルトガルに渡ったが、そこでは大きな成功をもたらすことなく帰国。1988年パリに渡り制作したアルバム「La Diva aux pied nus」で、一躍成功を手中に収めた。

カボ・ヴェルデ独特の“モルナ”と呼ばれるポルトガルのファドとアフリカン・ブルースが融合した哀愁のバラードとセザリア独特のソフト・タッチの歌声がもたらす寂寥感は、唯一無二のものであり、地元やフランスだけでなく世界中にファンを持つ。ビル・ゲイツやマドンナ、若い世代のClub DJやミュージシャンなど、アルバムを出すたびに彼女を敬愛する人々が増えている。

1995年「Cesaria」がグラミー賞ベスト・ワールド・ミュージック・アルバムにノミネートされ、2004年には「Voz d’Amore」(日本では2004年3月にジェネオン エンタテインメントからリリース)で、グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバムを受賞しているほか、国際連合世界食料計画(WFP)の大使にも任命されている。

2006年3月にフランスで発売された「rogamar」を携え、5月にはフランス国内で大規模なツアー。夏にはアメリカでのツアーも行われた。間断なくコンサートの予定が入っている、世界を飛びあるく歌姫だ。