もともとヨーロッパでは大きなマーケットであったコンピレーションCDですが、
日本においてその潜在的な需要が顕著なものとなったのは1994年頃からでした。
当時はマライア・キャリーがドラマのタイアップで200万枚のヒット・アルバムを出していたり、
映画『ボディガード』のサントラが洋楽として空前の大ヒットを記録していたりと、洋楽にとってかなりの追い風が吹いていた頃です。
そんな中でソニー・ミュージックより、日本企画の洋楽コンピレーションCD『MAX』94年11月11日に発売されました。
『MAX』はマイケル・ジャクソン、ジャミロクワイ、ビリー・ジョエル、オアシスといった
大物アーティストの大ヒット曲が1枚のCDに収録されるという夢のような内容で、120万枚のセールスを記録。
以来、『MAX』シリーズは毎年年末にその年のヒット曲を収録した1年間の総決算的な内容のコンピレーションの定番として、
ユーザーの信頼を勝ちとっていきました。『MAX』シリーズは2003年まで続き、7枚のシリーズと2枚のベストが発売となり、
トータルで500万枚以上の売上げ枚数を記録しています。その他、『DANCE MAX』『バラードMAX』『CHRISTMAS MAX』など派生するタイトルを含めると、
実に50タイトル以上発売しており、累計セールスは1000万枚近くのセールスを記録しています。
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*過去のMAXはすべて廃盤です。