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マイルス&ギル 〜 「スケッチ・オブ・スペイン」時代 (1957-1968)
似たもの同志 〜 マイルス・デイビスとギル・エヴァンスの天性
 
この時期のアルバムには、ギル・エヴァンスの豊かで息の合ったオーケストレーション(編成)の触媒としての、マイルス・デイビスの音が表れている。パワフルでエキサイティングな「マイルス・アヘッド」は、米Columbiaがマイルスと手がけた初の大作。「ポーギー&ベス」の華々しい音は、デイビスとエヴァンスのコラボレーションを更に発展させた。「ポーギー&ベス」でギル・エヴァンスにバックの音を与えられたマイルスは、ギルの望み通りに「歌の歌い手」となった。「スケッチ・オブ・スペイン」(ロドリーゴの「ギターとオーケストラのためのアランフェス協奏曲」が基となっている)は最も成功したジャズとクラシックの融合となり、のちにマイルスが更に追求していったサウンドを創り出した。「クワイエット・ナイト」は、60年代初期におしゃれになりつつあったブラジリアン・サウンドの特徴を取り入れる試みだった。この作品には美しい部分もいくつかあるものの、他3作には及ばなかった。
 
マイルス・アヘッド +4ポーギー&ベス +2スケッチ・オブ・スペイン +3クワイエット・ナイト +1
 
Albums:
マイルス・アヘッド +4
ポーギー&ベス +2
スケッチ・オブ・スペイン +3
クワイエット・ナイト +1