レコード・コレクターズ2016年1月号(12/15発売)で27P特集
2015.12.14
INFO
【特集】ブルース・スプリングスティーン『ザ・リバー』(第2特集/27ページにも渡る特集です)
4枚目のアルバム『闇に吠える街』 (1978年)をリリースしたブルース・スプリングスティーンは、翌年に13曲入りの『ザ・タイズ・ザット・バインド』を一度は完成させます。しかし、スプリングスティーンはその内容が「ポップすぎる」という理由から、発売を見送るのでした。自分と社会を見つめ直したボスはレコーディングを続け、ポップさとシリアスさが同居したバランスの良い傑作、2枚組の『ザ・リバー』を発表します。折しも時は、イラン・アメリカ大使館人質事件やソ連のアフガニスタン侵攻、前年から続く不況によってアメリカが揺れた1980年。この時期に、スプリングスティーンはアメリカの社会をどのように描いたのでしょうか。『ザ・リバー・ボックス』を中心に、検証していきます。
●過酷な現実を物語に変えて初の全米1位を獲得した『ザ・リバー』(赤尾美香)
●相反する理念をひとしく抱擁しながら渡り行くボスの歌(大和田俊之)
●『ザ・リバー』全曲ガイド(安田謙一)
●質量ともに圧倒的な『ザ・リバー・ボックス』驚愕の全容(萩原健太)