MICHAEL'S SONGS 解説
1. Hold My Hand (Duet with Akon)

エイコンとのデュエットによる“Hold My Hand”は、本アルバムからの1枚目のオフィシャル・シングルとなった。エイコンとマイケルが2008年にラスベガスでレコーディングしたこの曲は、リークされてしまったために結局正式にはリリースされずにいた。今回、エイコンが自ら、アルバムリリース前に公開される予定のミュージック・ビデオとともに完成させた。“Hold My Hand” は、エイコン、ジョルジオ・トィンフォート、クロード・ケリー作詞・作曲、エイコン、ジョルジオ・トィンフォート、マイケル・ジャクソンのプロデュース。
マイケル・ジャクソン・エステートが保管する彼の私物に残された手記には、マイケルがこの曲を次のプロジェクトのファースト・シングルにしたいと希望していたことが残されており、その彼の希望通り、アルバムからの最初のシングルとして選ばれた。

2. Hollywood Tonight

マイケルは、Invincibleのアルバムの頃にこの曲を作り、2007年にアーカイブから取り出して、プロデューサーのロン “ネフ-U” フィームスターとともに完成させる作業に取りかかっていた。“Hollywood Tonight” は、マイケル・ジャクソン作詞・作曲、中盤のセリフ部分はテディ・ライリーが作詞、テディー・ライリー、マイケル・ジャクソンのプロデュース、セロン “ネフ-U” フィームスター共同プロデュース。

3. Keep Your Head Up

2007年、ニュージャージーにおいてマイケルがエディー・カシオ、ジェームズ・ポルテとともに書いた、インスピレーションをかき立てられる1曲。“Keep Your Head Up” は、トリッキー・スチュワート、エンジェリクソン、マイケル・ジャクソンのプロデュース。

4. (I Like) The Way You Love Me

この曲は、まだ制作のごく初期の段階のデモが2004年のUltimate Collectionに収録されている。マイケルはこの曲をとても愛しており、ロサンゼルスでこれを完成させる作業に着手していた。マイケル・ジャクソン作詞・作曲、セロン “ネフ-U” フィームスター、マイケル・ジャクソンのプロデュース。

5. Monster (Featuring 50 Cent)

2010年版『スリラー』とも呼ぶべきこのトラックは、2007年にニュージャージーのカシオ邸にてレコーディング。バックボーカルの一部をマイケルは実際にPVCパイプを使って録音した。マイケルが希望し、すでにコラボに関して連絡をとっていたように、この曲には50 セントのラップもフィーチャーされた。 “Monster” は、マイケル・ジャクソン、エディー・カシオ、ジェームズ・ポルテ作詞・作曲、ラップ作詞はカーティス・ジャクソン。テディー・ライリー、エンジェリクソン、マイケル・ジャクソンのプロデュース。

6. Best Of Joy

“Best of Joy” は、マイケルが制作中だったもっとも最後の作品のひとつ。2009年夏のO2アリーナでのコンサートの時に、滞在先ロンドンでこの曲を仕上げようとマイケルは計画していた。マイケル・ジャクソン作詞・作曲、セロン “ネフ-U” フィームスター、マイケル・ジャクソンのプロデュース、ブラッド・ブクサー共同プロデュース。

7. Breaking News

“Breaking News” は、「マイケルの日常」を描いたもので、カシオ家のニュージャージーの自宅で2007年にレコーディングされた。マイケル・ジャクソン、エディー・カシオ、ジェームズ・ポルテ作詞・作曲、テディー・ライリー、(エディー・カシオ、ジェームズ・ポルテ)、エンジェリクソン、マイケル・ジャクソンのプロデュース。

8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz)

この曲は、Invincible時代にデモとしてレニー・クラヴィッツとともにレコーディングされていたが、2008年にリークされてしまい、それがレニーに本作を完成させることを決意させた。ドラムのデイブ・グロールをフィーチャー。レニー・クラヴィッツ作詞・作曲、レニー・クラビッツとマイケル・ジャクソンのプロデュース。

9. Behind The Mask

このたび『MICHAEL』に収録される「BEHIND THE MASK」のオリジナルは、1979年9月25日に発売され、歴史的大ヒットを記録したイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のセカンド・アルバム『SOLID STATE SURVIVOR(ソリッド・ステイト・サバイバー)』に収録されているもの。同曲が発表された後、マイケル・ジャクソンと共にアルバム『THRILLER(スリラー)』(1982年)を制作していた音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズがこの「BEHIND THE MASK(ビハインド・ザ・マスク)」を気に入り、マイケルが補作詞を行ったカヴァー・ヴァージョンを同アルバムに収録する予定でトラックの制作を行っていたが、最終的に『THRILLER』のトラック・リストには入らず、発表されることのないままになっていた。その当時録音されていた音源がこのほど、ジョン・マクレーンの手により最終的な制作過程を経て“マイケル・ジャクソンの未発表新曲”として完成に至った。マイケル・ジャクソン、クリス・モスデル、坂本龍一の作詞・作曲、マイケル・ジャクソン、ジョン・マクレーンのプロデュース。今回収録の音源には、イエロー・マジック・オーケストラが演奏する “Behind The Mask” からの音源もサンプリングされている。

10. Much Too Soon

“Much Too Soon” は、Thriller時代に書かれた作品だったが、アルバムの中での立ち位置が見つけられずに未発表のままになっていた。マイケル・ジャクソン作詞・作曲、マイケル・ジャクソン、ジョン・マクレーンのプロデュース。ストリングスのデビッド・キャンベルをフィーチャー。

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