<DISC1>
Baby, I'm in the Mood for You  ベイビー、アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ユー
Mixed - Up Confusion (Single Version) ゴチャマゼの混乱
Tomorrow Is a Long Time 明日は遠く
Lay Down Your Weary Tune レイ・ダウン・ユア・ウィアリー・チューン
Percy's Song パーシーズ・ソング
I'll Keep It with Mine アイル・キープ・イット・ウィズ・マイン
Can You Please Crawl out Your Window? (Single Version) 窓からはい出せ
Positively 4th Street 寂しき4番街
Jet Pilot ジェット・パイロット
I Wanna Be Your Lover アイ・ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー
I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) (Live) アイ・ドントビリーヴ・ユー
Visions of Johanna (Live) ジョアンナのヴィジョン
Quinn the Eskimo (The Mighty Quinn) マイティ・クイン (Quinn The Eskimo)
Watching the River Flow 河のながれを見つめて
When I Paint My Masterpiece マスターピース
<DISC2>
Down in the Flood (Live)        ダウン・イン・ザ・フラッド
I Shall Be Released アイ・シャル・ビー・リリースト
You Ain't Goin' Nowhere ゴーイング・ノーホエア
George Jackson (Acoustic Version) ジョージ・ジャクソン
Forever Young いつまでも若く
You're a Big Girl Now きみは大きな存在
Up to Me アップ・トゥ・ミー
Abandoned Love アバンダンド・ラヴ
Isis (Live) イシス
Romance in Durango (Live) ドゥランゴのロマンス
Caribbean Wind カリビアン・ウィンド
Heart of Mine (Live) わたしの心
Series of Dreams 夢のつづき
Dignity (Alternate Version) ディグニティ
Things Have Changed        シングス・ハヴ・チェンジド

『サイド・トラックス』紙ジャケのポイント
 

*US record store day用3枚組6面折りたたみLPアートワーク&レーベル面を再現

*帯は新たに日本制作

  ディランのソングライター兼レコーディング・アーティストとしての見事な多作ぶりの必然的な結果として、需要が時には供給を上回ることがある。これまでも何回か時折起こってきた休閑期には、思慮深い“ベスト盤”や、キャリアの総括や、グレイテスト・ヒッツが需要を満たすために何度か登場してきた。そして1971年の『グレイテスト・ヒッツ第2集』以来、これらのコンピレーションにはレア音源や未発表音源が収録され、ファンの興味を惹いている。新しいコンピレーション『サイド・トラックス』は、『グレイテスト・ヒッツ第2集』(1971年)、米国外で編纂されたアンソロジー『傑作』(1978年)、あらゆる層にアピールするボックス・セット『バイオグラフ』(1985年)、『グレイテスト・ヒッツ第3集』、『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン VOL.2』に入っていなければ日の目を見ることのなかった楽曲を集めたもの。大半は既に発表されている曲を擁するこれらのコレクションから、アルバム未収録曲や未発表曲を30曲集めている。内訳は以下の通りである。
   

『グレイテスト・ヒッツ第2集』

  1971年に発売された2枚組の作品集。基本的にはストレートに時系列で楽曲を並べているが、最初と最後はこの後より多くの作品がもたらされることを示唆している。1971年はこの旅人が前進を一時的に止めた1年だったのだ。そうして、ブルー・ロックでレオン・ラッセルと録音したシングルのA面「河のながれを見つめて(Watching The River Flow)」だけではなく、ディランがザ・バンドの4作目のアルバム『カフーツ』に提供した傑作「マスターピース (When I Paint My Masterpiece)」も収録された。ソロ・ピアノが大半を占めるヴァージョンとブルー・ロック・スタジオでレコーディングしたフル・バンドのヴァージョンのどちらを使うか悩んだ結果、後者を収録することにした(前者は、現在では『ザ・ブートレッグ・シリーズ第10集』で聴くことができる)。他には、ビッグ・ピンクの地下室で録音された曲のインパクトも印象深い。残念ながらこれらのオリジナル録音は荒削りすぎてCBSの品質基準に達しなかったため、彼は9月のある日の午後にスタジオを予約し、旧友のハッピー・トラウムにバンジョーを持ってきてもらい、3つの異彩を放つ“ベースメント・テープ”トラックに伴奏を付けてもらった。それが「アイ・シャル・ビー・リリースト (I Shall Be Released)」、(大半を書き直した)「ゴーイング・ノーホエア (You Ain’t Goin’ Nowhere)」と「ダウン・イン・ザ・フラッド (Down In The Flood)」である。最後に、「明日は遠く (Tomorrow Ia A Long Time)」のタウン・ホール録音は、ディランがこれまで書いたなかで気に入っていたものの自分ではリリースしていなかった曲である。そう、エルヴィスからイアン&シルヴィアまで素晴らしい録音が数多く存在しているが、これほどすべてをそぎ落としたものはない。
   

『バイオグラフ』

 

30曲中19曲と、『サイド・トラックス』収録曲の出典の大半を占めるが、これは同作が1962年から1981年までディランのキャリア全体を網羅するという最も幅広い視点に立っていることを反映している(発売は1985年だが、『ショット・オブ・ラブ』と『インフィデル』の間に編纂されている)。アナログ5枚、CD3枚からなるこのセットの収録曲の大半は既出のものだったが、未発表曲がライヴ・スタジオ音源とも相当量あったため、「コレクター的な魅力」を持つボックスセットだった。日本限定発売の『傑作』から一部インスピレーションを得た(「ジョージ・ジャクソン (George Jackson)」は同作から採用されている)『バイオグラフ』には、「レイ・ダウン・ユア・ウィアリー・チューン (Lay Down Your Weary Tune)」、「パーシーズ・ソング (Percy’s Song)」(以上『時代は変る』のアウトテイク)、「アイル・キープ・イット・ウィズ・マイン (I’ll Keep It With Mine)」(『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のアウトテイク)、「マイティ・クイン (Quinn The Eskimo)」の“ベースメント・テープ”のオリジナル・ヴァージョン、のちに『血の轍』に収録されるためにミネアポリスで再録音された「きみは大きな存在 (You’re A Big Girl Now)」のニューヨーク録音オリジナル・ヴァージョンなど、しばしば海賊盤化されていた“失われた”原石がフィーチャーされていた。ほかには「アップ・トゥ・ミー (Up To Me)」の伝説の、完成したスタジオ・ヴァージョン(『血の轍』のセッションより)、「アバンダンド・ラヴ (Abandoned Love)」(『欲望』)、「カリビアン・ウィンド (Caribbean Wind)」(『ショット・オブ・ラブ』)といった、長年噂はされていたものの『バイオグラフ』の発売前のテープでのみ配布されていた曲も収録された。1966年と1975年のツアーからの賢明な楽曲のサンプルもまた、それまで粗雑なブートレッグに頼ることしかできなかったファンたちには願ったり叶ったりだった。これほど多くの未発表音源、しかも重要な未発表音源が収録されていることが功を奏し、『バイオグラフ』は史上2番目の売り上げを誇るボックスセットとなり(1位は『エルヴィス・アーロン・プレスリー』)、ビルボード誌のホット100チャートに登場した。CDの時代にそのようなボックス・セットのブームがやってくることを期待させる出来事だった。

   

『グレイテスト・ヒット第3集』および『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン VOL.2 』

 

これら近年のアンソロジーは1994年と2000年に発売されており、オリジナルの『グレイテスト・ヒッツ』よりもキャリアを網羅し、かつ『バイオグラフ』ほど幅広くないものを求めていたファンのために企画された。どちらにも厳密に“グレイテスト・ヒッツ”とはいえないものの、数曲のボーナス曲が収録されており、近年のディランの“ベスト”な姿をとらえている。『グレイテスト・ヒット第3集』には1991年の『ザ・ブートレッグ・シリーズ第1~3集』のリリースに合わせてリリースされた彼にとって最後の7インチシングル盤「シリーズ・オブ・ドリームズ (Series Of Dreams)」のシングル・エディットと、ブレンダン・オブライエンが手がけた『オー・マーシー』のアウトテイク「ディグニティ (Dignity)」の1994年のリミックスが収録された。『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン VOL.2 』には「ディグニティ」の1989年のヴァージョンの現物がグランジ色を抜いた形で、ディランが初のアカデミー賞を受賞したばかりのカーティス・ハンソンの名作映画『ワンダー・ボーイズ』挿入歌「シングズ・ハヴ・チェンジド」とともに収録された。『バイオグラフ』の豊富なボーナス・トラックと同様、これらのボーナス・トラックもディランのアルバムの歴史において重要な位置を占めている。収録曲をすべて並べてしまうと、『グレイテスト・ヒッツ第2集』や『バイオグラフ』のようなコレクションの担っていた、ファンに(それまで未発表だった)ディランの音楽を紹介するという大切な役割を無視することになってしまう。それゆえの『サイド・トラックス』なのだ。


収録曲について

Baby, I’m In The Mood For You

 

1962年7月9日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』のための3回目のセッションで録音。4回のテイクが残されている。

Mixed-Up Confusion

 

1962年11月14日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の6回目のセッションで録音。15回のテイクが残されている。 ほかにも10月26日(3テイク)、11月1日(6テイク)が残されていることからわかるように、初めてバック・ミュージシャンといっしょにレコーディングしたディランは、この曲を完成させるのにかなり手こずったようだ。なお、この曲はディランのシングルデビュー曲として1962年12月14日に発売された。

Tomorrow Is A Long Time

  1963年4月12日、ニューヨークのタウンホールでライヴレコーディング。正式なスタジオ録音は発表されていないが、62年12月に著作権登録用にニューヨークのウィットマーク&サンズで録音したデモテープが『ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモズ』に収録されている。 なお、1970年6月4日にニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオで、チャーリー・ダニエルズ、デヴィッド・ブロンバーグ、ロン・コーネリウス、アル・クーパー、ラス・カンケルといっしょに『新しい夜明け』のセッションでも録音(3テイク)している。
Lay Down Your Weary Tune
  1963年10月24日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『時代は変る』の5回目のセッションで録音。1テイクだけ残されている。
Percy’s Song
  1963年10月23日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『時代は変る』の4回目のセッションで録音。1テイクだけ残されている。
I’ll Keep It With Mine
  1965年1月14日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』の2回目のセッションで、ジョン・ハモンド・ジュニア、ブルース・ラングホーン、ジョン・セバスチャン、ジョン・ブーンといっしょに録音(1テイク)。64年6月にニューヨークのスタジオで録音したデモテープが『ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモズ』に収録されている。66年の『ブロンド・オン・ブロンド』セッションでも何度か録音している。
Can You Please Crawl Out Your Window?
  1965年11月30日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『ブロンド・オン・ブロンド』の2回目のセッションで、ロビー・ロバートソン、ジョセフ・サウター、ブルース・ラングホーン、ガース・ハドソン、アル・クーパー、リック・ダンコー、リチャード・マニュエル、ポール・グリフィン、ボビー・グレッグといっしょに録音(10テイク)。65年7月30日にもマイク・ブルームフィールド、ポール・グリフィン、ボビー・グレッグ、ラス・サヴァカス、ハーヴィー・ゴールドスタイン、アル・クーパーたちと録音(20テイク)している。
Positively 4th Street
   1965年7月29日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオで、マイク・ブルームフィールド、フランク・オウエンズ、ボビー・グレッグ、ラス・サヴァカス、アル・クーパーといっしょに録音(10テイク)。
Jet Pilot
  1965年10月5日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『ブロンド・オン・ブロンド』の最初のセッションで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、アル・クーパー、リック・ダンコー、リチャード・マニュエル、リーヴォン・ヘルムといっしょに録音(7テイク)。
I Wanna Be You Lover
  1965年10月5日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『ブロンド・オン・ブロンド』の最初のセッションで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、アル・クーパー、リック・ダンコー、リチャード・マニュエル、リーヴォン・ヘルムといっしょに録音(7テイク)。
I Don’t Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
  1966年5月6日、北アイルランド・ベルファストのABCホールでライヴレコーディング。バックはロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエル、ミッキー・ジョーンズ。スタジオ録音は64年6月9日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。アルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』のセッション(5テイク)。
Visions Of Johanna
  1966年5月26日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライヴレコーディング。バックはロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエル、ミッキー・ジョーンズ。スタジオ録音は66年2月14日、ナッシュヴィルのコロンビア・ミュージック・ロウ・スタジオ。アルバム『ブロンド・オン・ブロンド』の6回目のセッション(4テイク)。
Quinn The Eskimo
   1967年6−10月、ニューヨーク州ウェストソウガティーズのビッグピンクで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエルといっしょに録音(2テイク)。
Watching The River Flow
   1971年3月16日、ニューヨークのブルーロック・スタジオで、レオン・ラッセル、ジェシ・エド・デイヴィス、ドン・プレストン、チャーリー・ラドル、ジム・ケルトナーといっしょに録音。
When I Paint My Masterpiece
   1971年3月16日、ニューヨークのブルーロック・スタジオで、レオン・ラッセル、ジェシ・エド・デイヴィス、ドン・プレストン、チャーリー・ラドル、ジム・ケルトナーといっしょに録音。
Crash On The Levee (Down In The Flood)
   1971年9月24日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオでハッピー・トラウムと録音(2テイク)。67年6−10月、ニューヨーク州ウェストソウガティーズのビッグピンクで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエルといっしょに録音した別ヴァージョンが『地下室(ザ・ベースメント・テープス)』に収録されている。
I Shall Be Released
   1971年9月24日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオでハッピー・トラウムと録音(4テイク)。67年6−10月、ニューヨーク州ウェストソウガティーズのビッグピンクで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエルといっしょに録音した未発表の別ヴァージョンがある。
You Ain’t Goin’ Nowhere
   1971年9月24日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオでハッピー・トラウムと録音(4テイク)。67年6−10月、ニューヨーク州ウェストソウガティーズのビッグピンクで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエルといっしょに録音した別ヴァージョンが『地下室(ザ・ベースメント・テープス)』に収録されている。
George Jackson (acoustic version)
   1971年11月4日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオで、ケニー・バトリー、ベン・キース、レオン・ラッセル、ジョシー・アームステッド、ロージー・ヒックスといっしょに録音。アコースティック・ヴァージョンとビッグ・バンド・ヴァージョンのカップリングでシングル発売された。
Forever Young
   1973年6月、ニューヨークのラムズ・ホーン・ミュージック・パブリッシャーズ・オフィスで録音したデモテープ。73年11月5日と14日にサンタモニカのヴィレッジ・レコーダーで、ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソン、リック・ダンコー、リチャード・マニュエルといっしょに録音した2種のヴァージョンがアルバム『プラネット・ウェイヴズ』に収録されている。
You’re A Big Girl Now
   1974年9月17日、ニューヨークのA&Rスタジオで、トニー・ブラウン、ポール・グリフィスと録音、後日バディ・ケージのペダルスティールをオーヴァーダブ。74年12月27日にミネアポリスのサウンド80スタジオで、ケヴィン・オデガード、ピーター・オストロウシュコ、ビリー・ピーターソン、グレッグ・インホファー、ビル・バーグと録音したヴァージョンがアルバム『血の轍(ブラッド・オン・ザ・トラックス』に収録された。
Up To Me
   1974年9月19日、ニューヨークのA&Rスタジオで、トニー・ブラウンと録音(7テイク)。
Abandoned Love
   1975年7月31日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオで、スカーレット・リヴェラ、シーナ・サイデンバーグ、ロブ・ストーナー、ハウイ・ワイエスといっしょに録音。
Isis
   1975年12月4日、モントリオールのフォーラムでライヴ・レコーディング。スタジオ録音は1975年7月31日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。スカーレット・リヴェラ、シーナ・サイデンバーグ、ロブ・ストーナー、ハウイ・ワイエスといっしょに録音したヴァージョンがアルバム『欲望』に収録されている。
Romance In Durango
   1975年12月4日、モントリオールのフォーラムでライヴ・レコーディング。スタジオ録音は1975年7月28日、ニューヨークのコロンビア・レコーディング・スタジオ。エミルー・ハリス、ヴィンセント・ベル、エリック・クラプトン、ネイール・T・ハバード、ペリー・レダーマン、ジェイムス・ミューレン、マイケル・ローレンス、メル・コリンズ、スカーレット・リヴェラ、シーナ・サイデンバーグ、ドム・コーティーズ、トニー・オマリー、ジェイムス・ウィッティング、アラン・スペンサー、ロブ・ストーナー、ジョディ・リンスコット、ジョン・スウェル、ダイアン・バーチ、フランシス・コリンズ、パディ・マクヒューといっしょに録音したヴァージョンがアルバム『欲望』に収録されている。
Caribbean Wind
   1981年3月31日、ロサンゼルスのスタジオ55で、スティーヴ・リプリー、フレッド・タケット、デイヴ・マンスフィールド、カール・ピックハート、ティム・ドゥラモンド、ジム・ケルトナー、ボビー・ホール、キャロリン・デニス、レジーナ・ヘイヴィス、クライディ・キングといっしょに録音。
Heart Of Mine
   1981年11月10日、ニューオリンズのセンガー・パフォーミング・アーツ・センターでライヴレコーディング。スタジオ録音は1981年5月15日、ロサンゼルスのクローヴァー・レコーダーズ。フレッド・タケット、ダニー・クーチ、ウィリー・スミス、ドナルド・ダン、リンゴ・スター、ジム・ケルトナー、ティム・ドゥラモンド、キャロリン・デニス、マデリン・ケベックといっしょに録音。
Series Of Dreams
   1989年3月23日、ニューオリンズのザ・スタジオでグレン・フクナガ、ロディ・コロナ、ダニエル・ラノワ、メイソン・ルフナー、シリル・ネヴィルといっしょに録音。その後3月30日と91年1月にオーヴァーダブをおこなった。
Dignity
   1989年3月13日、ニューオリンズのザ・スタジオでブライアン・ストルツ、トニー・ホール、ウィリー・グリーンといっしょに録音。その後、何度かオーヴァーダブをおこなった。
Things Have Changed
   1999年8月、ニューヨークのスタジオ。ツアー・バンド(チャーリー・セクストン、ラリー・キャンベル、トニー・ガーニエ、デヴィッド・ケンパー)と録音。