遂に霧が晴れた!ボスの名盤初期7タイトルが初リマスターCD化されボックス・セットで発売!レコード会社担当による「開封式」動画公開!
▲『アルバム・コレクションVol.1 1973-1984』 |
名盤中の名盤『BORN IN THE U.S.A.』発売からちょうど30周年となる2014年、ブルース・スプリングスティーンの1973年のデビュー作『アズベリー・パークからの挨拶』から1984年の金字塔『BORN IN THE U.S.A.』までの初期名盤全7作品(8CD)のスタジオ・アルバムが遂にリマスター化され、豪華ボックスセットとなって12月10日にリリースされた。全7作品すべてに新たなリマスタリングが施され(うち5作はCDとしては初)、アルバムはオリジナル・パッケージを紙ジャケで復刻、付随する60ページの冊子には、未発表レア写真や、当時のレビューや記事のクリップ、貴重なパスやメモラビアの数々が収録されている。更に日本盤はこだわりの仕様になっている
「日本盤はボックスも紙ジャケットもプレスも全て、こだわりあげた日本制作です。今年は『BORN IN THE U.S.A.』30周年でもあり、各アルバムの帯は1984年当時の「すべてを越えて、感動のロックン・ロールを」という名キャッチコピーの統一デザイン帯で復刻しました。また、それぞれのアルバムの中に解説・歌詞・対訳とともに、すべての対訳を担当している三浦久氏の「歌詞の世界から紐解く」作品解説も付いていますので、初めてボスの名盤を聞く方々にも手助けになる、役立つものになっているのではないかと思います」(レコード会社担当者)
日本のレコード会社担当による、ボックスセットの開封動画が公開された。
https://www.youtube.com/watch?v=6a-1UCPafb0
元々初 CD化以来ずっと同じマスターが使用され、音に対する彼のこだわりがゆえ、リマスターが長年許されてこなかったが、最新のリマスタリングは名匠ボブ・ラドウィックと、長年に渡りブルースのサウンド面を支えてきたエンジニアのトビー・スコットが共に手がけ、完全ボス公認のリマスター盤が完成した。全作がオリジナルのアナログ・マスターからプランジェント・プロセス社のプレイバック・システム(*注)を用いて変換が施されている。特にファースト・アルバム『アズベリー・パークからの挨拶』とセカンド・アルバム『青春の叫び』に関しては、以前からサウンドの改善が期待されてきたが、今回のリマスターによって段違いに輝きを増している。また『明日なき暴走』と『闇に吠える街』は以前に30周年記念ボックス発売の際リマスターされているが、今回のボックス用に再び新たにリマスターされ、それ以外の5タイトルは発売以来「初」のリマスターCD化となる。
ブルースと長年にわたって活動を共にしているボス・サウンドの要トビー・スコットはこう語る。
「7作のアルバムにはすべてリマスタリングを施した。新しい録音で違いが分かるのは、初期の録音が本当に輝いている箇所だね。アレンジが希薄になっているから、それぞれの楽器がきちんと聞こえて、今までには聞こえなかったものが聞こえるようになった。」 トビー・スコット(Toby Scott/Thrill Hill Recording Audio Engineer)
今回全作品のリマスタリングを手掛けた巨匠ボブ・ラドウィックは生粋のボス・ファンでもある。そんな彼は『明日なき暴走30周年記念ボックス』で一度リマスタリングを試みた時、「車を運転しながら聴いていたときに、当初意図していた音を初めて聴いた」とブルースから言われ感動したとのこと。そんな彼が再び今回、更にブルースの意図に近づけるために『明日なき暴走』に新たなリマスタリングを行なった。ボブ・ラドウィックはこう語る。
『「涙のサンダー・ロード」の冒頭、ピアノとハーモニカが奏でる4つの音をよく聴いてもらえると分かる。私にはその部分が「不安定」に思えていたんだ。プランジェント・プロセス(*注)が奇跡のようにその問題を解決してくれて、実際にプレイしたときのような音になったよ』
そして、こう続けた。
「違って聞こえるかって?勿論だよ!自分でも新しいヴァージョンを買いに行きたいくらいだよ。これはマーケティングの人間としてじゃなく、いちファンとしての意見なんだ。」
また、地元ニュージャージーのレコード店では生粋のファンを集めた試聴会が行なわれた際の彼らのコメントがこの作品のすべてを語っている。
「聴いて何よりも感じたのはパワーだった。初めて聴いたときと同じような感じ方をしたよ。不思議だよね。新しいテクノロジーなのに、初めて聴いたときみたいな気分に戻るなんて。」
「ブルースの音楽には時代を超える魅力がある。でも、これは発売したときや場所を思い起こさせるんだ。」
「同じ部屋でブルースが歌っているみたいだ。リマスタリングではそういうのを聴くのを楽しみにしているんだ。温かい親密感が戻ってくるのをね。」
「これはリミックスじゃないぞ、リマスタリングしただけだぞと何度か言い聞かせたよ。サックスもギターもはっきり聞こえてくる。育てられたかのように成長した音なんだ。」
「比べるなんてものじゃないね。楽器と楽器の区別がつくだけじゃなくて、ギターの弦1本1本、ハンドクラップ、パーカッション、ピアノ…すべてが驚くほどはっきり聞こえるんだ。」
「歴史を手にしているような気がするね。既に愛聴してきたものの決定版というか、より良いバージョンが今ここにある。これからはこれを聴き続けることにするよ。」
●地元試聴会の模様はこちらの映像で見ることができる
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/info/446665
●『アルバム・コレクションVol.1 1973-1984』ティザー動画
https://www.youtube.com/watch?v=H7T_9Yt9f2U
●ボブ・ラドウィックのリマスター秘話はこちら
【リマスターボックス】ボス『リマスター制作秘話』その1:“プランジェント・プロセス”
【ボス『リマスター制作秘話』その2】:「ヴィンテージ・ブルース」的な音とは?
【ボス『リマスター制作秘話』その3:最終回】:ボスも吃驚!「車を運転しながら聴いていたときに、当初意図していた音を初めて聴いた」と語る。
(*注 プランジェットプロセスはマスタリングに使用したエフェクトの一つで、機材の固有名詞であり、独自のプロセッシング技術。アナログテープ録音時に損なわれた音質を復元する。)
photo by: David Gahr
【商品情報】
ブルース・スプリングスティーン『アルバム・コレクションVol.1 1973-1984』
BRUCE SPRINGSTEEN: THE ALBUM COLLECTION VOL. 1 1973-1984
12月10日発売 完全生産限定盤 SICP 4351~8 CD7枚組(8CD) ¥15,000+税
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●BORN IN THE U.S.A.から30周年となる2014年、1973年から1984年までの初期名盤7作品すべてに新たなリマスタリングが施され、豪華ボックス・セットで発売!
● 名匠ボブ・ラドウィックと長年に渡りブルースのサウンド面を支えてきたエンジニアのトビー・スコットにより、すべてオリジナルのアナログ・マスターから2014最新リマスタリング。
●豪華60Pブックレット付き(レア写真満載,貴重なメモラビア、プレス・クリップなど).
●日本制作紙ジャケット
●30周年復刻帯 :各紙ジャケには1984年『ボーン・イン・ザ・USA』発売時に全面改定した共通デザイン帯を復刻。
●解説・歌詞・対訳付 :各アルバムに投げ込み(三浦久氏による歌詞の世界から紐解くアルバム解説も)
●ボックス用新規解説:五十嵐正氏による、このボックス用の新規ライナー
●収録アルバム
①『アズベリー・パークからの挨拶 Greetings From Asbury Park』(1973年) *
②『青春の叫び The Wild, The Innocent & The E Street Shuffle』(1973年) *
③『明日なき暴走 Born To Run』(1975年) **
④『闇に吠える街 Darkness on the Edge of Town』(1978年) **
⑤『ザ・リバー The River』(1980年) *(2枚組)
⑥『ネブラスカ Nebraska』(1982年) *
⑦『BORN IN THE U.S.A. Born in the U.S.A.』(1984年) *
(*初のリマスタリング盤 **再新リマスタリング)
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/info/448191
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