01.Bolero ベックス・ボレロ (1968年 "TRUTH")
02. Stratus  ストレイタス (ビリー・コブハムのカバー)
03. You Never Know ユー・ネヴァー・ノウ (1980年 "THERE AND BACK")
04. 'Cause We've Ended 哀しみの恋人達 (1975年 "BLOW BY BLOW ")
05. Behind The Veil ビハインド・ザ・ヴェイル (1989年 "GUITAR SHOP")
06. Two Rivers トゥー・リバーズ (1989年 "GUITAR SHOP")
07. Star Cycle スター・サイクル (1980年 "THERE AND BACK")
08. Big Block ビッグ・ブロック (1989年 "GUITAR SHOP")
09. Nadia ナディア (2000年 "YOU HAD IT COMING")
10. Angels エンジェル(フットステップス) (1999年 "WHO ELSE!")
11. Scatterbrain スキャッターブレイン (1975年 "BLOW BY BLOW")
12. Led Boots レッド・ブーツ (1976年 "WIRED")
13. Pork Pie / Brush With The Blues グッドバイ・ポーク・パイ・ハット(1976年 "WIRED")
 / ブラシ・ウィズ・ザ・ブルース (1999年 "WHO ELSE!")
14. Blue Wind 蒼き風 (1976年 "WIRED")
15. Over The Rainbow  オーヴァー・ザ・レインボー

Jeff Beck, Vinnie Colaiuta, Pino Palladino, Jason Rebello
Recorded by Gregg Bess, April 2006.
(No edits or No orverdubs)
 近年のジェフ・ベック人気はすさまじいものがあり、紙ジャケは大ヒット、来日も05年、06年(UDO FES)と2年連続と、日本のファンに相も変らぬ凄まじいテクニックを見せ付けてくれたのも記憶に新しい。
そんな中2005年の来日の際にリリースした『ライヴ・ベック!』も大ヒットを記録。その第二弾となるのが今作で、2006年4月に行なわれた貴重な最新ライヴ音源を収録。バックメンバーもベースにピノ・パラディーノ、ドラムにヴィニー・カリウタ、キーボードにジェイソン・リヴェロを従えた、2005年の来日公演のメンバーでの強力パフォーマンス!このCDはジェフ・ベックのコンサート会場やオフィシャルサイトでONLINEのみで購入することができたもので、一般のお店では販売されなかったシロモノ。現段階でのジェフの最新盤であり、『BBA LIVE IN JAPAN』『ライヴ・ワイアー』と『ライヴ・ベック』に続く4作目となるライヴ盤。

 ジェフ・ベック・グループの『トゥルース』から、『ブロウ・バイ・ブロウ』『ワイアード』などの名盤、そして最近のものまで、それぞれのアルバムからまんべんなく選曲されオールタイム的なセットリスト。名曲「哀しみの恋人」の美しい音色や、難曲「スキャッターブレイン」の“いったいどうやって弾いてるの? "ってくらいの神業プレイ続出で、なにはともあれ最後の「オーヴァー・ザ・レインボー」のギターの音色は鳥肌モノ!この一曲だけでも聞く価値アリ!!現段階で「オーヴァー・ザ・レインボー」が収録されているのはこのアルバムだけ!きっと来日公演を見た方はあの天にも昇る美しさを思い出すはず!

<メンバー> 神の手を支える神業師達!
ピノ・パラディノ:エルトン・ジョンやフィル・コリンズとの演奏経験があるベーシスト。ベックとの活動の後は、ジョン・メイヤー・トリオとの活動を経て、現在はザ・フーのベーシストとしてツアー中
ジェイソン・リベロ:アート・ブレイキー、ブランフォード・マルサリス、ウェイン・ショーターなどのジャズミュージシャンとの共演が多いキーボーディスト。スティングのツアー・メンバーとして来日公演も行っています。
ヴィニー・カリウタ:フランク・ザッパとの活動や、ジョニ・ミッチェルとの共演を始め数々のセッションに参加。94年にはソロ・アルバムもリリースしています。キーボードのジェイソン同様、スティングのツアー・メンバーとしてもおなじみです。

2005年来日公演時ライヴ・レポート!

2005年7月1日よりスタートした、ジェフ・ベックのジャパン・ツアー。通算8回目の来日公演(ベック・ゴガート&アピスを含めると9回目)は予想通り随所に素晴らしいプレイを聴かせてくれ、とても61歳とは思えない力強いものでした(ルックスの変らなさは驚異的!)。セットリストもジェフ・ベック・グループの『トゥルース』から、『ブロウ・バイ・ブロウ』『ワイアード』などの名盤、そして最近のものまで、それぞれのアルバムからまんべんなく選曲されオールタイム的なセットリスト。更にジミ・ヘンの名曲を2曲カバー。
名曲「哀しみの恋人」の美しい音色や、難曲「スキャッターブレイン」の“いったいどうやって弾いてるの? "ってくらいの神業プレイ続出で、特に最後の「オーヴァー・ザ・レインボー」のギターの音色は鳥肌モノ!この一曲だけでも聞く価値あると思います。

ステージ上もこの上ないくらいド・シンプルでアンプもマーシャル3段組って以外はとくに何の変哲もなく足元にはワウペダルとブースターのみ。。。それに今回もってきてるギターもなんと、たった2本!?それであんな音出しちゃうんですから、どうなってるんでしょうね?
お客さん達も終演後、ホールから出てきて、「スゴすぎる・・・」「スゴかった・・・」「やっぱ先生スゲーや・・・」(ちなみにコアファンはベックのことを「先生」って呼んでます。。)と皆さん感嘆の言葉をため息まじりでつぶやきながら去っていきました。たぶん、あの会場にいた方すべてが大満足だったと思います。また“1音も聴き逃すまい "って姿勢で皆さん臨んでいるので、普通だったら曲終わりで大拍手・・・ってところ、最後の一音が消えるまでじっと聴いてるのが印象的。しまいにはアンプのジリジリって音まで聞こえてきたのは、ちょっとびっくり!とにかく聴くもの観るもの全てをそういう意識にさせてしまうほど、ジェフ・ベックのプレイはあまりにも凄いものでした。

バックを固めるメンツもさすがテクニカルな面々なので手堅く、特に手数の多いドラムのヴィニー・カリウタは相性ばっちりだったのではないかと思います。ヴォーカルのジミー・ホールはジェフ・ベックの85年作『フラッシュ』で共演。ピノ・パラディノは昨年ザ・フーのメンバーとして来日したのも記憶に新しいところ。ジェイソン・リベロはアート・ブレイキー、ブランフォード・マルサリス、ウェイン・ショーターなどのジャズミュージシャンとの共演が多いキーボーディストで、最近ではスティングのツアー・メンバーとして来日。ドラムのヴィニー・カリウタは多才なドラマーでフランク・ザッパとの活動や、ジョニ・ミッチェルとの共演を始め数々のセッションに参加。94年にはソロ・アルバムもリリースしています。キーボードのジェイソン同様、スティングのツアー・メンバーとしてもおなじみのテクニシャン!
今回ベック先生は本当に楽しそうです。相変わらずMCはほとんどないんですけど、ニッコニッコでびっくり。ステージから投げキッスやら大サービス。ギターを弾くのが楽しくてしょうがないって感じで、ギターをおもちゃとして、じゃれあって遊んでる、永遠のギター小僧(61歳の方に失礼ですけど)って雰囲気で、見てるほうも嬉しくなってくるようなライヴでした!

<ジェフ・ベックJAPAN TOUR 2005  7/1神奈川県民ホールセット・リスト>
1. アースクエイク (2000年 "YOU HAD IT COMING")
2. STRATUS (ビリー・コブハムのカバー)
3. ユー・ネヴァー・ノウ (1980年 "THERE AND BACK")
4. 哀しみの恋人達 (1975年 "BLOW BY BLOW ")
5. ローリン・アンド・タンブリン(V) (2000年 "YOU HAD IT COMING")
6. モーニング・デュー(V) (1968年 "TRUTH")
7. ビハインド・ザ・ヴェイル (1989年 "GUITAR SHOP")
8. トゥー・リバーズ (1989年 "GUITAR SHOP")
9. スター・サイクル (1980年 "THERE AND BACK")
10. ビッグ・ブロック (1989年 "GUITAR SHOP")
11. スキャッターブレイン (1975年 "BLOW BY BLOW")

---10 Minute Interval ---

12. ベックス・ボレロ (1968年 "TRUTH")
13. ナディア (2000年 "YOU HAD IT COMING")
14. エンジェル(フットステップス) (1999年 "WHO ELSE!")
15. レッド・ブーツ (1976年 "WIRED")
16. ダイヤモンド・ダスト (1975年 "BLOW BY BLOW")
17. ヘイ・ジョー(V) (ジミヘンのカバー)
18. マニック・デプレッション(V) (ジミヘンのカバー)
19. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット (1976年 "WIRED")
20. ブラシ・ウィズ・ザ・ブルース (1999年 "WHO ELSE!")
21. 蒼き風 (1976年 "WIRED")
22. ピープル・ゲット・レディ(V) (1985年 "FLASH")
23. ゴーイング・ダウン(V) (1972年 "JEFF BECK GROUP")

Encore
24. オーヴァー・ザ・レインボー


(V)=w/Vocal