TRACK 18.
シェリル・クロウ/エヴリデイ・イズ・ア・ワインディング・ロード
 長年エリック・クラプトンやロッド・スチュワート、ドン・ヘンリーらのバックコーラスを務めた、シェリル・クロウがやっとチャンスを掴み、デビューしたのは93年だった。アルバム『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』は、全米で3位。シングル 『オール・アイ・ウォナ・ドゥ』は、2位のヒットになり、翌年のグラミー賞では最優秀新人賞、女性ポップ・ヴォーカル賞に輝いた。以来、シェリルは新作を発表するたびに、何かを受賞する、グラミー賞の常連となっている。収録の『エヴリデイ・イン・ア・ワインディング・ロード』(全米11位)を収めたアルバム『シェリル・クロウ』でも、ロック・アルバム賞などを獲得している。70年代ロックの影響が反映された、メロディー自体は、キャッチーなのだけれど、アーシーで、ブルージーな生演奏のサウンド。それがどちらかというと、保守派のグラミー選考委員にウケているのだろう。62年生まれの現在39歳だ。

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