TRACK 2.
デニース・ウィリアムス デニース・ウィリアムス/フリー
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 “彼の耳に囁くの/愛の魔法の媚薬”。デニース・ウィリアムスの名曲『フリー』は、こんな歌詞で始まるが、彼女の声こそが魔法の媚薬なのではないだろうか。曇りのない、清らかなソプラノ・ボイス。矛盾しているかもしれないが、清楚だからこそ、セクシーで、魔法がかっている。その声は、70年代から80年代にかけて、彼女の作品を多く手掛けたプロデューサー、トム・ベルに言わせれば、R&Bではなくて、オペラ界に進んでも良かったのではと、その可能性について高く評価している。収録の『フリー』は、76年のデビュー・アルバム『私はデニース』に収められていたもので、E,W&Fのモーリス・ホワイトがプロデュースし、デニース自身がコラボレートしている。全米R&Bシングル・チャートで2位となったが、この曲を昨年日本の男女デュオ、TICAがカヴァー。それがオンワードの自由区のCMソングとして流れ、再度名曲にスポットがあたることとなった。

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