ジョニー・キャッシュの歴史的な1968年のライヴをオリジナルな形で再現した3枚組BOXセット。『監獄の唄』という邦題で発売された当時は収録時間の関係で多くの曲がカットされましたが、新たに未発表音源が追加され、歴史的イベントがここに完璧に甦る事となりました。このライヴは1968年1月13日カリフォルニア州フォルサムにある州立フォルサム刑務所で録音されたもの。それに先立つ1962年、初めてここでライヴを行ったジョニー・キャッシュは、歌と演奏によって囚人たちと一体になります。そしてそれは、囚人たちへの励ましをこめて歌う彼自身に大きなものを与える事になったのでした。
この掛替えのない出来事に、ジョニー・キャッシュはライヴ録音を思いつきますが、レーベルが難色を示したため、ディランのプロデューサーとしても知られるボブ・ジョンストンが強力な推進役として現れるまで、実現するには6年もかかりました。更正する日までもくもくと耐えながら務めを果たす囚人たちに大歓迎され、騒然とした中で演奏をするアーティストの喜びが伝わる深い感動を呼ぶ名盤で、近年公開された自伝映画『ウォーク・ザ・ライン〜君につづく道』でもハイライトとなったエピソードです。名盤がバージョンアップされた今作は2つのショーをCD2枚に収め、映像資料やインタビューなどからジョニー・キャッシュを検証するDVD1枚が付いた究極のレガシー・エディションです。
01. | ヒュー・チェリーによる開演のアナウンス |
02. | ブルー・スウェード・シューズ |
03. | ディス・オールド・ハウス |
04. | ヒュー・チェリーによるアナウンスとジョニー・キャッシュの紹介 |
05. | フォルサム・プリズン・ブルース |
06. | バスティッド |
07. | 地下牢のように暗く |
08. | アイ・スティル・ミス・サムワン |
09. | コカイン・ブルース |
10. | あと25分 |
11. | アイム・ヒア・トゥ・ゲット・マイ・ベイビー・アウト・オブ・ジェイル |
12. | オレンジ・ブロッサム・スペシャル |
13. | 黒く長いベール |
14. | 母の写真を |
15. | 壁 |
16. | ノラ犬 |
17. | 真実の心 |
18. | ジョー・ビーン |
19. | ジャクソン |
20. | アイ・ガット・ア・ウーマン |
21. | ジョン・ヘンリーのハンマーの伝説 |
22. | ジューンズによる詩の朗読 |
23. | 思い出のグリーン・グラス |
24. | グレイストーン・チャペル |
25. | 終演のアナウンス |
01. | オールド・スピニング・ホイール |
02. | ヒュー・チェリーによる開演のアナウンス |
03. | マッチボックス |
04. | ブルー・スウェード・シューズ |
05. | ユー・キャント・ハブ・ユア・ケイト・アンド・イーディス・トゥー |
06. | 壁の花 |
07. | ハウ・グレート・ザウ・アート |
08. | ヒュー・チェリーによるアナウンスとジョニー・キャッシュの紹介 |
09. | フォルサム・プリズン・ブルース |
10. | バスティッド |
11. | 地下牢のように暗く |
12. | コカイン・ブルース |
13. | あと25分 |
14. | オレンジ・ブロッサム・スペシャル |
15. | ジョン・ヘンリーのハンマーの伝説 |
16. | バラに托した恋 |
17. | ノラ犬 |
18. | 真実の心 |
19. | ジョー・ビーン |
20. | ジャクソン |
21. | ロングレッグド・ギター・ピッキング・マン |
22. | アイ・ガット・ストライプス |
23. | 思い出のグリーン・グラス |
24. | グレイストーン・チャペル |
25. | グレイストーン・チャペル |
26. | ヒュー・チェリーによるジョニーの父レイ・キャッシュ等の紹介と終演のアナウンス |
新たに制作されたドキュメンタリーフィルム『ジョニー・キャッシュ・アット・フォルサム・プリズン』は、ジョニーのキャリアの中でもっとも重要な一日について、そしてその会場となった刑務所について念入りに検証しています。1968年にフォルサム刑務所で行われた歴史的コンサートについてのこのフィルムは、キャッシュの複雑で重層的な内面を明らかにするだけでなく、このアルバムが20世紀に録音されたもっとも重要なアルバムの一つであることを再確認させてくれます。DVDには、外からは見えない内部の初公開映像、著名な写真家ジム・マーシャルによる未発表写真、それにマール・ハガード、ロザンヌ・キャッシュ、マーティ・スチュアートをはじめ、コンサートに参加した当時の囚人たちの証言が収められています。収録時間:約2時間10分。
すべてのトラックはライヴ録音
1968年1月13日、フォルサム刑務所にて