特ダネ!!
8月8日(日)23時間の滞在で、初のプロモーション来日
ジャミロクワイご一行様ついに来日!!
8/8日曜日快晴、ジャミロクワイが日本にやってきました。飛行機2便に別れての来日でしたが、1組目は予定通り朝9時に成田に到着、しかしJay Kayが飛行機に乗り遅れてしまい、2組目は2時間遅れの到着となりました。というのも、出発朝6時まで"Supersonic"のビデオクリップ撮影をしていたとのことです。
ホテル到着後、しばらく休憩した後、"HEY!HEY!HEY!"収録のためTMCに向かいました。ほんとにJayは疲れた様子で、スタジオに着いても控え室でずっと休んでいました。

本番収録前には「LOVE LOVE愛してる」も収録、篠原ともえちゃんのハイテンションにJayもTobyもDerrickも大受けでした。
"HEY! HEY! HEY!"収録終了後、車に乗り込んだJay Kayは、仕事を一つやり遂げた満足感からか、非常にゴキゲンで、鼻歌まで歌っていました。日本スタッフがきちんと仕事をしてくれたお礼と収録が長引いてしまったことに対するお詫びを言おうと思い、"Thank you SO MUCH everyone, and I'm sorry..."と言いかけると、Jayがそれを遮って「何で謝るの?」と訊いてきたので、「結果的に収録が長引いてしまって悪かったと思って・・・」と説明すると、「そんなの別に構わないよ。謝ることなんてないよ。最終的に全部終わったんだし、満足だよ。日本まで来た甲斐があった」と言ってくれました。

この後、Jayの希望により、ホテルに戻る予定を変更して、車はディスカウントショップに直行しました。Jayは「エアガンが欲しい」と言っていたのですが、エアガンのコーナーに辿り着くまでに、15分くらい店内で寄り道をして、いろんな物を手に取っていました。エアガンのコーナーでは、「どれが一番パワフルかな?」と訊くので、店員さんを呼んで来て、いろいろ説明してもらいました。Jayは、さんざん悩んで、店員さんお勧めの「一番パワフルな」エアガンに決めましたが、もう一つ、「こっちも気になるんだよね」と言って、一回り小さいエアガンを手に取りました。商品タグに手書きのカタカナで『ミグ』と書いてあったので、「これはミグね」とスタッフが言うと、「おいおい、『ミグ(mig)』は戦闘機だろ。これは『シグ(sig)』だよ」と呆れた顔をされました。(タグには、クセ字ではありましたが、よーく見ると『ミグ』ではなく確かに『シグ』と書いてあったのでした・・・。)

結局、Jayはシグを含むエアガン2丁と玉(「銀色の重〜い玉あるかな?」と言うことだったのですが、無かったので、オレンジの玉と白い玉)、それから金属製の警棒を2本、購入しました。「警棒なんて、何に使うの?」と言うと「僕のガールフレンドが、僕とつき合っているということで何人かから脅迫されていて、僕自身にもストーカーがいるから、家にいるときも安心できないんだ。だから、護身の為」と言っていました。その顔は真剣だったので、本気なのでしょう。ちなみに、セキュリティーのMarkも警棒を何本か買っていました。前述の店員さん(20代前半の男性)は、他のお客さんもたくさんいて忙しい中、じっくりと接客してくれて、とても親切だと思ったら、実はジャミロクワイだということに気づいていたのでした。(買い物中、他に5人くらいのお客さんが気づいていたようでした。幸いと言うか、その店員さんを含め、むやみに話しかけたりする人はいませんでしたが。)

入店から30分近く経過しました。今度はTobyがロレックスの腕時計を物色中で、別の店員さんの説明を聞き始めました。さんざん説明を受けて悩んだ後、結局、今回は保留にしました。Tobyは、成田空港からホテルに到着後すぐに1人で秋葉原まで出かけてしまったくらいなので、買い物はかなり好きなのでしょう。ロレックスにしても、スタッフが「こんなの、イギリスのほうが安いんじゃない?」と言うと「いや、そうでもないんだ。このモデルだとニューヨークでは○○ドルくらいだから、それよりはここのほうが安い」等々、細かい分析をしていました。

Tobyが時計コーナーに釘付けの間、Jayは、黒いニット帽(ごく普通のデザイン)に目を付け、それを被ったまま鏡を探してウロウロ・・・。鏡が見つからず、仕方がないので、腕時計の陳列ケースの壁面(一応、鏡になっている)の前に立ち、腕時計の隙間に写る自分の姿を確認、気に入ったらしく、近くにあったバンダナと一緒にレジに持って行っていました。ちなみに、帽子は1,200円でした。このお店がよっぽど気に入ったらしく、「こんな店、ロンドンには無いよ。初めてだよ、こんないい店。やっぱり日本はスゴイな〜」と妙に感心していました。あれこれ見て回っている最中も、ずっとフレンドリーで、「今日のパフォーマンスどうだった?」とスタッフに話しかけてきたりしました。「素晴らしかったと思うよ」と言われ、「そう?僕、いつもはあんなにカメラ目線送らないのに、今日はなんか知らないけど、やたらカメラのほう見て歌っちゃったよ〜。へへっ」と笑っていました。ほかには、「Derrickがね、アルバムがUKチャートの1位になったらね、彼の家の、荒れ放題になっているテニスコートを平らに直すって約束してたのに、まだしてないんだよー」とか言っていました。

一方エアガンや警棒に興味のない様子の女性のUKスタッフは、「Hello Kittyが好きなJayのガールフレンド(=デニース・ヴァン・オーテン)へのお土産に」と、あちこちからキティちゃんグッズを持って来てはJayに見せて「ほら、キティのトイレットペーパーよ」「これ、キティの携帯ストラップ」と説明し、Jayは言われるままにそれらを買い物カゴに投げ込んでいました。(キティちゃんには興味がないらしい・・・。)

結局、店内には1時間近く居ました。Jayはすごくご機嫌でした。ホテルに向かう車内では、みんな、買ってきたものを袋から出してワイワイ楽しそうでした。誰が買ったのか、パンチパーマのカツラをみんなで順番に被って、みんなで大ウケしてました。Jayも自主的にそのカツラを被って「マッチョなイタリアン・マフィアのものまね」と言って、イタリアン・アクセントでしゃべって、笑いを取っていました。

ホテルに戻って他のメンバー&クルーと合流した一行は、今度は全員揃ってホテル近くのラーメン屋さんへ。Jayは「ギョーザ!」と「フライド・ライス!」を食べたかったのでが、あいにくこのお店にはラーメンしかなかったので、「う〜ん・・・」と考え込んだ末、「やっぱりホテルでルームサービスを取るよ。後で電話するねー」と帰って行きました。その他全員はラーメンを食べた後、六本木に消えてゆきました。

次の日朝8時、ホテルを出発、11時の飛行機でロンドンへと飛び立ちました。23時間という短い滞在時間でしたが、「次は11月にライヴで会おうぜ!」と最後は笑顔を見せてくれました。

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