『チャプター・アンド・ヴァース』アルバム紹介
全ての物語には始まりがあった。
熱き才能が未来に向かって走り出す・・・我等は目撃者となった。
ブルース・スプリングスティーン
『チャプター・アンド・ヴァース』
Bruce Springsteen/Chapter and Verse
2016年9月23日発売 (US9/23) SICP- 4985 \2400+税 解説・歌詞・対訳付
解説:五十嵐正 対訳:三浦久氏
ボス初の自伝本に合わせた“音楽自叙伝”『チャプター&ヴァース』を67歳の誕生日9/23に発売!
デビュー前の超貴重な未発表曲を含む、自ら選曲した最重要曲を収録。
16歳の時の人生初レコーディング「Baby I」を含む5曲の未発表曲が遂に初登場!
自伝本『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』の日本発売も9/27に決定!
<収録曲>
1. Baby I — The Castiles
ベイビー・アイ ― ザ・キャスティールズ (未発表曲)
(recorded May 2, 1966, at Mr. Music, Bricktown, NJ; written by Bruce Springsteen and George Theiss; previously unreleased)
2. You Can’t Judge a Book by the Cover — The Castiles
ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー ― ザ・キャスティールズ (未発表曲)
(recorded Sept. 16, 1967, at The Left Foot, Freehold, NJ; written by Willie Dixon; previously unreleased)
3. He’s Guilty (The Judge Song) — Steel Mill
ヒーズ・ギルティ(ザ・ジャッジ・ソング)― スティール・ミル (未発表曲)
(recorded Feb. 22, 1970, at Pacific Recording Studio, San Mateo, CA; previously unreleased)
4. Ballad of Jesse James — The Bruce Springsteen Band
バラード・オブ・ジェシー・ジェイムス ー ザ・ブルース・スプリングスティーン・バンド (未発表曲)
(recorded March 14, 1972, at Challenger Eastern Surfboards, Highland, NJ; previously unreleased)
5. Henry Boy
ヘンリー・ボーイ (未発表曲)
(recorded June 1972, at Mediasound Studios, New York, NY; previously unreleased)
6. Growin’ Up
成長するってこと(1998『トラックス』収録)
(recorded May 3, 1972, at Columbia Records Recordings Studios, New York, NY; previously appeared on ‘Tracks’)
7. 4th of July, Asbury Park (Sandy) (1973, ‘The Wild, The Innocent & the E Street Shuffle’)
7月4日のアズベリー・パーク(サンディ)(1973『青春の叫び』収録)
8. Born to Run (1975, ‘Born to Run’)
明日なき暴走(1975『明日なき暴走』収録)
9. Badlands (1977, ‘Darkness on the Edge of Town’)
バッドランド(1978『闇に吠える街』収録)
10. The River (1980, ‘The River’)
ザ・リバー (1980『ザ・リバー』収録)
11. My Father’s House (1982, ‘Nebraska’)
僕の父の家(1982『ネブラスカ』収録)
12. Born in the U.S.A. (1984, ‘Born in the U.S.A.’)
ボーン・イン・ザ・USA(1984『ボーン・イン・ザ・USA』収録)
13. Brilliant Disguise (1987, ‘Tunnel of Love’)
ブリリアント・ディスガイズ(1987『トンネル・オブ・ラヴ』収録)
14. Living Proof (1992, ‘Lucky Town’)
リヴィング・プルーフ(1992『ラッキー・タウン』収録)
15. The Ghost of Tom Joad (1995, ‘The Ghost of Tom Joad’)
ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(1995『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』収録)
16. The Rising (2002, ‘The Rising’)
ザ・ライジング(2002『ザ・ライジング』収録)
17. Long Time Comin’ (2005, ‘Devils & Dust’)
ザ・ロング・タイム・カミン(2005『デヴィルズ&ダスト』収録)
18. Wrecking Ball (2012, ‘Wrecking Ball’)
レッキング・ボール(2012『レッキング・ボール』収録)
(アルバム収録時間:78:33)
All songs written and performed by Bruce Springsteen except as noted.
ボス初の自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』(邦訳:早川書房より9/27全世界同時発売)の
「オーディオ・コンパニオン=音楽による手引き」『チャプター(章)&ヴァース(曲)』
●ボス初の自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』発表に合わせた“音楽自叙伝”『チャプター・アンド・ヴァース』
●自伝本の「オーディオ・コンパニオン」(音楽による手引き)と呼ばれるブルースが自ら編集したアルバム
●「チャプター」(章)は自伝、「ヴァース」(歌詞)は音楽を指している
●自伝の中に登場するテーマに沿って、スプリングスティーン自身が選ぶ「最重要曲」が彼の音楽史を追いかけるように並んでおり、最大の注目は、デビュー前の若き日の未発表音源5曲を収録
●高校時代に活動していた最初のバンド、キャスティールズでの人生初録音曲「Baby I」、スティール・ミル、ブルース・スプリングスティーン・バンド、ソロのデモと貴重な録音が遂に公式に日の目を見る!
●約束の地を求めて成功と挫折、仲間との絆、栄光への架け橋、ボス自身が綴る67年間の音楽の旅。
ロック界の“BOSS”、ブルース・スプリングスティーンが自身の半生を、初めて自ら綴った自叙伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』(早川書房)発表に合わせて、自らの歴史の中で重要作を選んだ音楽自叙伝的なアルバム『チャプター&ヴァース』を67歳の誕生日となる9月23日に発売することが決定した。スプリングスティーン自身が自伝の流れに沿って、自らの歴史の中での重要作、ターニングポイントとなった作品を選曲。そして、これまで一切リリースされてこなかったデビュー前の貴重な完全未発表音源が5曲収録されることも決定した。そのうちの一曲は音楽活動の最も初期、学生時代初めて結成したバンドThe Castiles(キャスティールズ) によるスプリングスティーンの音楽人生の中で “初”のレコーディング曲。 16歳の時、1966年5月2日に自主制作で地元で録音した「Baby I」が遂に日の目を見る。
『チャプター・アンド・ヴァース』の収録曲は、『ボーン・トゥ・ラン:ブルース・スプリングスティーン自伝』のテーマやセクションに合わせてスプリングスティーン自らがセレクトし、編集したもの。コンピレーションは10代のスプリングスティーンがギターとヴォーカルを担当したキャスティールズ(The Castiles)時代の2曲で幕を開け、2012年の『レッキング・ボール』のタイトル曲で締めくくられる、全18曲を収録。曲目はスプリングスティーンの音楽の軌跡をごく初期の日々から辿り、書籍の流れに沿ったストーリーを伝えている。
デビュー前の貴重な音源の中には今のスプリングスティーンの音楽性とはかけ離れたハードロック的なアプローチをしたバンド、スティール・ミル(Steel Mill)やブルース・スプリングスティーン・バンド(The Bruce Springsteen Band)時代の音源もある。そして、その録音には、のちにEストリート・バンドで演奏することになるミュージシャンたちが参加している。「ヘンリー・ボーイ」と「成長するってこと (Growin’ Up)」のソロ・デモは1972年、スプリングスティーンがデビュー・アルバム『アズベリー・パークからの挨拶 (Greetings From Asbury Park, N.J.)』のレコーディングを始める少し前に録音されたものである。
自伝本の物語に合わせてブルース自身が選曲した、彼自身が想いを込めた「最重要曲」。デビュー前の人生初録音から、Eストリート・バンドへと至る変遷、ソロとしてのデビューからEストリート・バンドと共に成功をつかんでいく道のり、そしてメンバーの死を乗り越え近年にいたるまで・・・自伝本とリンクした形で物語が繰り広げられていく…ブルース・スプリングスティーン自身が綴る67年間の音楽の旅。「音楽自叙伝」である(近年のスプリングスティーンの映像を一手に担っているトム・ジムニー監督によるトレイラーも同時に公開となっている