periods:
kind of blue
|
sketches of spain
|
second great quintet
|
electric
|
later works
|
credits
ロック、フュージョン、ファンク 〜 エレクトリック時代
(1968-1972年)
マイルス、エレクトリックへ 〜 ジャズ界を完全に変えた軌跡
マイルスが自分の音楽を進化させることを決意したその時以来、彼の軌跡はその後のジャズ界を完全に変えることになる。彼は1968年頃からもっぱらエレクトリック・キーボードを使うようになり、まもなくエレクトリック・ベースやエレクトリック・ギター、パーカッション、バス・クラリネットなども、マイルスの超人的な音楽的感性に色を添えるようになった。
「ウォーター・ベイビーズ」
はレコーディングから実に8年を経て1976年にリリースされたセッション集だが、音のみずみずしさは録音当時の姿を保っている。
「キリマンジャロの娘」
はマイルスのロックンロールへの傾倒を決定付けた画期的なアルバム。
「イン・ア・サイレント・ウェイ」
は、マイルスの音楽に垣間見られるロックの影響に当時はまだ小ぎれいな面があったことを示す意味で、影響力のある作品である。
しかし
「ビッチェズ・ブリュー」
は発売後1年で40万枚以上を売り上げ、マイルスの出世作となった。この作品には70年代フュージョンの大スターたちがみな参加しており、マイルスは名声を勝ち得ると共に議論の的となった。評論家たちはこのアルバムを「ジャズの伝統と突然変異の大きな分岐作」と称した。
「ジャック・ジョンソン」
はマイルスが完全にロックに染まって作った唯一のアルバムで、有名ボクサーのドキュメンタリーのサウンドトラックに使われた。
「ライヴ・イヴル」
はスタジオでの実験曲とワシントンDCでのライヴ・コンサート録音を共に収録。
「ブラック・ビューティ」
と
「マイルス・アット・フィルモア」
は、マイルスがジャズとロックの限界を突き進めていく中での、バンドの独創性の頂点と緊張感を捉えている。
「オン・ザ・コーナー」
はマイルスがそれまでなかなか近づけなかった若い黒人層への歩み寄りを試みた作品。この作品はまた賛否両論となったが、現在ではオーバーダブやループ、激しいダンス・リズムを取りいれたアバンギャルドな作品と評価されている。
「イン・コンサート」
「ダーク・メイガス」
「パンゲア」
「アガルタ」
はライヴ録音で、マイルス・バンドの最もアブストラクトで雰囲気たっぷりの様子は、ギター3本の駆使と長いヴァンプ(即興演奏)に表れている。
「ゲット・アップ・ウィズ・イット」
はマイルスが1976年にライヴ活動を引退する直前のスタジオ録音。収録されているデューク・エリントンへのトリビュート曲は美しく、心を掴んで離さない。
Albums:
ウォーター・ベイビーズ
キリマンジャロの娘
イン・ア・サイレント・ウェイ
ビッチェズ・ブリュー +1
ビッグ・ファン +4
ジャック・ジョンソン
ブラック・ビューティ
マイルス・アット・フィルモア
ライヴ・イヴル
オン・ザ・コーナー
イン・コンサート
ゲット・アップ・ウィズ・イット
ダーク・メイガス
アガルタ
パンゲア