2004年9月23日発売
MHCP475-6(CD2枚組)


特別定価(税込)¥3,360
全36曲収録/初回限定特製スリーヴケース仕様


ビヨンセ、ジェニファー・ロペス、シェリル・クロウ、クリスティーナ・ミリアン、アシャンティ、セルタブ、ヘイリー、セリーヌ・ディオンなどの最新ヒット曲から名曲までバランスよく収録した、WOMANシリーズ最新作の登場です。





 

Track01
Beyonce/Naughty Girl
ビヨンセ/ノーティ・ガール

トランシーなダンス・ビートと妖艶なヴォーカルが耳を引く本作は、昨年6月に満を持してリリースされたビヨンセの1stソロ作『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』からの3rdシングル。今年7月にアルバムとDVDで発売された『ライヴ・アット・ウェンブリー』でも聴く(観る)ことができる。『デンジャラスリィ〜』は700万枚のメガ・ヒットを記録し、グラミー賞では最多の5部門を獲得。彼女はソロ・アーティストとしても、女王の座に君臨することになる。

Track02
Jennifer Lopez/All I Have Feat. LL COOL J
ジェニファー・ロペス/オール・アイ・ハヴ(feat.LL COOL J)

ジェニファー・ロペスは、セレブとして、セックス・シンボルとして、アメリカを代表する存在。パフ・ダディ(現P.ディディ)との交際/破局、ベン・アフレックとの婚約/婚約解消など、スキャンダラスな私生活でも話題を振りまいてきた。この切なくセンチメンタルなミディアム・バラードは、スターダムを駆け上がった彼女が2002年に発表した3rdアルバム『ディス・イズ・ミー…ゼン』より。LLクールJが参加し、セクシーでスウィートなラップを披露。

Track03
Macy Gray/We Will Rock You
メイシー・グレイ/ウィ・ウィル・ロック・ユー

CMに起用されたことで大きな注目を集めたこの曲は、グラミー・シンガーのメイシー・グレイによる、クイーンの名曲カヴァ。カヴァーなのだけれども、アレンジ・ワークとメイシーのスモーキーなソウル・ヴォイスにより、オリジナルと言ってもいいくらいまったく新しい息吹が吹き込まれている。大きな反響を受けて昨年9月に新装リリースされた、3rdアルバムのスペシャル仕様盤『ザ・トラブル・ウィズ・ビーイング・マイセルフ+1』に収録。

Track04
Stacie Orrico/Stuck
ステイシー・オリコ/スタック

わずか14歳にして本国アメリカでデビューしていた若き才能、ステイシー・オリコ。本作は昨年リリースされたワールドワイド・デビュー・アルバム『ステイシー・オリコ』からの大ヒット・シングル。彼女の卓越したソングライティング・センス、歌唱力を知らしめるに充分な佳曲だ。今年2月に行なわれた来日公演でも大成功を収めたステイシー。その模様を収録した作品『ライヴ・イン・ジャパン』が、8月にCDで、9月にDVDでリリースされている。

Track05
Hilary Duff/So Yesterday
ヒラリー・ダフ/So Yesterday

ブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラなどと同様、アメリカのディズニー・チャンネル「ミッキー・マウス・クラブ」から音楽シーンに飛び出したティーン・アイドル、ヒラリー・ダフ。アイドルとはいえ、卓越した歌唱力、表現力を持ち、自らソングライティングも手がける本格派だ。このキャッチーなポップ・チューンは、全米チャートの�1を獲得したデビュー・シングル。収録アルバム『メタモルフォシス』も�1をゲット。

Track06
Nelly Furtado/Powerless(say what you want)
ネリー・ファータド/パワーレス

ポルトガル系のカナダ人で、エキセントリックなルックスも魅力的なネリー・ファータド。2001年のデビュー・アルバムでいきなり600万枚のビッグ・セールスを打ち立て、グラミー賞2部門を受賞、超新星として旋風を巻き起こした。大陸的なビートにバンジョーやマンドリンが加わり、エキゾティックな香りが立ち昇るこのナンバーは、ハイブリッドなポップ感覚がさらに多彩になった、今年3月リリースの2ndアルバム『フォークロア』からのヒット曲。

Track07
Sertab/Here I Am
セルタブ/ヒア・アイ・アム

韓国のホラー映画「箪笥」のキャンペーン・ソングとしてフィーチャーされ、大きな話題を呼んだ1曲。歌っているのはイスタンブール出身、本国トルコでビッグ・ヒットを連発している美人女性ポップ・シンガー、セルタブ。今年7月にリリースされた日本デビュー・アルバム『ノー・バウンダリーズ〜愛は境界線を越えて…』に収録されている。エキゾティックなサウンドとメランコリックなメロディーが琴線をくすぐる、魅惑のナンバーだ。

Track08
Christina Milian/Dip It Low
クリスティーナ・ミリアン/ディップ・イット・ロウ

モデル出身で、レポーターや女優などの仕事を経て音楽の道に進んだキューバ系アメリカ人、クリスティーナ・ミリアン。全米�1シングル「AM To PM」収録のデビュー・アルバムは、日本でも好セールスをマークした。琴のようなオリエンタル風味の旋律が印象的な、このグルーヴィーなダンス・チューンは、今年3月にリリースされ、前作に続いてのヒットとなった2ndアルバム『イッツ・アバウト・タイム』からのシングル曲。歌詞のテーマはズバリ、SEX。

Track09
Christina Aguilera/Genie In A Bottle
クリスティーナ・アギレラ/ジニー・イン・ア・ボトル

1999年に、まさに彗星のごとくシーンに出現し、クオリティーの高い楽曲と圧倒的な歌唱力、そしてその小悪魔的なルックスで、一大センセーションを巻き起こしたクリスティーナ・アギレラ。1stアルバム『クリスティーナ・アギレラ』は、リカット・シングルも含めて全世界で2300万枚のビッグ・セールスを記録、グラミー賞2部門を獲得した。本作は、堂々全米�1となったデビュー・シングル。ポップな中にR&Bフレイヴァーが絶妙に効いた美作だ。

Track10
Ashanti/Rain On Me
アシャンティ/レイン・オン・ミー

2002年にファット・ジョー、ジャ・ルールとのコラボレート・ソングを含むシングル3曲を、全米トップ10内に同時に送り込んだ(史上初)アシャンティ。リリース後1週間で50万枚を突破し、ギネス記録を更新した1stアルバム『アシャンティ』は、全世界で500万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、グラミー賞も獲得した。このソウルフルなグルーヴィー・チューンは、昨年リリースされ、またしてもメガ・ヒットとなった2ndアルバム『チャプター�』より。

Track11
Destiny's Child/Say My Name
デスティニーズ・チャイルド/セイ・マイ・ネーム

1998年にデビュー、強烈な個性を持つフロント・ウーマンのビヨンセを中心に、メンバーが入れ替わりながらも実力でシーンの頂点に立ったデスティニーズ・チャイルド。本作は尖ったチキチキ・ビートと、男性を容赦なく責め立てる歌詞が特徴であり魅力である彼女たちの、まさに真骨頂と言うべき大ヒット曲。収録アルバムは、全世界で1000万枚以上を売り上げグラミー賞にも輝いた、1999年リリースの2nd『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』。

Track12
Holly Valance/State Of Mind
ホリー・ヴァランス/ステイト・オブ・マインド

1980年代ニュー・ウェイヴを彷彿させるミニマルなエレクトロ・ポップ・サウンドをバックに、妖艶かつワイルドなシャウトを聴かせるのは、「キス・キス」で世界的にブレイクしたオーストラリア出身のグラビア・シンガー、ホリー・ヴァランス。日本でもデビュー・アルバムに続いての好セールスをマークし、再びホリー旋風を巻き起こすこととなった、昨年リリースの2ndアルバム『ステイト・オブ・マインド』からのヒット・シングルだ。
Track13
t.A.T.u./Not Gonna Get Us
t.A.T.u./ノット・ゴナ・ゲット・アス

それにしても、ものすごい衝撃だった。インモラルなヴィジュアルと妖艶なエレクトリック・ポップで2003年前半のポップ・シーンをジャックした、レナとジュリアからなるロシア人ユニット、タトゥー。本作は「オール・ザ・シングス・シー・セッド」と並ぶメガ・ヒット曲。

Track14
Lumidee/Never Leave You(Uh Oooh,Uh Oooh)
ルミディ/Uh Ooohネバー・リーブ・ユー

“ディワリ・リディム”と呼ばれる、プリミティヴとも先鋭的とも取れる独特なビートと、浮遊感漂う♪アッオ〜、アッオ〜♪というヴォーカルに耳を奪われた方は多いはず。これはニューヨークはスパニッシュ・ハーレム出身の女性アーティスト、ルミディーの話題作。昨年リリースされたデビュー・アルバム『オールモスト・フェイマス』に収録されている。ヒップホップのようでもあり、R&Bのようでもあり、クラブ・ミュージックのようでもある、異色にしてクールな1曲。

Track15
B★Witched/Mickey
B★WITCHED/ミッキー

フジテレビ系「水10!」(“ワンナイR&R”)と「ウォーターボーイズ2」の人気2番組でフィーチャーされている話題曲。タイトルやアーティスト名を知らずとも、若い世代にはすっかりお馴染みの1曲だろう。音源としては、2000年に公開された映画『チアーズ!』のサウンドトラックで聴くことができる。歌っているのは、当時イギリスでブレイクしていた4人組女性ポップ・グループ、B★WITCHEDで、トニー・バジルが1982年に放ったヒット曲のカヴァー。

Track16
Amerie/I'm Coming Out
エイメリー/アイム・カミング・アウト

エイメリーは、アフリカン・アメリカンの父親と、韓国人の母親を持つR&B系女性シンガー。デビューは2002年。すでにアッシャー、ナズ、L.L.クール・Jらビッグ・ネームとの共演も果たしている。ジェニファー・ロペスが主演した全米�1映画『メイド・イン・マンハッタン』のテーマ・ソングに起用された本作は、1980年に発表されたダイアナ・ロスのヒット曲のカヴァー。収録されているサウンドトラックでは、ダイアナ本人のヴァージョンも聴くことができる。

Track17
Regina Belle/Could It Be I'm Falling In Love
レジーナ・ベル/フィラデルフィアより愛を込めて

ジャズやR&B、フュージョンなどの要素が融合した、大人仕様のスタイリッシュな音楽“クワイエット・ストーム”の代表的な存在であるレジーナ・ベル。1992年にはピーボ・ブライソンとのデュエットでディズニー映画『アラジン』の主題歌を歌い、話題を呼んだ。本作は全曲フィリー・ソウルのカヴァーで構成された1995年のアルバム『フィリー』からのもので、スピナーズのヒット曲のカヴァー。CMに起用されているので、ご存じの方も多いだろう。

Track18
TLC/Waterfalls
TLC/ウォーターフォールズ

2002年4月、リサ・レフトアイ・ロペスが交通事故により急逝したことで、伝説のグループとなってしまったTLC。ゆったりとしたグルーヴが心地いいこのナンバーは、全米だけで1000万枚以上のセールスを記録した、傑作との呼び声高い1994年の2ndアルバム『クレイジーセクシークール』からのメガ・ヒット・シングル。1990年代R&B/ヒップホップ・シーンの最重要アーティストと言われる彼女たちの、世界的、爆発的ブレイクのきっかけとなった大名曲だ。

 

Track01
Hayley Westenra/Amazing Grace
ヘイリー/アメイジング・グレイス

純粋で清廉、高潔で崇高。神々しいほどの美しい輝きを放つこのハイ・トーン・ヴォイスの持ち主は、ニュージーランド出身の17歳、ヘイリー・ウェステンラ。本作は世界中で歌い継がれ、聴き継がれているトラディショナル・ソングで、彼女の日本デビュー・アルバム『ピュア』からのシングル曲。大ヒットとなったフジテレビ系ドラマ「白い巨塔」(リメイク版)の主題歌として、劇中の随所でフィーチャーされていたので、聴き憶えのある方も多いはず。

Track02
Celine Dion/My Heart Will Go On
セリーヌ・ディオン/マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン

空前の大ヒット映画「タイタニック」の主題歌にして、空前の大ヒット曲。収録されている『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ』とサウンドトラック『タイタニック』の2アルバムは、それぞれ2700万枚という驚異的なセールスを記録している。来日公演では、映画さながらの船のセットで披露された。1999年より、出産を含めて家庭生活に専念するため活動を休止していたセリーヌ・ディオンだが、2002年3月、アルバム『ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』で復活。

Track03
Sheryl Crow/The First Cut Is The Deepest
シェリル・クロウ/ザ・ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト

昨年、デビュー10周年を迎えたシェリル・クロウ。今でこそ、ロック・フィールドで活躍している女性アーティストは珍しくはないが、彼女がその草分けだったと言えるのではないだろうか。アコースティックの柔らかな音色が心地いい本作は、シェリルがライヴでよくプレイしていたキャット・スティーヴンスのカヴァーで、10周年を機にリリースされた初のベスト盤『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・シェリル・クロウ』に新曲として収録された。

Track04
Britney Spears/I'm Not A Girl,Not Yet A Woman
ブリトニー・スピアーズ/ナット・ア・ガール、ナット・イェット・ア・ウーマン

私はもう女の子じゃない。でもまだ女でもない……と、微妙な年ごろの心情を綴ったバラード。2001年の3rdアルバム『ブリトニー』収録曲で、自身の出演映画「ノット・ア・ガール」の主題歌にも起用されている。ポップ・アイコンとして揺るぎない存在となっていたブリトニーだが、このころからセクシー路線にシフト。『ブリトニー』には、「アイム・ア・スレイヴ・フォー・ユー」(直訳すれば「私はアナタの奴隷」)という意味深な楽曲もある。

Track05
Amiel/Love Song(censored version)
アミエル/ラブソング(センサード・ヴァージョン)

肌触りのいいアコースティック・サウンドに乗せて、透明な優しい歌声を聴かせてくれるのは、今年2月に日本デビューを果たしたアミエル。デビュー・アルバム『オーディオ・アウト』からの大ヒット・シングルだ。オリジナルの歌詞にFUCKING(本作ではSTUPIDに修正)という言葉が使われているため、“R指定のラヴ・ソング”としても話題を呼んだ。アメリカ人の父親とオーストラリア人の母親を持つ彼女。ニューヨークで生まれ、オーストラリアで育っている。

Track06
Katy Rose/Teachin' Myself To Dream
ケイティ・ローズ/ティーチン・マイセルフ・トゥ・ドリーム

ケイティ・ローズは、かつてカントリー系ロック・バンド、ポコなどで活躍したキーボーディストを父親に、キャリア豊富なシンガーを母親に持つ新人女性シンガー・ソングライター。ポップながら毒を秘めたようなダークなサウンドに乗せて、気だるい歌声を聴かせる彼女だが、なんとまだ17歳。佇まいにもどこか陰があり、凡百の10代アーティストとは一線を画す存在だ。今年4月にリリースされたデビュー・アルバム『ビコーズ・アイ・キャン』より。

Track07
Gloria Estefan/Reach
グロリア・エステファン/リーチ

アトランタ・オリンピックの閉会式ソングだったので、聴き憶えのある方は多いはず。生命力にあふれた力強いヴォーカルを披露しているのは、キューバからの移民アーティストとして知られるグロリア・エステファン。1996年リリースのアルバム『デスティニー』収録の秀逸なバラードだ。マイアミ・サウンドマシーンとしての活動で1980年代に一世を風靡した彼女だが、ソロとなって以降も、ラテン音楽をベースとしたポップなサウンドで、根強く支持されている。

Track08
Lauryn Hill/To Zion
ローリン・ヒル/トゥ・ザイオン

いまや“フージーズの”という枕詞など必要としない、ワン・アンド・オンリーの立ち位置にいるローリン・ヒル。Misiaや安室奈美恵の憧れのアーティストということで、彼女を知った人も多いのでは? この感動的なバラードは、愛息ザイオンのことを歌ったもので、1998年にリリースされて大ヒットしたソロ・デビュー・アルバム『ミスエデュケーション』に収録されている。哀愁を帯びた泣きのギターを弾いているのは、ローリンが敬愛するカルロス・サンタナ。

Track09
Erykah Badu/Danger
エリカ・バドゥ/デンジャー

1997年のデビュー以来、ソウル、ジャズ、R&B、ヒップホップなど多様な要素を融合させた、個性豊かな音楽を提示し続けてきたエリカ・バドゥ。タイトル通り、どことなく危うく不穏な空気感が漂うダークなグルーヴに乗せて、官能的なヴォーカルを聴かせるこの曲は、昨年9月にリリースされた3rdアルバム『ワールドワイド・アンダーグラウンド』からの代表曲。アルバムにはレニー・クラヴィッツ、アンジー・ストーンら豪華ゲストが参加している。

Track10
Amel Larrieux/Get Up
アメール・ラリュー/ゲット・アップ

1990年代半ばに全米チャートを席巻したニューヨークのユニット、グルーヴ・セオリーの元ヴォーカリスト/ソングライターで、ユニット脱退を経て2000年にソロとして再始動したアメール・ラリュー。本作はアメール自身がすべて作曲し、プロデュースも手がけたソロ・デビュー・アルバム『インフィニット・ポシビリティーズ』からのヒット・チューン。軽快なスキャットとシルキーな歌声が耳に馴染む、ヴォーカリストとしての彼女の魅力を堪能できる1曲だ。

Track11
Fiona Apple/Across The Universe
フィオナ・アップル/アクロス・ザ・ユニヴァース

美しいメロディーと稀代のシンガー・ソングライター、フィオナ・アップルの深い深い歌声に引き込まれてしまうが、これはビートルズの大名曲のカヴァー。映画「カラー・オブ・ハート」の主題歌で、彼女が1999年にリリースした2ndアルバム『真実』のボーナス・トラックとして収められている隠れた名曲だ。

Track12
Bjork/New World
ビョーク/ニュー・ワールド

2000年カンヌ映画祭にてパルム・ドール(金賞)を受賞、さらに、主演したビョークが最優秀主演女優賞を受賞した映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。内容については割愛するが、涙など出ないほど悲しくて切ない映画だ。ビョークの迫真の演技は、まさに息を呑むほどで、ラスト・シーンには深く胸を抉られてしまう。この曲はエンド・ロールに流れ、サウンドトラック『セルマソングス』でもラストに収められている、映画の世界観を象徴するエレジー。

Track13
Sissel/Ave Maria
シセル/アヴェ・マリア

これもCMソングに起用されているので、ご存じの方は多いと思う。しかも楽曲は誰もが耳にしたことがあるであろう、クラシックの名曲。シセルは7歳の時から聖歌隊で歌い、わずか16歳でデビューを果たした、ノルウェーを代表する歌姫。ブライアン・メイ、ウォーレンGらと共演するなど、クロスオーヴァーな活動でも知られている。本作は、今年6月にリリースされた最新アルバム『マイ・ハート』より。天使のようなクリスタル・ヴォイスに癒されてください。

Track14
Rickie Lee Jones/Second Chance
リッキー・リー・ジョーンズ/セカンド・チャンス

リッキー・リー・ジョーンズは、四半世紀に及ぶキャリアを誇り、グラミー受賞歴もある実力派女性シンガー・ソングライター。この曲は9.11の悲劇に強くインスパイアーされた彼女が制作に着手し、6年間の沈黙を破って昨年12月にリリースした最新アルバム『イヴニング・オブ・マイ・ベスト・デイ』から。洗練されたジャジーなサウンドと、時に少女のようにも聴こえる個性的なヴォーカリゼーションにより、他に類を見ない独自の世界観が確立されている。

Track15
Swing Out Sister/Love Won't Let You Down
スウィング・アウト・シスター/ラヴ・ウォント・レット・ユー・ダウン

結成からおよそ20年、常に時代の最先端を行くハイ・センス&ハイ・クオリティーのポップスを提供し続けてきたスウィング・アウト・シスター。サウンドのみならず、アルバム・ジャケットなどのアート・ワークにも定評がある。本作は今年4月、3年ぶりにリリースされたニュー・アルバム『ホエア・アワ・ラヴ・グロウズ』からのリード・トラック。アルバムに貫かれた“愛”というコンセプトを凝縮したような、ハートウォーミングな1曲だ。

Track16
Matt Bianco/Ordinary Day
マット・ビアンコ/オーディナリー・デイ

1984年のデビュー以来、ジャズ、ソウル、ファンク、ラテンなど、さまざまな音楽のエッセンスを取り入れたダンサブルなポップ・サウンドで、愛され続けてきたマット・ビアンコ。本作はデビュー20周年を祝福するかのように、ヴォーカルのバーシアらオリジナル・メンバーが復帰して制作され、今年5月にリリースされた最新アルバム『マッツ・ムード』のオープニング・ナンバー。ボッサ風のジャジーでムーディーなグルーヴが心地いい、大人感覚の1曲だ。

Track17
Jane Birkin/L'Aquoiboniste
ジェーン・バーキン/無造作紳士

TBS系ドラマ「美しい人」の主題歌に起用されたこともあり、日本でもヒットしたフレンチ・ポップス。囁くようなロリータ声が聴くほどにクセになる、魅惑の1曲だ。1978年のアルバム『想い出のロックン・ローラー』ほか、ベスト盤やライヴ盤にも収められている。女優出身で、映画にも数多く出演しているジェーン・バーキン。セルジュ・ゲンスブールなど3人の男性と結ばれ、それぞれの子供を産み、それぞれと別れるという波乱万丈な生きざまでも知られる。

Track18
Sarah McLachlan/Angel
サラ・マクラクラン/エンジェル

聖なる大地に感謝し、無限の大空に祈りを捧げるような、スピリチュアルな波動を宿した壮大なバラード。カナダ出身、女性アーティストだけを集めたフェスティヴァル『リリス・フェア』の主宰としても知られる女性シンガー・ソングライター、サラ・マクラクランの1997年のアルバム『サーフィシング』からの1曲だ。「天使」という楽曲タイトルながら、ドラッグについて歌われたもので、曲中の天使はドラッグを辞めない人を死へ導く存在なのだとか。
   
 
 
 

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