★★★★★ ボブ・ディラン、『ラフ&ロウディ・ウェイズ』最高評価獲得!世界が大絶賛!輸入盤は6/19先行発売。
6月19日に先行発売となったボブ・ディランの輸入盤CD『ラフ&ロウディ・ウェイズ』。既に各国からのレビューが相次いでいるが、そのほとんどがファイヴ・スターの高評価。現時点で報告のあった主要各紙での『ラフ&ロウディ・ウェイズ』に対する評価と印象的なコメントを以下にまとめた。
●ガーディアン紙 ★★★★★
“『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はボブ・ディランがここ数年に発表した中でも、最も素晴らしい楽曲で埋め尽くされている”
●デイリー・テレグラフ紙 ★★★★★
“変革する時代に向けて放たれた並外れた聖なる歌”
●NME誌 ★★★★★
“ディランだからこそ発した最も壮大な詩だ”
●Rolling Stone誌 ★★★★1/2
“揺らぐ事の無い絶対的なクラシック…ディランは他の誰も到達したことがない、恒久的な領域を探索し続けている”
●ロサンゼルス・タイムズ紙
“野蛮なパルプ・ノワールの傑作だ”
●Mojo誌 ★★★★★
“世界にインスピレーションが不足している時、それを与えてくれる歌が並ぶ”
●タイムズ紙 ★★★★★
“時空を超えたストーリーテリング…それは魅惑的で、絢爛で、そして奇妙に痛ましい”
●AP通信
“ふさぎこんで、内省的で、瞑想的で、困惑し、滑稽で畏敬の念を呼び起こす…傑作でなくてなんだろうか”
●USAトゥデイ紙
“喚起的で百科事典的な最高のディラン”
●No Depressionマガジン
“深遠なる『ラフ&ロウディ・ウェイズ』には、歓喜、安堵、そして祝福がある”
上記の中より、ガーディアン紙とMojo誌に掲載された記事の一部を以下に抜粋する(翻訳:丸山京子)。
『ガーディアン紙』 ★★★★★
索漠たる、陰鬱なリズム・アンド・ブルース
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』から見えてくるディラン最良の歌詞の世界
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』の音世界を作り上げているのは、ディランがここ何年もやり続けてきたことだ。では何が『テンペスト』や2006年の『モダン・タイムズ』と違うのか。それはソングライティングの一貫性だろう。ここには一つとして、大急ぎで書き上げた、間に合わせの曲などない。胸にグサリとこない曲は一つもないのだ。ディランにだって、ともすればクスッと苦笑いをしたくなる、笑える歌詞があることを熱心なファンなら語るだろう。「フレディだとしてもそうじゃなくても、今から行くよ」(「ポー・ボーイ」)「まだ私は死んでない、まだ私のベルは鳴っている」(「アーリー・ローマン・キング」)などを例に挙げて。しかし今回は、正真正銘、笑えるのだ。フランケンシュタイン博士となった主人公が、死体のパーツを集めて理想の恋人を作ってしまう「マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー」では、そこにシェイクスピアやホーマーの『イリアッド』、ボ・ディドリー、マーティン・スコセッシ、さらにはフロイドとマルクスまでもが燃え上がる地獄の中「人間の敵たち」として描かれる。「夏中ずっとそして1月になるまで/私は修道院の霊安室を訪れていた/うまく完成して頭が傾いたりしなかったら/私は自分が作り上げた生き物に救われる」。
世界を脅かすパンデミックの最中に発表するコミュニケとしては、不安を消し去ることには到底なるまい。しかし、そもそも彼が誰かを安心させるため、気休めの言葉をかけることなどなかったではないか。それに、そんなことはどうでもいいのだ。そこに漂う殺伐とした空気にもかかわらず『ラフ&ロウディ・ウェイズ』はボブ・ディランがここ数年に発表した中でも、最も素晴らしい楽曲で埋め尽くされている。マニアなら、言葉の結び目を解く作業だけで数ヶ月は過ごせるだろう。でも、ディラン学の博士号を持っていなくとも、その唯一無二のクォリティとパワーを楽しむことはできるのだ。
『Mojo誌』 ★★★★★
ディランはその回想録『ボブ・ディラン自伝』で、南北戦争に深い考察をめぐらし、こう書いた。「そこに向けて光を当てれば、人間の性質がいかに複雑なものか、その全貌が見える」。同じことが『ラフ&ロウディ・ウェイズ』にも言える。「マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー」で彼は歌う。「私には全人類の歴史が見える」と。名前を挙げ、尊い功績を残した男女を讃える一方で、彼は犯罪者や敵対する者たちの名を挙げることも忘れない。
「アイ・コンテイン・マルチチュード」で私たちは思い出させられる。ディランは「矛盾を抱え込んだ男/とんでもない気分屋」なのだ。でもしかし、矛盾はボブ・ディランの作品において、いつだって悠々自適に生きてきた。それはアーティストとしての視野の広さを証明する、新たな証拠でしかなかった。何がすごいかと言えば、まだそれが広がり続けていることだ。誰も思いもしなかったいろんな面(マルチチュード)を見せながら。
解説、歌詞・対訳付の日本盤は7月8日発売!
日本盤には、菅野ヘッケル、萩原健太による計「2万字解説」、中川五郎の歌詞・対訳をまとめた52ページのブックレットが付属される。加えて、購入者の中から抽選にて、「ボブ・ディラン直筆サイン」が入ったロビーカードを1名様に!詳しくは日本盤に封入された応募用紙にて。
またLP盤(輸入のみ)の発売は7月17日の予定でイエロー、オリーブ、ブラックの3色のヴァイナル盤が用意されている。
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』日本盤並びにディランの旧譜を購入者対象にキャンペーン!
8年振りのオリジナル新作『ラフ・アンド・ロウディ・ウェイズ』日本盤を対象店にてお買い上げの方に先着でスペシャルグッズ特典をプレゼント!また同時に旧譜キャンペーンも実施!
詳しくはこちら
http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/info/519326
<商品情報>
CD
ディランがディランであることを証明する。
ボブ・ディラン
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
Bob Dylan – Rough And Rowdy Ways
2020年7月8日発売●E式W紙ジャケット●解説・歌詞・対訳付●SICP6341-2(CD2枚組)●定価:¥3,000+税
<収録曲>
DISC ONE
1.アイ・コンテイン・マルチチュード
2.偽預言者
3.マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー
4.あなたに我が身を
5.ブラック・ライダー
6.グッバイ・ジミー・リード
7.マザー・オブ・ミューズ
8.クロッシング・ザ・ルビコン
9.キーウェスト(フィロソファー・パイレート)
DISC TWO
1.最も卑劣な殺人
▼再生・ご購入はこちら
https://sonymusicjapan.lnk.to/BobDylan_RRW