バーブラ・ストライサンド

 バーブラ・ストライサンド(本名バーバラ・ジョーン・ストライサンド、1942年4月24日生)は、1960年代にブロードウェイを中心にミュージカル俳優兼歌手としての活動を開始してメインストリームでの成功を勝ち得て以来、数々の音楽作品や映画出演を通じてポピュラー音楽ファンの間に確固たる人気を維持、現在に至るまでアメリカを代表する世界的ポピュラー・シンガーとしてシーンにおける大きな存在感を持ち続けている我々の時代を代表するアーティストの一人だ。彼女はブロードウェイ・ミュージカルや映画俳優として、そしてブロードウェイ・ミュージカル楽曲を中心としたアメリカン・ソングブックを歌うエンターテイナーとしてのアイデンティティをデビュー当時から今に至るまで自らの表現活動の軸として貫いており、そのスタイルと成功が彼女のスターとしての存在感を唯一無二のものにしている。彼女がそのキャリアを通じて安定した高い人気を誇っていることは、彼女が60年代以降2010年代までの6デケイド(10年単位の期間)の全てで必ず全米ナンバーワンアルバムを記録している唯一のアーティストであることが証明していると言っていいだろう。

ニューヨーク、ブルックリンの高校教師の父(バーブラが2歳の時に他界)と高校職員の母の長女として生まれたバーブラは、母が若い頃ソプラノ歌手としてのキャリアを目指していたこともあり幼少の頃から歌に親しんでいた。ブルックリンの高校ではコーラス・クラブに所属、後にレーベルメイトとなり、共にアメリカン・ポピュラー音楽を代表するシンガーとなるニール・ダイアモンドと一緒に歌っていたという。そんな少女バーブラが憧れたのはブロードウェイでのミュージカル俳優のキャリア。16歳で高校卒業したバーブラは母親の反対を振り切って、ブロードウェイ近くの48丁目のアパートでの一人暮らしを開始、日々ブロードウェイでのチャンスを求めて活動していた。そんなある日、グリニッジ・ヴィレッジのナイトクラブ、ザ・ライオンでのタレントコンテストに出演して大喝采を浴び出演オファーを受けた後、ボン・ソワールやブルー・エンジェルといった大きなクラブで正式にナイトクラブ・シンガーとしてのプロのキャリアをスタート。1960年、彼女が18歳の時だった。

これをきっかけに、バーブラは1962年、念願のブロードウェイ・ミュージカル『あなたには卸値で(I Can Get It For You Wholesale)』のオーディションに採用され、ブロードウェイ・デビューを果たす。このショーでのパフォーマンスが大評判を呼び彼女はトニー賞に初ノミネート、更には共演のエリオット・グールドと恋に落ち、その年最初の結婚。その実力で急速に人気を集めたバーブラは、TV番組『トゥナイト・ショー』や『エド・サリバン・ショー』などの出演で更に人気を高めて、1963年にはコロンビア・レコードと契約し、当時彼女が歌っていたブロードウェイ楽曲中心の、歌手としてのデビューアルバム『The Barbra Streisand Album』(8位)をリリース。この時彼女は、契約金を提示より少なくする代わりに、自分の作品の決定権は自分が持つという条項を入れさせ、これは今に至るキャリアを通じて彼女にとって最も重要なポイントだったと言う。アルバムは大ヒットとなり、その年のグラミー賞で最優秀アルバムを受賞。続くセカンドアルバム『The Second Barbra Streisand Album』(同年2位)のヒットもあいまって、この年バーブラへの大きな評価と人気が一気に決定づけられた。また翌年、ブロードウェイ・ミュージカル『ファニー・ガール』のファニー・ブライス役でステージに復帰したバーブラは、彼女の最初のヒット曲「ピープル」や、後にTVコメディ『グリー(Glee)』(2009〜2015)で度々リスペクトを以てカバーされた「Don’t Rain On My Parade」といった代表曲で再び評判を呼び、2度目のトニー賞ノミネートを獲得した。

その後60年代はもっぱら自分のルーツであるブロードウェイ楽曲を中心とした『ザ・サード・アルバム』(1964年5位)、『マイ・ネーム・イズ・バーブラ』『同Vol. 2』(共に1965年2位)といった一連のアルバムや、自らのTVスペシャルのアルバム『カラー・ミー・バーブラ』(1966年3位)、シャンソン・アルバム『私はバーブラ〜バーブラ、シャンソンを歌う〜』(同年5位)などのヒット・アルバムを次々に発表したバーブラだが、60年代後半、音楽シーンをロックが席巻し始めるにつれて、次第に彼女のオールド・スタイルなポピュラー作品への人気にやや陰りが出始める。それでも70年代に入ってこの後70年代を通じてヒット・プロデューサーとなるリチャード・ペリーを迎え、よりコンテンポラリーな楽曲に取り組んだアルバム『ストーニー・エンド』(1971年10位)は、当時新進気鋭のシンガーソングライターだった、ローラ・ニーロ作のタイトル曲の大ヒット(同年6位)により久々のトップ10アルバムとなり、その後1980年代にかけて続く彼女のシンガーとしての新しいスタイルを確立する重要作だった。

1970年代はバーブラがハリウッドに進出し映画の世界で躍進したデケイドでもあった。ロバート・レッドフォードとの共演作『追憶』(1974)、最近レディ・ガガの主演でリメイクされたクリス・クリストファーソンとの共演作『スター誕生』(1976)などのヒット映画への主演だけでなく、それぞれのテーマ曲は彼女に取って最初と2曲目の全米ナンバーワンヒットになり、ポップ・ヒット・シンガーとしてのバーブラの存在感を大きく高めた。これを受け、70年代後半から80年代前半にかけてはバーブラがポップ・シンガーとしての活動を精力的に展開した時期で、ドナ・サマーとのデュエット曲「ノー・モア・ティアーズ」(1979)をはじめ、旧友ニール・ダイアモンドとのデュエット曲「愛のたそがれ」(1980)、更には当時ヒットメイカーとしてシーンを席巻していたビージーズのバリー・ギブを迎えたアルバム『ギルティ』(1980年1位)など数々の大ヒットを放ち続けた。

1985年、ポップ・シーンでの数々の成功の後にバーブラが取り組んだのは、久々に彼女のブロードウェイ・ルーツに回帰したアルバム、その名も『追憶のブロードウェイ』。『ウェスト・サイド・ストーリー』からの「Somewhere」などのブロードウェイ楽曲に加え、ブロードウェイを代表する作曲家、スティーヴン・ソンドハイム作の「Send In The Clowns」など有名なショー楽曲の数々のバーブラの素晴らしい歌唱を収めたこのアルバムは彼女の4作目の全米ナンバーワン・アルバムとなり、シーンからの大きな反響と絶賛を得た。バーブラはこの後も1993年の『バック・トゥ・ブロードウェイ』(1位)でブロードウェイ・ルーツへ回帰したが、1980年代後半から1990年代にかけてのバーブラは新作よりも、1986年の彼女のマリブの自宅でのベネフィット・コンサートを収めた『One Voice』(1987年9位)やタイム誌が「世紀の音楽イベント」と呼んだ27年ぶりの一般コンサートの様子を収めた『バーブラ・コンサート』(1994年10位)などのライブ盤や、未発表音源を多数含むキャリアを総括するボックス・セット『Just For The Record…』(1991年38位)などのベスト盤のリリースが多く、音楽活動自体はやや控えめな時期となった。

一方この時期バーブラが精力的に取り組んだのは、自ら主演・製作・監督する映画作品だった。1972年に自らの映画製作会社、バーウッド・フィルムズを立ち上げていたバーブラは、1983年主演・監督・製作・脚本を担当した監督デビュー作『愛のイエントル(Yentl)』で史上初の女性監督としてゴールデン・グローブ賞の監督賞を受賞。1991年には主演・監督・製作の『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方(The Prince of Tides)』、1994年には主演・監督・製作の『マンハッタン・ラプソディ(The Mirror Has Two Faces)』とヒット映画を次々に発表、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞のノミネートも多数獲得した。彼女の映画製作への情熱はその後も続いており、有名ミュージカル『ジプシー』の映画化プロジェクトなどが進行しているようだ。

1998年に現在の夫である俳優のジェームス・ブローリンと交際の末結婚したバーブラは、10年ぶりの新作『ハイアー・グラウンド』(1997年1位)や、ジェームスとの結婚記念アルバムとも言える『ア・ラヴ・ライク・アワーズ』(1999年6位)で音楽活動に再び注力し始める一方、1999〜2000年の年末年始にかけてラス・ヴェガスで行ったコンサートを収めたライブ盤『タイムレス〜ライヴ・イン・コンサート』(2000年21位)を発表。この時一旦ライブ活動からの引退を表明するが、その後バーブラは2006年には欧米でのツアー、2012年は自らの出身のブルックリンで、そして2016年には自らの映画やミュージカルのこれまでの歴史を振り返るというテーマの北米ツアーを行っている。その他この時期にはクリスマス・アルバムや、映画楽曲のカバーアルバム『ザ・ムーヴィー・アルバム』(2003年5位)、バリー・ギブとの『ギルティ』の続編アルバム『ギルティ・プレジャーズ』(2005年5位)といった企画盤を次々に発表している。

2008年に、舞台芸術を通じてアメリカ文化に生涯に亘って貢献したアーティストに毎年送られるケネディ・センター名誉賞を受賞し、改めて名実共にアメリカ文化を代表するパフォーミング・アーティストとしてのステイタスを確立したバーブラは、2009年にジャズ・シンガーのダイアナ・クロールと、名プロデューサー、トミー・リピューマのプロデュースによるジャズ・スタンダードアルバム『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』をリリース。このアルバムの全米ナンバーワンで、5デケイドに亘ってナンバーワン・アルバムを持つ唯一のアーティストとなったバーブラはその才能の幅広さを改めて証明して見せた。更に2014年にはマイケル・ブブレ、スティーヴィー・ワンダー、ベイビーフェイス、ジョン・メイヤー、ビリー・ジョエル、アンドレア・ボッチェリそしてエルヴィス・プレスリー(過去音源使用)ら新旧のアーティスト達とのデュエット集『パートナーズ』を全米ナンバーワンに送り込み、連続ナンバーワンアルバムのデケイド記録を6に延ばしている。

2016年にはアン・ハサウェイやヒュー・ジャックマンなど映画俳優達とブロードウェイ・ミュージカル楽曲をデュエットするという豪華な『アンコール』を1位に送り込み、女性アーティストとして最多の11作目のナンバーワン(今年2022年にテイラー・スウィフトが『Midnights』で並んでいる)、そして女性としては最高齢(当時74歳)でのナンバーワンという、彼女のキャリアの長さと偉大さを実感させたバーブラ。2018年には当時のトランプ大統領を痛烈に批判する「Don’t Lie To Me」を含む36作目かつ今のところ最新のオリジナル・アルバム『Walls』(12位)をリリースするなど、社会的な観点からのメッセージ発信にも精力的なバーブラ。今年2022年にはちょうど60年前、バーブラがレコードデビュー直前の、ニューヨークのクラブ、ボン・ソワールでのライブ音源のリマスター・アルバムがリリースされるなど、過去・未発表音源作品の発表が多い最近だが、まだまだ新しい作品で変わらぬ美しいメゾソプラノの歌声を聴かせてくれるだろう。そして2020年代にもナンバーワン・アルバムを決めて連続デケイドナンバーワン記録を更新してくれることを期待しよう。

 

ディスコグラフィ(カッコ内は原盤レーベル、- 以降は英米のチャート実績)

1.主なアルバム

1963年  『バーブラ・ストレイザンドは歌う(The Barbra Streisand Album)』 (Columbia) – US 8位

              『バーブラ・ストレイザンド・アルバム第2集(The Second Barbra Streisand Album)』(Columbia) – US 2位

1964年  『ザ・サード・アルバム(The Third Album)』(Columbia) – US 5位(ゴールド)

              『ピープル(People)』(Columbia) – US 1位(プラチナ)

1965年  『マイ・ネーム・イズ・バーブラ(My Name Is Barbra)』(Columbia) - US 2位(ゴールド)

              『マイ・ネーム・イズ・バーブラVol. 2(My Name Is Barbra, Two…)』(Columbia) – US 2位(プラチナ)、UK 6位

1966年  『カラー・ミー・バーブラ(Color Me Barbra)』(Columbia) – US 3位(ゴールド)

              『私はバーブラ〜バーブラ、シャンソンを歌う〜(Je M’Appelle Barbra)』(Columbia) – US 5位(ゴールド)

1967年  『シンプリー・ストライザンド(Simply Streisand)』(Columbia) – US 12位(ゴールド)

              『クリスマス・アルバム(A Christmas Album)』 (Columbia) – US 108位(1981年に初めて総合アルバムチャートにチャートイン、5x プラチナ)

1968年  『ファニー・ガール(Funny Girl)』(映画のサウンドトラック盤)(Columbia) – US 12位(プラチナ)、UK 11位

『ライブ・イン・セントラル・パーク’67(A Happening In Central Park)』(ライブ盤)(Columbia) – US 30位(ゴールド)

1969年  『ホワット・アバウト・トゥデイ?(What About Today?)』(Columbia) – US 31位

1970年  『バーブラ・ストライザンド・グレイテスト・ヒット(Barbra Streisand’s Greatest Hits)』(ベスト盤)(Columbia) – US 32位(2x プラチナ)、UK 44位

1971年  『ストーニー・エンド(Stoney End)』(Columbia) - US 10位(プラチナ)、UK 28位

              『バーブラ・ジョーン・ストライザンド(Barbra Joan Streisand)』(Columbia) – US 11位(ゴールド)

1972年  『フォーラムのバーブラ・ストライサンド(Live Concert At The Forum)』(ライブ盤)(Columbia) – US 19位(プラチナ)

1973年  『バーブラ・ストライサンドとミュージカルの世界(Barbra Streisand…And Other Musical Instruments)』(Columbia) – US 64位

1974年  『追憶(The Way We Were)』(Columbia) – US 1位(2週、2x プラチナ)、UK 49位(シルバー)

              『バタフライ(ButterFly)』(Columbia) – US 13位(ゴールド)

1975年  『ファニー・レディ(Funny Lady)』(映画のサウンドトラック盤)(Arista) – US 6位(ゴールド)

              『まどろみの昼下り(Lazy Afternoon)』(Columbia) – US 12位(ゴールド)

1976年  『クラシカル・バーブラ(Classical Barbra)』(Columbia) – US 46位(ゴールド)

              『スター誕生(A Star Is Born)』(映画のサウンドトラック盤、クリス・クリストファーソンとの共演)(Columbia) – US 1位(6週、4x プラチナ)、UK 1位(2週、プラチナ)

1977年  『スーパーマン(Superman)』(Columbia) - US 3位(2x プラチナ)、UK 32位

1978年  『ソングバード(Songbird)』(Columbia) – US 12位(プラチナ)、UK 48位(シルバー)

『グレイテスト・ヒットVol. 2(Barbra Streisand’s Greatest Hits Volume 2)』(Columbia) – US 1位(3週、5x プラチナ)、UK 1位(4週、プラチナ)

1979年  『ウェット(Wet)』(Columbia) – US 7位(プラチナ)、UK 25位(ゴールド)

1980年  『ギルティ(Guilty)』(Columbia) – US 1位(3週、5x プラチナ)、UK 1位(2週、プラチナ)

1981年  『メモリーズ(Memories / Love Songs)』(未発表曲集)(Columbia) – US 10位(5x プラチナ)、UK 1位(9週、プラチナ)

1983年  『イエントル(Yentl)』(映画のサウンドトラック盤)(Columbia) – US 9位(プラチナ)、UK 21位(ゴールド)

1984年  『エモーション(Emotion)』(Columbia) – US 19位(プラチナ)、UK 15位(ゴールド)

1985年  『追憶のブロードウェイ(The Broadway Album)』(Columbia) – US 1位(3週、4x プラチナ)、UK 3位(ゴールド)

1987年  『ワン・ヴォイス(One Voice)』(ライブ盤)(Columbia) – US 9位(プラチナ)、UK 27位(シルバー)

1988年  『ティル・アイ・ラブド・ユー(Till I Loved You)』(Columbia) – US 10位(プラチナ)、UK 29位(ゴールド)

1989年  『愛のコレクション(グレイテスト・ヒッツ)(A Collection: Greatest Hits…And More)』(ベスト盤)(Columbia) – US 26位(2x プラチナ)、UK 22位(ゴールド)

1991年  『Just For The Record…』(4枚組ボックスセット)(Columbia) – US 38位(プラチナ)

1993年  『バック・トゥ・ブロードウェイ(Back To Broadway)』(Columbia) – US 1位(1週、2x プラチナ)、UK 4位(ゴールド)

1994年  『バーブラ・コンサート(The Concert (Recorded Live At Madison Square Garden New York City))』(2枚組ライブ盤)(Columbia) – US 10位(3x プラチナ)、UK 63位(2x プラチナ)

1995年  『ザ・コンサート〜ハイライト(The Concert: Highlights)』(ライブ盤、上記のダイジェスト盤)(Columbia) – US 81位(ゴールド)

1997年  『ハイアー・グラウンド(Higher Ground)』(Columbia) – US 1位(1週、3x プラチナ)、UK 12位(ゴールド)

1999年  『ア・ラヴ・ライク・アワーズ(A Love Like Ours)』(Columbia) – US 6位(プラチナ)、UK 12位(ゴールド)

2000年  『タイムレス〜ライヴ・イン・コンサート(Timeless: Live In Concert)』(2枚組ライブ盤)(Columbia) – US 21位(プラチナ)、UK 54位(ゴールド)

2001年  『クリスマス・メモリーズ(Christmas Memories)』(クリスマス・アルバム)(Columbia) – US 15位(プラチナ)

2002年  『エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド(The Essential Barbra Streisand)』(ベスト盤)(Columbia) – US 15位(プラチナ)、UK 1位(1週、2x プラチナ)

              『デュエッツ(Duets)』(デュエット曲のコンピレーション)(Columbia) – US 38位(ゴールド)、UK 30位(ゴールド)

2003年  『ザ・ムーヴィー・アルバム(The Movie Album)』(Columbia) – US 5位(ゴールド)、UK 25位(シルバー)

2005年  『ギルティ・プレジャーズ(Guilty Pleasures / Guilty Too)』(Columbia) – US 5位(ゴールド)、UK 3位(プラチナ)

2007年  『ライヴ・イン・コンサート2006年(Live In Concert 2006)』(2枚組ライブ盤)(Columbia) – US 7位、UK 48位

2009年  『ラヴ・イズ・ジ・アンサー(Love Is The Answer)』(Columbia) – US 1位(1週、ゴールド)、UK 1位(1週、ゴールド)

2010年  『The Ultimate Collection』(ベスト盤)(Columbia) – UK 8位(プラチナ)

2011年  『ホワット・マターズ・モスト:バーブラ・シングス・アラン&マリリン・バーグマン(What Matters Most)』(Columbia) – US 4位、UK 7位

2012年  『リリース・ミー(Release Me)』(未発表曲集)(Columbia) – US 7位、UK 31位

2013年  『The Classic Christmas Album』(クリスマス・アルバム)(Columbia) – US 95位

2014年  『パートナーズ(Partners)』(デュエット集)(Columbia) – US 1位(1週、プラチナ)、UK 2位(プラチナ)

2016年  『アンコール(Encore: Movie Partners Sing Broadway)』(Columbia) – US 1位(1週)、UK 1位(1週)

2017年  『ミュージック、メモリーズ、マジック!〜ライヴ・イン・コンサート(The Music…The Mem’ries…The Magic!)』(ライブ盤)(Columbia) – US 69位、UK 65位

2018年  『Walls』(Columbia) – US 12位、UK 6位(シルバー)

2021年  『リリース・ミー2(Release Me 2)』(未発表曲集)(Columbia) – US 15位、UK 5位

2022年  『Live At The Bon Soir』(1962年未発表ライブの復刻盤)(Columbia) – US 150位

 

2,主なシングル(USAC=USアダルト・コンテンポラリー・チャート)

1964年    「ピープル(People)」- US 5位、USAC 1位

                 「ファニー・ガール(Funny Girl)」- US 44位、USAC 6位

1965年    「Why Did I Choose You」- US 77位、USAC 15位

                 「My Man」- US 79位、USAC 17位

                 「He Touched Me」- US 53位、USAC 2位

                 「セコハン・ローズ(Second Hand Rose)」- US 32位、USAC 5位、UK 14位

1966年    「Where Am I Going?」- US 94位、USAC 4位

                 「Sam, You Made The Pants Too Long」- US 98位、USAC 9位

                 「Free Again」- US 83位、USAC 8位

1967年    「Stout-Hearted Man」- US 92位、USAC 2位

1970年    「ストーニー・エンド(Stoney End)」- US 6位、USAC 2位、UK 27位

1971年    「Time And Love」- US 51位、USAC 3位

                 「Flim Flam Man」- US 82位、USAC 7位

                 「Where You Lead」- US 40位、USAC 3位

                 「Mother」- US 79位、USAC 24位

1972年    「Sweet Inspiration / Where You Lead」- US 37位、USAC 15位

                 「Sing A Song / Make Your Own Kind Of Music」- US 94位、USAC 28位

                 「Didn’t We」- US 82位、USAC 22位

1973年    「追憶(The Way We Were)」- US 1位(3週、プラチナ)、USAC 1位、UK 31位

1974年    「All In Love Is Fair」- US 63位、USAC 10位

1976年    「スター誕生の愛のテーマ(Love Theme From A Star Is Born (Evergreen))」- US 1位(3週、プラチナ)、USAC 1位、UK 3位(シルバー)

1977年    「愛はわが胸に(My Heart Belongs To Me)」- US 4位、USAC 1位

1978年    「ソングバード(Songbird)」- US 25位、USAC 1位

                 「アイズのテーマ(Prisoner (Love Theme From Eyes Of Laura Mars))」- US 21位、USAC 48位

                 「愛のたそがれ(You Don’t Bring Me Flowers)」(ニール・ダイアモンドとの共演)- US 1位(2週、プラチナ)、UK 5位

1979年    「メーン・イベント/ファイト(The Main Event / Fight)」- US 3位(ゴールド)、USAC 2位

                 「ノーモア・ティアーズ(No More Tears (Enough Is Enough))」(ドナ・サマーとの共演)- US 1位(2週、プラチナ)、UK 3位(シルバー)

                 「Kiss Me In The Rain」- US 37位、USAC 9位

1980年    「ウーマン・イン・ラブ(Woman In Love)」- US 1位(3週、プラチナ)、USAC 1位、UK 1位(3週、ゴールド)

                 「ギルティ(Guilty)」(バリー・ギブとの共演)- US 3位(ゴールド)、USAC 5位、UK 34位

1981年    「What Kind Of Fool」(バリー・ギブとの共演)- US 10位、USAC 1位

                 「プロミセス(Promises)」- US 48位、USAC 8位

                 「愛のラストシーン(Comin’ In And Out Of Your Life)」- US 11位、USAC 2位、UK 66位

1982年    「Memory」- US 52位、USAC 9位、UK 34位

1983年    「イエントル愛のテーマ(The Way He Makes Me Feel)」- US 40位、USAC 1位

1984年    「暗闇にひとり(Left In The Dark)」- US 50位、USAC 4位、UK 85位

                 「Make No Mistake, He’s Mine」(キム・カーンズとの共演)- US 51位、USAC 8位、UK 92位

1985年    「Emotion」- US 79位、USAC 14位

                 「Somewhere」- US 43位、USAC 5位、UK 88位

1988年    「ゴヤ愛のテーマ〜ティル・アイ・ラブド・ユー(Till I Loved You)」(ドン・ジョンソンとの共演)- US 25位、USAC 3位、UK 16位

                 「All I Ask Of You」- USAC 15位、UK 77位

1989年    「愛の旅立ち(We’re Not Makin’ Love Anymore)」- USAC 10位、UK 85位

1991年    「プレイス・ザット・ビロング・トゥ・ユー(Places That Belong To You)」- USAC 43位、UK 17位

1993年    「With One Look」- UK 30位

1994年    「The Music Of The Night」(マイケル・クロフォードとの共演)- UK 54位

                 「As If We Never Said Goodbye」- UK 20位

1996年    「アイ・ファイナリー・ファウンド・サムワン(I Finally Found Someone)」(ブライアン・アダムスとの共演)- US 8位(ゴールド)、USAC 2位、UK 10位

1997年    「愛を伝えて(Tell Him)」(セリーヌ・ディオンとの共演)- USAC 5位、UK 3位(ゴールド)

1999年    「If You Ever Leave Me」(ヴィンス・ギルとの共演)- UK 26位

2005年    「Come Tomorrow」(バリー・ギブとの共演)- UK 95位

*  USでは、アルバム・シングル共にゴールド=50万枚、プラチナ=100万枚(2x=200万枚)の売上によりRIAA(アメリカレコード協会)が認定。UKではアルバムはシルバー=6万枚、ゴールド=10万枚、プラチナ=30万枚(2x =60万枚)、シングルはシルバー=20万枚、ゴールド=40万枚、プラチナ=60万枚の売上によりBPI(英国レコード産業協会)が認定。いずれも2022年10月現在。