<80年代最重要アルバム> …米ローリングストーン誌
<史上最高のブリティッシュアルバム第5位> …英Q誌
ペニー・スミスによる刺激的なカヴァー・ショットは、“Most Iconic Image In Rock & Roll(ロックンロールの最も 象徴的イメージ)”
CD1 - The Original album
オリジナル・アルバム『London Calling』をデジタルリマスター
CD2 - The Vanilla Tape
最近ミック・ジョーンズの倉庫で発見されたもので、全くの未発表の『London Calling』のデモや未発表曲収録!驚きの21曲収録。『ロンドン・コーリング』収録19曲中、15曲の別テイク、5曲の全くの未発表となる新曲(うち1曲はボブ・ディランのカバー)、デビューアルバムからの「リモート・コントロール」
Bonus DVD-”Making of London Calling”(日本盤対訳字幕付=これが重要!):
メンバーのインタビューなどで綴るメイキング・オブ・『ロンドン・コーリング』や、ホームビデオで撮られた驚きのスタジオでのレコーディング時映像!他未発表ライヴ・パフォーマンス映像やクリップなど、初めて『ロンドン・コーリング』の制作現場の全貌が明らかになる!
 
'The Last Testament' - 32分に及ぶ'making of London Calling'ドキュメンタリー! ミック・ジョーンズ、ポール・シムノン、トッパー・ヒードン、そしてジョー・ストラマー、さらに当時の全てを知るマネージャーKosmo Vinylのインタビューが含まれている。
完全未発表!ホームビデオで撮影されたWessex Studiosでのリハーサル・シーン!(驚きの映像!ホームビデオで撮影されたモノクロで画質は悪いものの、プロデューサーのガイ・スティーヴンスの狂気の沙汰やレコーディングの断片が初めて明らかになる凄い映像です「ルイ・ルイ」のパフォーマンスも収録)
'London Calling', 'Train In Vain', 'Clampdown'のプロモクリップ収録!

 この秋からジョー・ストラマーの命日にかけて、歴史的な作品として大きな話題を呼ぶこと間違いなし!議論の余地なく史上最高と認知されるロック・アルバムの一枚といえる、ザ・クラッシュの79年の名作『ロンドン・コーリング』が未発表ボーナスディスク付CD2枚組+DVDの3枚組という凄まじいパッケージの”レガシーエディション”でのリリースが決定!The Clashにとって通算3枚目の作品となるこのアルバムは、革新的な”マスターピース”として、これまで多くの人々に認められてきた。オフスプリングやランシドといった近年のUSアウトフィッツによるスカ・パンクから、システム・オブ・ア・ダウン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、マニック・ストリート・プリーチャーズなどの政治的発言にまで、これまで計り知れない影響力を与えている。

  79年12月14日にUKで発売となった今作はザ・クラッシュにとっては通算3作目となる作品で、全英最高位9位、全米でも最高位27位。シングルは「ロンドン・コーリング」も全英チャートで11位まで上昇した。モット・ザ・フープルのプロデューサーであるガイ・スティーブンスを迎え,クラッシュのルーツであるシンプルでストレートなロックンロールを貫きながら、彼らの培ってきた様々な音楽的背景を映し出している。レゲエ、スカ、ロカビリー、ラテン、R&B等あらゆる音楽要素を含んで生まれた全19曲は、クラッシュが“パンク”という枠にとらわれないバンドである事を実証したのである。ニューヨークでのライヴをとらえたジャケット写真はペニー・スミスによって撮影され、写っているのはベーシストのポール・シムノン。

  今回の25周年記念盤は3枚組。CD1はオリジナル・アルバム『London Calling』をデジタルリマスターしたもの。CD2は「The Vanilla Tapes」と名づけられた最近ミック・ジョーンズの自宅のガレージで発見された、全くの未発表の『London Calling』のデモや未発表曲収録!驚きの21曲。この「The Vanilla Tapes」とは『London Calling』アルバムのレコーディングのためWessex Studiosに入る前に、バンドが小さなリハーサルスタジオを借りて、リハーサルセッションを行っていた。そのスタジオの名前がVanilla Studios。そのときレコーディングしたテープが最近ミック・ジョーンズのガレージで見つかり、The Vanilla Tapesと命名された、とのこと。ちなみに(3)はブリクストンの銃、(10)はジミージャズ、(12)はニューヨーク42番街、(17)はクランプダウンの原曲と思われます。結局アルバムには入らなかった(9)(13)(14)(15)(18)はザ・クラッシュの新曲!とも言えるものでしょう((15)はディランのカバーで『NEW MORNING』収録)。なぜかデビューアルバム「白い暴動」から(16)1曲だけ入ってるのかも謎で興味深いところ。

 更にもう一枚、Bonus DVDには'The Last Testament'と呼ばれる 32分に及ぶ'making of London Calling'のドキュメンタリー映像が収録。 ミック・ジョーンズ、ポール・シムノン、トッパー・ヒードン、そしてジョー・ストラマーのインタビューとともに、当時のバンドの全てを知るマネージャーKosmo Vinylが初めてインタビューに答えており、当時のバンドを取り巻く状況が初めて明らかになる!!このDVDでの一番の驚きは、当時のホームビデオで撮影されたと思われるWessex Studiosでのリハーサル・シーン!ブート映像かと思えるほど画質は悪い、白黒の映像で音も途絶え途絶えながら、彼らが醸し出す「熱」だけはビンビン伝わってくる!プロデューサーのガイ・スティーヴンスの奇行とも思えるような振る舞いや、原石の輝きともいえるリハーサルの模様が繰り広げられている(「ルイ・ルイ」のパフォーマンスも収録)。プラス'London Calling', 'Train In Vain', 'Clampdown'などのプロモクリップが収録される、これ以上ないってくらい、おなかいっぱいになるボーナスDVDである!!
(Disc2、The Vanilla Tapesは『LONDON CALLING』(Disc1)のリハーサル音源やデモ音源のため、実際のオリジナルテイク(Disc1)とは異なっております。しかしながら、『LONDON CALLING』の大元となった原石のようなテイクなので、どこがどう異なっているのか?を検証するため、ブックレットには比較検証したい方の少しでもお役に立てばということで、歌詞の差異を掲載しています)
Hateful(Instrumental)
この時点ではまだ歌詞ができていないのか?Disc1(4)「Hateful/ヘイトフル」のバックトラックのみの演奏。
Rudie Can't Fail
Disc1(5)「Rudie Can't Fail/しくじるなよ、ルーディ」の原曲。ホーンなどのアレンジは当然入っておらず、歌詞も若干異なる。
Paul's Tune(Instrumental)
ポール・シムノン作Disc1(10)「The Guns Of Brixton/ブリクストンの銃」の原曲。既に印象的なベースラインは出来上がっており、かなりオリジナルよりも遅いヴァージョン。
I'm Not Down
Disc1(17)「I'm Not Down/アイム・ノット・ダウン」の原曲、頭の歌詞が全く異なっている。
Four Horsemen
Disc1(16)「4 Horsemen/四人の騎士」の原曲。歌詞はほぼオリジナルに近いが、最後の“The Deal””Ride”のリフレイン。
Koka, Kola, Advertising & Cocaine
Disc1(13)「Koka, Kola/コカ・コーラ」の原曲。かなり歌詞は異なっている。
Death or Glory
Disc1(12)「Death Or Glory/死か栄光か」の原曲。
Lover's Rock
Disc1(15)「Lover's Rock/ラヴァーズ・ロック」の原曲。イントロや途中でハーモニカのフレーズを入れたりしている。
Lonesome Me
未発表曲。どのアルバムにも収められていないザ・クラッシュの新曲ともいえる。
The Police Walked in 4 jazz(Instrumental)
Disc1(3)「Jimmy Jazz/ジミー・ジャズ」の原曲。まだJAZZYとはほど遠い雰囲気のストレートなヴァージョン。最後は耐え切れなくなったのか?いきなり早いフレーズへ。
Lost in the Supermarket
Disc1(8)「Lost In The Supermarket/ロスト・イン・ザ・スーパーマーケット」の原曲。これはオリジナルとほとんど歌詞は変わらない。一番最後のフレーズにオリジナルには入っていない“I'm all lost”というリフレインの意味が気になるところ。
Up-Toon(Instrumental)
Disc1(7)「The Right Profile/ニューヨーク42番街」の原曲。
Walkin' The Slidewalk(Instrumental)
未発表曲。どのアルバムにも収められていないザ・クラッシュの新曲ともいえる。
Where You Gonna Go (Soweto)
未発表曲。どのアルバムにも収められていないザ・クラッシュの新曲ともいえる。
The Man In Me
未発表曲。どのアルバムにも収められていない。ボブ・ディランの1970年のアルバム『NEW MORNING』に収録されている曲のカバー。
Remote Control
1stアルバム『白い暴動』に収録されていた名曲。ジョーはこの曲はライヴで演奏しないとかマスコミには言っていたが、実際にはCBSが勝手にシングルを切ったことについて怒っていた模様。本当は好きな曲だったはずだとミックは語っている。
Working And Waiting(Instrumental)
Disc1(9)「Clampdown/クランプダウン」の原曲。
Heart And Mind
未発表曲。どのアルバムにも収められていないザ・クラッシュの新曲ともいえる。
Brand New Cadillac
DISC1(2)「Brand New Cadillac/新型キャディラック」の原曲。
London Calling
DISC1(1)「London Calling/ロンドン・コーリング」の原曲。歌詞がかなり異なっている。
Revolution Rock(Instrumental)
DISC1(18)「Revolution Rock/リヴォリューション・ロック」の原曲。かなりダブの要素が強い。スタジオでのお遊び的。