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ブルース・スプリングスティーン『ウィ・シャル・オーヴァーカム・ザ・シーガー・セッションズ』リリース

コロムビアレコードはブルース・スプリングスティーンの21番目のアルバム『ウィ・シャル・オーヴァーカム・ザ・シーガー・セッションズ』を4月25日にリリースする。このアルバムの特徴は、13曲の伝統的な歌をブルースが自らの解釈で歌っている点である。その歌はすべてアメリカ・フォークミュージック界の伝説的な指導者、ピート・シーガーと関連していて、アルバムタイトルにも彼の名前が登場する。このアルバムの基になっている音楽に言及して、スプリングスティーンは次のように述べている。「ぼくが書く歌の多くは、特にアコースティックで書くときは、フォークの伝統と直接結びついている。このアルバムを作ることは、創造的な意味において大いに解放される体験だった。というのはこれらのルーツサウンドがぼくは大好きなんだ・・・わずかな音、わずかな言葉で、一つの世界を喚起してくれる」

スプリングスティーンはこのアルバムをたくさんの楽器で録音した。レコーディングにかかわったミュージシャンは、スプリングスティーン(ギター、ハーモニカ、B3オルガン、パーカッション)、アート・バロン(チューバ)、フランク・ブルーノ(ギター)、ジェレミー・チャッツィー(アップライトベース)、マーク・クリフォード(バンジョー)、ラリー・イーグル(ドラムズ、パーカッション)、チャールズ・ジョルダーノ(B3オルガン、ピアノ、アコーディオン)、リッチー・“ラバンバ”・ローゼンバーグ(トロンボーン)、スージー・ティレル(バイオリン)で、バックヴォーカルにはリサ・ローウェル、パティ・シャルファ、スプリングスティーン、ペンダー、ティレル、ローゼンバーグが参加している。

『ウィ・シャル・オーヴァーカム:ザ・シーガー・セッションズ』は、CDとDVDのデューアルディスク・フォーマットでリリースされる。30分のDVDには豊富なレコーディング風景が収められている。このアルバムには、2曲のボーナストラックとスプリングスティーン自身のライナーノートを含むブックレットがついている。

アルバムのリリースに伴って、スプリングスティーンはアメリカとヨーロッパでの短いツアーを計画している。レコーディングに参加したミュージシャンの大部分がツアーに同行する予定である。詳細は後ほど発表される。

スプリングスティーンの長い間のマネジャー、ジョン・ランダウは「『ウィ・シャル・オーヴァーカム・ザ・シーガー・セッションズ』は、快活さと陽気さ、つまり真の楽しさに満ちている。それがこのアルバムの大きな特徴。ブルースは一群のアメリカの古典的な歌を取り上げ、それをエネルギッシュで、モダンで、きわめて個人的なメッセージに変換した」と述べている。

『ウィ・シャル・オーヴァーカム・ザ・シーガー・セッションズ』の曲目は次のとおり。
1.オールド・ダン・タッカー
2.ジェシー・ジェイムズ
3.ミセズ・マクグラス
4.オー、メアリー・ドンチュー・ウィープ」
5.ジョン・ヘンリー
6.エリー・キャナル
7.ジェイコブズ・ラダー
8.マイ・オクラホマ・ホーム
9.アイズ・オン・ザプライズ
10.シェナンドー
11.ペイ・ミー・マイ・マネー・ダウン
12.ウィ・シャル・オーヴァーカム
13.フロギー・ウェント・ア‐コーティン
<ボーナストラック>
1.バッファロー・ギャルズ
2.ハウ・キャン・アイ・キープ・フロム・シンギング


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