新しい夜明け NEW MORNING

1. イフ・ナット・フォア・ユウ
2. せみの鳴く日
3. 時はのどかに流れゆく
4. ジプシーに会いに行った
5. ウィンタールード
6. イフ・ドッグズ・ラン・フリー

7. 新しい夜明
8. サイン・オン・ザ・ウィンドウ
9. ワン・モア・ウィークエンド
10. ザ・マン・イン・ミー
11. 3人の天使
12. ファーザー・オブ・ナイト

1970年作品。賛否飛び交った問題作『セルフ・ポートレイト』からわずか四ヶ月後に発売された通算12枚目は、一転して全曲ディランのオリジナル作品で占められます。力強いフォークロック・サウンドで貫かれ、カバーアートは哲学者のようなディランらしいものであり、タイトルも素晴らしい時代が続くことを示唆するようなものだった為、真のディランが戻ってきたとファンや評論家はこぞって絶賛しました。ジョージ・ハリスンとの共作「イフ・ノット・フォー・ユー」はジョージの3枚組大作『オール・シングス・マスト・パス』にも収録され、のちにオリビア・ニュートン・ジョンがカヴァーして大ヒットを記録しました。プロデュースは、ボブ・ジョンストンで、アル・クーパー、デヴィッド・ブロンバーグらがバック・ミュージシャンとして参加しています。

●E式シングルジャケ(Columbia KC 30290)を再現
●ソニー初版帯(SONP50390)を復刻
●解説・歌詞・対訳付

偉大なる復活 BEFORE THE FLOOD

<DISC-1>
1. 我が道を行く
2. レイ・レディ・レイ
3. 雨の日の女
4. 天国への扉
5. 悲しきベイブ
6. やせっぽちのバラッド
7. クリップル・クリーク
8. アイ・シャル・ビー・リリースト
9. エンドレス・ハイウェイ
10. オールド・ディキシー・ダウン
11. ステージ・フライト

<DISC-2>
1. くよくよするなよ
2. 女の如く
3. イッツ・オールライト・マ
4. ザ・シェイプ・アイム・イン
5. ホエン・ユー・アウェイク
6. ザ・ウェイト
7. 見張塔からずっと
8. 追憶のハイウェイ61
9. ライク・ア・ローリング・ストーン
10. 風に吹かれて

1974年作品。通算17枚目となる本作は、1月3日から2月14日まで21都市で40回のステージをこなし65万人を動員した、当時史上最大のロックコンサートツアーとなったディラン/ザ・バンドのステージを記録したライヴアルバムです。この8年振りとなったツアーをまとめた今作は、ディランにとって初の完全ライヴ作品ともなりました。この2枚組の大作には21曲が収録されていますが、13曲がディランで8曲がバンドの演奏によるもので、それぞれの代表曲が並んでいます。ツアー最終日の録音が多いため、ディランの声はかなりハスキーさを増しているものの、充実した内容のアルバムに仕上がっています。

●E式ダブルジャケ(Asylum AB 201)を再現
●初版帯(Warner P P5138-9Y)を復刻
●解説・歌詞・対訳付

地下室(ザ・ベースメント・テープス) BASEMENT TAPES

<DISC-1>
1. オッズ・アンド・エンズ
2. オレンジ・ジュース・ブルース
3. 100 万ドルさわぎ
4. ヤズー・ストリート・スキャンダル
5. アカプルコへ行こう
6. ケイティは行ってしまった
7. ロー・アンド・ビホールド
8. ベッシー・スミス
9. 物干しづな
10. リンゴの木
11. おねがいヘンリー夫人
12. 怒りの涙

<DISC-2>
1. なにもないことが多すぎる
2. おもいぞパンのビン
3. エイント・ノウ・モア・ケイン
4. 堤防決壊(ダウン・イン・ザ・フラッド)
5. ルーベン・リーマス
6. タイニー・モントゴメリー
7. どこにも行けない
8. ヘンリーには言うな
9. なにもはなされなかった
10. ドアをあけて
11. 長距離電話交換手
12. 火の車

1975年作品。1966年にオートバイ事故にあったディランは活動を休止しウッドストックで半ば隠遁生活を送っていました。謎めいたこの時期に(1967年4〜10月)、ザ・バンドと共にビッグピンクと呼ばれた家の地下室でプライベート録音したのがこの19枚目のアルバムになります。本来は、音楽出版社に送るデモテープとして録音したものでしたが、ブートレッグとして広く出回るにつれ、ファンの間では正式発売が熱望され、録音からおよそ8年を経て陽の目を浴びます。当時70曲あまりを録音したと伝えられていますが、今作には24曲が収録されました。休養しながらも旺盛な制作意欲で素晴らしい曲を作り続けていた60年代半ばのディランを伝える作品でもあります。

●E式ダブルジャケ(Columbia C2 33682)を再現
●ソニー初版帯(SOPJ120-121)を復刻
●解説・歌詞・対訳付

ディラン&ザ・デッド/ライヴ DYLAN AND THE DEAD

1. スロー・トレイン
2. アイ・ウォント・ユー
3. ガッタ・サーヴ・サムバディ
4. クィーン・ジェーン

5. ジョーイ
6. 見張塔からずっと
7. 天国への扉

1989年作品。デビュー以来、ディランは数々のミュージシャンやグループをバックに演奏や録音を繰り返してきました。新たに選んだ相手がグレイトフル・デッドである事は、驚きをもって迎えられましたが、ライヴを信条とするこの二組のアーティストが同じステージに立つというのは必然でもありました。彼らは1987年7月に、6回のスタジアム・ツアーを行ない、その時のライヴが2年後に33枚目のアルバムとして発売されます。二大巨頭の歴史的な共演ということもあり、ツアーは大盛況。今作でのレイドバックした演奏や歌唱はこの組み合わせだからこそ生まれたもので、「ジョーイー」は名演の一つになっています。ジェリー・ガルシアの死によりグレイトフル・デッドは解散してしまったので、二度と実現しない貴重なライヴ盤でもあります。

●E式シングルジャケ(Columbia OC 45056)を再現
●ソニー初版帯(25DP 5402)を復刻
●解説・歌詞・対訳付