1968年作品。マイケル・ブルームフィールドは、バリー・ゴールドバーグ、ニック・グレイヴナイツ、バディ・マイルスらとエレクトリック・フラッグを結成。今作のライナーにマイケル自身がコメントしたように、バンドは別名アメリカン・ミュージック・バンドと名乗り、ブルースのみならず、街のざわめきや人々の沈黙に至るまでの幅広い音楽や音を標榜し志向しました。ホーン・セクションを取り入れるなど、ブルースの枠を越えたバラエティに富む曲にチャレンジし、どの曲も質の高い出来上がりの傑作に仕上がっています。注目すべきマイケルのギタープレイは、彼らしい伸びやかさを持った音色で充実振りを発揮し、バンドとのコンビネーションも申し分ない出来上がりですが、彼はこのデビュー作に参加するだけで後に脱退してしまいます。CD化に際し、4曲のボーナストラックが付け加えられ、この傑作を一層価値ある物にしました。
●完全生産限定盤
●A式ジャケット、内袋付
●'88年デジタルリマスター
●解説・歌詞・対訳付