3/8の来日までの約二週間、4回に渡ってインタビューをお送りいたします。
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4)バンドメンバーについて
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対訳 : 最近はリズムセッションに音響効果をもたらしているんだ。72年から一緒にやっているキーボードのマイク・ガーソン。90年代半ばの”アウトサイド”のアルバムで最初に一緒に 仕事したドラムのスターリン・キャンベル。同じくベースのゲイル・アン・ドロシー。この3人は全ユニットの中心的立場となっている。 僕にとってここ数年は興味深い趣となっている。とてもロックでブルージーなギタープレーヤーであるアール・スリック。たくましくて、本来のギターの音そのものを表現している。そして対極にアンビエントなギターサウンドメーカーのジェリー・レオナルドはスリックとは異なった次元の音をもつことによって二人で一緒にやることで、新しい展望、二人の間に大きなランドスケープがある。彼らと一緒に仕事をすることはとてもエキサイティングだ。
3)ライヴでの選曲について
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対訳 : 50曲じゃ十分じゃないということに気ずいたんだ。ディランは140曲の中から曲を選ぶんだってきいた。それくらい曲を用意しなくてはいけないんだということに気がついたんだ。なぜなら50曲あったとしても何曲か飽きちゃったりして、その50曲が30曲くらいに減ってしまう(あと20曲はもう2度とプレーしたくなくなる曲と化してしまう)。だから100曲くらい用意しておけば、それが結局は50曲くらいになってしまうんだよ。
2)ライヴパフォーマンスについて
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対訳 : 僕にとってどのライヴもクラブのようなもの。自分がパフォーマンスするときは自分とバンドが楽しむということが大事なんだ。じゃないとステージに立つ意味がない。別に命を脅かされるようなシチュエーションであるわけではないし、ただみんなの前でたくさんの曲を演奏するという全然複雑なことではないんだ。それを100人や200人の前でやるのと、今日ここ(マジソン・スクエア・ガーデン)にわざわざ足を運んでくれた人たちの前と、”満杯だ!ってきいているけど”、なんら変わりはないんだ。これから楽しむんだということを知って、ステージにたつんだよ。
1)アルバム「リアリティ」について
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対訳 : 僕にとって、アルバムそのものと中身なんだ。率直にいってあまり気にいってないアルバムからもすごくヒットした曲があったりもした。(アルバムの材料だったり目先のきかないものだったりする)。聞き返したときに、その時々でベストなアルバムが作れたんだと思い返せればいいんだ。”リアリティ”では本当にそう感じてるよ。このアルバムの曲はライヴを意識したものだし、実際にライヴではこのアルバムからたくさん曲をパフォーマンスしようと思っている。僕の推定だと、自分がやっていることをとてもエンジョイしているし、曲を信じているから、その熱意が観客にも伝わるんだ。そうすれば一方通行じゃない、両通行のものになる。