地元NJ最終公演で再び全米での自己最長ライヴ記録を更新!4時間1分のマラソン・コンサートは“ドリーム・セットリスト”!!
ロック界の“BOSS”、ブルース・スプリングスティーンが8月30日に地元NJのメットライフ・スタジアムで行なわれた地元最終公演にて4時間1分にも及ぶマラソン・コンサートを行なった。これはスプリングスティーンの40数年のライヴの歴史の中で全米で最長記録となるもので、これまでの8月25日に同会場で行なわれた公演での3時間59分という記録を、その5日後にあっさり抜き去った(他国も含めて過去最長は2012年7月31日フィンランド・ヘルシンキ公演の4時間5分)。更に地元最終公演ということで夢のようなセットリストも実現し、ビルボード誌では「ロックンロール伝道師スプリングスティーンの天国のセットリストだ」と評し、スプリングスティーンのライヴの長い歴史の中でも「最も素晴らしいセットリストの一つ」とファンの間で話題になっている。全34曲中最初の12曲は地元に所以のある初期の楽曲を並べ、「夜の精(Spirit In The Night)」ではリッキー・リー・ジョーンズがゲスト参加。また、これまでにライヴ5回しかライヴ演奏されたことのない「シークレット・ガーデン」や息子エヴァンに捧げられた「リヴィング・プルーフ」、客席からのリクエストに応えて「サマータイム・ブルース」や「ピンク・フラミンゴ」のカバーなど超レア曲も披露した。
地元NJ公演は8月23,25,30日メットライフ・スタジアムで行なわれ、3日間で15万人を動員。3日間とも4時間前後の長さのマラソン・コンサートとなり、各日33曲~35曲演奏。日替わりセットリストで、3公演とも演奏された同じ曲はたった10曲のみで、なんと3日間で67曲もの異なる曲を演奏した。9月23日で67歳の誕生日を迎えるスプリングスティーン、『明日なき暴走』や『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』などの若き日の絶頂期のツアーよりも、その数十年後の現在の方が長いコンサートを行なっているのは驚異的。スプリングスティーン以外には考えられない姿である。スプリングスティーンのオフィシャル・ライヴ音源をダウンロードとCDで販売しているlive.springsteen.netでは、早くもこのNJメットライフ・スタジアム3公演のライヴ音源の予約受付がスタートしている。
2日目の8月25日の公演では、ボス史上もっとも若いファン(3歳の女の子)との共演や、最後の「ジャージー・ガール」では若いカップルがステージでプロポーズするなど、ボスの公演ならではの温かく微笑ましい瞬間もあった。
オフィシャルサイトではダニー・クリンチによるメモリアルな写真がご動画で公開されている。
https://www.facebook.com/brucespringsteen/videos/10154271076290250/
(参考動画)
*「Waiting For Sunny Day」 - Youngest Guest Ever
https://www.youtube.com/watch?v=YNuC_BuFKf8
*「Jersey Girl」 - with engaged couple
https://www.youtube.com/watch?v=B1-clLr1E-U
8月30日、NJ最終公演の“ドリーム・セットリスト”はこちら
August 30 / MetLife Stadium / E. Rutherford, NJセットリスト
1 New York City Serenade (with strings)
2 Blinded by the Light
3 Does This Bus Stop at 82nd Street?
4 It's Hard to Be a Saint in the City
5 Spirit in the Night (with Rickie Lee Jones)
6 Summertime Blues
7 4th of July, Asbury Park (Sandy)
8 Kitty's Back
9 Incident on 57th Street
10 Rosalita (Come Out Tonight)
11 Pretty Flamingo
12 Atlantic City
13 I'm Goin' Down
14 Darlington County
15 Working on the Highway
16 Downbound Train
17 I'm on Fire
18 Hungry Heart
19 Out in the Street
20 Living Proof
21 Candy's Room
22 She's the One
23 Because the Night
24 The Rising
25 Badlands
――――――――――――――
26 Secret Garden
27 Jungleland
28 Born to Run
29 Dancing in the Dark
30 Tenth Avenue Freeze-out
31 Twist and Shout
32 Glory Days
33 Shout
34 Jersey Girl
スプリングスティーンは自身の半生を、初めて自ら綴った自叙伝:『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』を9月27日全世界同時発売する(翻訳本は早川書房より)。その発表に合わせて、「コンパニオン・アルバム」(自伝の音楽による手引)と呼ばれる『チャプター&ヴァース』を67歳の誕生日となる9月23日に発売する。これまで一切リリースされてこなかったデビュー前の貴重な完全未発表音源が5曲を含む、スプリングスティーン自身が自伝の流れに沿って、自らの歴史の中での重要作、ターニングポイントとなった作品を選曲した音楽自叙伝的なアルバムで、彼の“人生のサウンドトラック”的な内容になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=GhnY9CS02rE
【商品情報】
●ブルース・スプリングスティーン『チャプター&ヴァース』
Bruce Springsteen/Chapter & Verse
国内盤2016年9月23日発売 SICP- 4985 1CD \2400+税
解説:五十嵐正 対訳:三浦久
<収録曲>
1.ベイビー・アイ - ザ・キャスティールズ(未発表曲)*人生初録音曲
2.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー - ザ・キャスティールズ (未発表曲)
3.ヒーズ・ギルティ(ザ・ジャッジ・ソング)- スティール・ミル (未発表曲)
4.バラード・オブ・ジェシー・ジェイムス – ブルース・スプリングスティーン・バンド (未発表曲)
5.ヘンリー・ボーイ (未発表曲)
6.成長するってこと(1998『トラックス』収録のデモ・ヴァージョン)
7. 7月4日のアズベリー・パーク(サンディ)(1973『青春の叫び』収録)
8.明日なき暴走(1975『明日なき暴走』収録)
9.バッドランド(1978『闇に吠える街』収録)
10.ザ・リバー(1980『ザ・リバー』収録)
11.僕の父の家(1982『ネブラスカ』収録)
12.ボーン・イン・ザ・USA(1984『ボーン・イン・ザ・USA』収録)
13.ブリリアント・ディスガイズ(1987『トンネル・オブ・ラヴ』収録)
14.リヴィング・プルーフ(1992『ラッキー・タウン』収録)
15.ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(1995『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』収録)
16.ザ・ライジング(2002『ザ・ライジング』収録)
17.ザ・ロング・タイム・カミン(2005『デヴィルズ&ダスト』収録)
18.レッキング・ボール(2012『レッキング・ボール』収録)
●ブルース・スプリングスティーン自伝本
タイトル:『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』(上・下)
著者:ブルース・スプリングスティーン
翻訳:鈴木恵、加賀山卓朗・他訳
解説:五十嵐正
判型:46判上製単行本
発売日:2016年9月27日(全世界同時発売)
出版社:早川書房