[AEROSMITH 2001 In Japan] 来日レポート

 ■2001.3.28(Wed)【Aerosmith来日!】■

<空港にて>

空港ではかなり早い段階からファンが待ちかまえていました。「エアロスミスだって!」と噂を聞きつけて集まった野次馬も含め、間もなくロビーに登場!という時間になるとざわめき&緊張感がピークに。そして、いよいよメンバー登場!

ブラッド、ジョーイ、スティーヴン、ジョー、トムという順に登場。

ドイツからの長旅にも関わらず、空港ロビーに現れた瞬間から、ファンに手を振り、サインに応えるスティーヴン。大きめのサングラスに、黒のTシャツ、濃いめのベージュのパンツを履いて、相変わらず格好いい。

先ずスタッフから花束を笑顔で受け取ります。花束を渡されたスティーヴンは、「ありがと。君が今日の僕のお相手なの?」とフランクなリアクション。その後、上機嫌でファンサービスをしていました。

一方、ジョーもファンにもみくちゃ、あまりにもファンが多いので、ジョーはペンを持っているだけ、ファンの方ががジャケットを動かしてジョーのサインを書いているかのような目の錯覚におちいるほど(!)

長旅でかなりお疲れだと思うのですが、差し出されたCD、アーティスト写真には出来るだけ応じる!という心遣いに感動!

<車中にて>

ジョーは自ら助手席に座り込み、運転手さんは、か〜な〜り緊張…いきなり、ファンからもらったどら焼きをパク付き「どう?おいしい?」と聞くと、「ああ、うまくないわけないよ。フレッシュだし」と非常にクールな返答。

ジョーは助手席に座っていたこともあり、基本的に車中ではほとんど話しませんでしたが、目は鋭く色々観察していて、成田から都内に戻る道のりで、まず気になったのが「ザウス」。後で聞くところによると、この「ザウス」には他のメンバーもかなり反応していたらしいです。
「あれはスキーができるやつだよね?」「そうそう、スキーするんだ?」「イエス。......。」とまたまたクールな会話。

ザウス同様、みんなが関心を示したのが、葛西臨海公園にできたばかりの観覧車。
そして、もちろん!ディズニーランド。
「あれディズニーランドだよね?」
「そうそう、大阪にはユニバーサル・スタジオもできたばっかりだよ。」「へー。...。」
はぁ〜。もっとジョーと会話がしたい...という心の声は届かず、短い会話が突発的に起こるのみでした。

あとは、何といってもサクラ!!
サクラの木が密集しているエリアに入ると、思わず見入っていました。そんなジョーの後ろ姿に、何も声をかけられませんでした。

一方、スティーヴンは車に乗り込むと、ファンからもらった手紙やプレゼントを空けて、楽しそうに見ていました。
そして、もちろんスティーヴンも空港からの道のりで、ファンからもらったどら焼きを食べていました。
ずっとサクラの見頃を気にしていたらしく、「今週末には満開になると思うよ」と伝えると、「やった〜!絶対に花見に行かなきゃ」と大喜び。

ホテルに着くまでの車中では、ボストンに居る奥様と電話でおしゃべり。「日本はサクラがキレイだよ。君も一緒に来られたら良かったのにね」ととても優しく話しかけ、愛妻家ぶりを発揮していました。道中見掛けた観覧車にやはりスティーヴンも興味津々で「遊園地が大好きだから、滞在中に行きたいな。乗り物に乗りたいんだよね〜」と、目を輝かせるスティーヴン。

そして、ジョーイ。
まず、ミュンヘンの天気が雨やら曇りやらで最悪だったと吐露大会。今日の日本の天気が素晴らしくよかったので、それだけでご機嫌だった様子。そして、話はやっぱり、サクラの話に。
「うちの庭にもサクラの木が植わってるんだよ」「へ〜、もう咲いてるの?」「いや、向こうのサクラのシーズンはもう少し遅いんじゃないかな。でもサクラが咲いて散った時は庭が一面ピンクになってキレイだよ。」と、マイ・ホームに思いをはせていました。

「日本から帰ったらオフなんでしょ?何するの?」「そうなんだ。実はカリフォルニアに別に家があって、オフはそこで過ごそうと思ってる。
ボストンは5月の下旬にならないと暖かくならないからね」とのこと。年末から働きっぱなしだったので、すごく楽しみにしているようでした。

日本のラジオでも「JADED」がかなり長い間オンエアされているよ、とラジオの好状況をアピールしたら、「そう!それはいいことだ!」と本当に喜んでいました。

<ホテルにて>

★ジョーの過ごし方

寡黙なジョーは到着後、早速ジムへ!
汗を流した後、ホテルにあるお寿司屋へパーソナルアシスタントとでかけました。
そこではアジを頼んだり、「えだまめ」を食べたがったりと、しぶーい注文をしていました。
しかし、時期的に「そらまめ」しかなかったのですが、「ワーオ、大きい”えだまめ”だ!」と満足げ。

次に向かったのはホテル付近庭園内にある大変伝統的な日本料理屋。富士山の溶岩の上で焼くビーフがそこの名物なんですが、「富士山の溶岩の上で焼くなんて、さぞかしおいしいんだろうね」とサングラスをかけた渋い姿で一言。

実はヨーロッパから到着した彼らは、狂牛病などの関連で、牛肉を全く食べてなかったそうで(チキンばっかりたべてたそう)ビーフの食感にたいそう喜んでおられました。しかし、お店の人がお皿にのせるビーフの焼き具合をを目を皿のようにしてチェックする様は、やはりまだヨーロッパにいた時の後遺症といった感じでしょうか。

中庭のししおどしなどがある景観にも感動。わざわざ席を立って見にいっていました。
鯉にも興味を示し、「ここにはきれいな鯉いるのかなぁ?」と言っていました。(スティーヴンは飼っているらしい、とも)

やはり、誰もが珍しがるように日本の携帯の形「i-mode」を見て大変珍しがっていました。
「so cool!」と言っているジョーもとってもクールよ!とはいいませんでしたが...。

今夜はホテルルームで映画「X men」または「グラディエーター」を見るとのこと。
クールの一言につきるジョーであります。

★スティーヴンの過ごし方

スティーヴンはホテルの庭をお散歩!
付いて行こうとした日本のセキュリティ・スタッフに「いやいや、庭を散歩しに行くだけだから君は部屋でタバコでも吸っててよ」と言い残してパーソナルアシスタントと一緒に散歩に。

その後「ラーメンが食べたい」という事で、ホテルの近くのラーメン屋さんへ。そのお店はいつもコンサート来日した際に行くという行きつけのラーメン屋さんだそう。
「時々ここのラーメンを思い出しては、食べたいな〜、って思ってるんだ」と、嬉しそうにメニューを眺め、激辛ラーメン、手羽先、麻婆丼を頼みました。あんな細い体のどこに入るのか!?と思うほど、たくさん食べるスティーヴン。食後は、お店のスタッフの為に何枚かサインを書いてあげました。

ラーメンでお腹が一杯になった後は、デパートへ買い出しに。「フルーツが欲しいんだよね〜」と、地下2階いわゆるデパ地下で色々な果物を品定め。
結局、リンゴ6個、イチゴ2パック、バナナ2本、パパイヤとオートミール、チョコレート、フローズン・ヨーグルトを購入しました。地下1階では、大好きなたい焼きをゲット!普通のたい焼き、抹茶たい焼き、イチゴたい焼き(これが大変おいしいらしい。)を買い、帰りの車の中で早速食べていました。それにしてもよく食べる。

ホテルに着いた後は、長旅の疲れを取るために休むことに。明日はどこに行くのでしょうか。

スティーヴンは大変ジェントルマンで、気さくな良い人、という印象。同行しているスタッフにも、色々な食べ物を勧めてくれるのですが、彼の胃袋に付いて行くには、もう少し時間がかかりそうです。

 ■2001.3.29(Thu)【エアロ〜東京の休日】■

<ジョー>

ショッピングにつきる、という感じです。

本日の出で立ちは細身の履き古した感のある革パン、にシャツというシンプルな格好。
その上に真っ黒なコートをはおり、黒い杖を持っていました。
もちろんサングラスはほとんど常時かけており、グレーのバンダナをしめていました。

まず、朝はお茶の水の楽器専門店へギターを見に。
一件目ですぐに黒地に細かい絵柄のついたギターを買いました。
その後、スティーヴンにと真っ赤なオカリナを購入。

その後何軒か先の楽器店では朱色の韓国製のギター(ピエゾ内蔵?)を早速試奏。
しかも「jaded」のイントロなどを!
そしてまたも購入。その後ヴィンテージギターをチェックして、種類の多さにとてもビックリしていました。
興奮気味の楽器店のみなさんにも笑顔で挨拶。

その後数件歩いたところにあるうどん屋さんへ。
おかめうどん(卵リクエスト)をオーダー。
「あれ、なんだっけ、ピンクのサークルがついててスライスしてある...」と「なると」をご所望。
あっさりお店のおばちゃんに断られ、うーん、まぁいいか。

「うな重」と書いてある文字をみて、「ここ、うなぎあるでしょ?」
「えっ?」と我々はびっくり。どうやら特定の漢字の形を覚えているよう。
「うなぎがあるなら焼き鳥もあるよね?」と不思議な発言をしつつ、「焼き鳥」という漢字も覚えようとしていました。

次の目的地はデパート。
道中ずっと最初に買ったギターを手にしてかきならしていました。

デパートにつくとすぐに「デパ地下」へ。
あまりの食糧品の多さに目を見張りながらも、本日のプライオリティであると考えられる「たいやき」屋さんへ直行。
生地が薄緑のたいやきをみて、「これは!」と驚いた様子。
中にピンクのあんが入っていて、どうやらこの時期限定の「さくらたいやき」であることが判明。
それと、ふつうのおぐらたいやきを早速購入。
スタッフがお金をはらっている間にもう次のお店へ。

「実は、スウィート・ポテトをさがしているんだ」ということで、我々はすぐにお店をみつけて案内したのですが、
「いいや、これは僕の思っていたものと違うんだ。黄色くて、甘くて、上にグリーンのものが乗っている」
???マークの私たちをよそに、どんどんデパ地下を歩いていくジョー様。
お総菜コーナーに立ち止まり「これだよ!」と指さしたものはなんとカボチャの煮付け!
「これってパンプキンだよね?」と言うと「そうか、これは、パンプキン、か」
なんだかジョー様って実はおもしろいお方なのかしら?と思ってきたりしましたが、そんなことを反芻している間もなく、「次はオシンコを買わなくちゃ」と、だんだんおもしろい展開に。

オシンコや梅干し、梅干しのおにぎり、えだまめとひじきのあえもの、塩味の焼き鳥など、大変日本的な食材を本当にたくさん購入されました。

食材ハンティングの次は、上の階にあがって、ポール・スミスやコムサ・オムをチェック。
残念ながら、ここにはあまり欲しいものはなかったようで、別のデパートへ。
実はキャサリン・ハムネットの服が気になっているよう。

キャサリン・ハムネットではパンツ二着(グレー、少し光沢のある黒)と、シャツ(青緑色と、グレー)を購入。
試着するたびに女性の店員さんからはため息がもれるほどよくお似合い。
本人も大変気にいった模様で上機嫌でした。

最後にはご家族のおみやげ用なのでしょうか、女性もの売場でゴルチエの白いお財布と、アナスイのパープルのお財布、等をご購入。
その瞬間、そのデパートの店内放送で流れてきたのはなんと!「Jaded」
気づいたジョー様は、一言
「またもっとここで買い物しよう(i think i'll spend more money here)」

というわけで、大変ご満悦でデパートを出たのでした。

<トム、ブラッド、ジョーイ>

トム・ブラッド・ジョーイの3人組は、新宿・上野にお買い物。
ツアーマネージャーのジミーとセキュリティのカイルも一緒で計5人での大移動。
しかも、長身のトムに加え、ツアマネ、ジミーもででででかい!
そしてカイルに至っては、身長2m以上!&がっちりした体型!!
ブラッドとジョーイがいつになく小さく見えてしまいました。(失礼!)

●ブラッド

それはさておき、ご一行はまずは新宿へ。
Takashimaya+TOKYU HANDSをぶらぶらとショッピング。
ブラッドが真っ先に買っていたのが、ライカをモデルに作られたコンピュータのマウス大の大きさ程の超超超小型のカメラ!
実は彼と彼の奥さまは写真が趣味。
色々なカメラを集めているそうで、このカメラも奥様のためにプレゼントとしてきちんとラッピングしてもらっていました。愛妻家ですね〜。

そして、次は浴衣や着物売場へ。
トムとジョーイは隣の時計売場で品定め。
そんな中、ブラッドは今度は5歳になる息子のために浴衣を購入。
綺麗な青い帯とかわいらしい下駄も一緒に買っていました。

●ジョーイ、日本の文化に興味津々...

ジョーイが鯉のぼりに興味津々!
日本には「こどもの日」っていうのがあって...という説明が耳に入ったか入らないか?!
とにかく鯉のぼりと煌びやかな甲の置物に目を奪われていました。
鯉のぼりを自宅のどこかに飾って、風になびく姿まで鮮明に思い描いていたようですが、サイズが決めきれず結局買うのは保留に。

ジョーイは、ストップ・ウォッチを購入。
彼はいつもワークアウトをしているそうですが、これがNAVY何とかという海軍でやっているようなハードなワークアウトらしく、「ストップウォッチも使うんだ...」ということで、友達へのプレゼントを含め5個購入。

その後、おもちゃ売場やら洋服売場など色々と見ていたのですが、どうやら、デパートというものがあまりお気に召さなかった様子。
それではもっと下町っぽいところへ...ということで、上野のアメ横へ。
アメ横へは、実は以前行ったことがあるらしく、スティーヴンも以前アメ横でUS ARMYのヘルメットを買ったそうです。

さて、アメ横による途中で、ブラッドが買いたかったのが「お香」。
ということで、銀座の「鳩居堂」へ。
しかし、行ってみたものの、「SHOYUN」というお目当てのお香は実は京都でしか作っていないもので、鳩居堂では扱っていないことが判明...。
他のデパートにも電話で問い合わせてみたところ、扱っていなかったため、諦めることに。

そして、渋滞にはまりつつ、ようやくアメ横到着!

●慎重派、トム。悩む、悩む、悩む...

トムがまず入ったのがモデル・ガンやバタフライ・ナイフなどを売っているいかにもアメ横っぽいお店。
実際の警官バッジとか、そのレプリカとかも売っていて、ブラッドが欲しがっていたのですが、店員さん曰く、
「あまりにも本物そっくりなので、外国の方にはお売りしていないんですよー」
とのこと。そりゃそうだ...。
ここでは、超超小型のナイフ4本と貝できたライターケースを4種類購入したトム。
これだけ買うのにめちゃくちゃ悩んでいたので、みんな待ちきれず、それぞれ違う方向へと散っていきました。

その後もトムはひたすら悩んでいました。
次に入った時計屋では、あれやこれや試してみては値段をお店の計算機でドルに直して検討。
結局、トムはパイロットの時計を一つ購入しましたが、最後まで気になっていた30万円の時計は「もう少し考えるよ」とのこと。
彼は相当慎重派だとういことが判明。
いや〜、しかしこの時計屋には計3時間ぐらいいたのでは???

トムが悩んでいる間、薄着をして来てしまったジョーイとツアマネのジミーは、軍服屋さんでアーミー調のカーキのジャケットとセーターを購入。
その他、たくさんの紙袋をぶら下げて時計屋に戻ってきました。

途中、20歳前半の女の子二人組が「JUST PUSH PLAY」のCDを手に「サイン下さい!」と寄ってきたり、写真を撮って下さいと頼まれたりする場面もありました。メンバーは快く応じていました。
ある女の子は「明日のミュージック・ステーション見ます!」とか「日本にはいつツアーで来るんですか?」と頬を紅潮させて聞いていました。

という感じで、この3人にはアメ横は相当ツボにはまった様子。
よかった、よかった。

<スティーヴン>

朝からジムでワーク・アウトを行ったスティーヴン。
「時差ボケはないの?」と聞くと、
「ほとんどないよ。昨日は赤ん坊のようによく眠ったからね」と、元気そう。
ワーク・アウトの後は、さっそく買い物に出掛ける事に。

今日は仏像がプリントしてあるTシャツ、黒いジャケット、MIU MIUの袖無しスタジャンにグレーのパンツを履いてお出かけ。
最初は原宿の「ヒステリック・グラマー」に向かいました。
以前にヒステリック・グラマーのショップを覗いた事があるらしく、
「ずっとこのお店で買い物したかったんだよ〜!」と大興奮!
1時間半も、じっくりと店内を見て、Tシャツ数枚、パーカー、ジャケット、ステッカー、そして、子供達へのお土産用に洋服を購入。
とても気に入ったジーンズがあったのですが、あいにくSサイズしかなく、スティーヴンには小さすぎました。
「たい焼き食べるの辞めよ。そうすればこのジーンズも履けるかな〜」と、ブツブツ言っていました。

その後は新宿の伊勢丹デパートへ。
新館の一階で、まずはシルバー・ジュエリーをチェック。
ネックレスやキーチェーンを試し、結局ベルトに付けられるキーチェーンを購入。
とても気に入ったようで、早速腰からぶらさげていました。その後は、またまた洋服チェック。
Tシャツ好きなスティーブンは、また数枚のTシャツとジャケットを購入しました。

伊勢丹では、結構多くの人がスティーヴンに気付き、サインや握手を求めるファンが何名もいました。
中にはたまたまギターを持っていたバンド少年が居て、急いで買ってきた白のサインペンで、ギターにサインをゲット!
伊勢丹の店員さんでも、スティーヴン・ファンが多数で、特に化粧品コーナーでは、「スティ〜ヴン!」という黄色い声援が飛び交うほど。
スティーヴンは、笑顔で手を振って応えていました。

<夜>

スティーヴンとジョーはホテルへ戻ってしばらくしてから、夕方からボン・ジョヴィのコンサートへ行きました。

スティーヴンはパンクな雰囲気の白い革のタイトなパンツを履いていました。
スティーヴンってホントに顔が小さくて、スタイルが抜群!
かけていたグラスが素敵で青とオレンジのグラデーションになっているクリアーなものでした。

ジョー様はと言えば、朝のものとは異なるよりフォーマルな感じの黒いコートにピンクの小さなバラを胸もとにさして(渋っ!)、新しく購入したばかりの銀製のドラゴンが握る部分に輝いている杖を持っていました。

ステージのすぐわきにファンを数名連れてきて、時々ボン・ジョヴィが演奏中にファンとともに踊ったりしながらパフォーマンスをする様子に二人とも興味を持ったようで、「一つのアイディアだね。」と言っていました。

 ■2001.3.30(Fri)【楽器におもちゃに買い物三昧】■

<ブラッドとトム>

今日は「楽器屋さんを見に行きたい」とリクエストのあったブラッドとトム。ブラッドいわく「以前来日したときに訪れたギターショップにまた行きたいんだけど場所がわからないんだよね」
ということで、とりあえずお茶の水に行ってみることに。車の中では、ブラッドは昨日アメ横でゲットした時計が相当お気に入りらしく、何度も見ていました(アメ横は二人とも相当気にいった様子)。
最初に訪れた楽器屋では、二人とも「ふむふむ」と楽器を物色。ちなみに、この楽器店には昨日ジョーも訪れたらしく、お店の人たちもうれしそう。
ブラッドは小さなエフェクターがついた携帯ストラップを発見し「かわいい」と二つ購入しようとレジに持っていったところ、お店の方が「是非プレゼントさせてください」とのこと。
ブラッドはうれしそうでした。アメリカに帰って携帯電話につけるのでしょうか??
一方トムはベースだけでなくレコーディング機材にも興味津々で、店員さんの解説に熱心に耳をかたむけていました。
サインをファンに求められても、笑顔で対応する二人。さすが大人です。

さて、2件目に訪れたギターショップでは、アンティークの FUZZ PEDAL をみつけて、ブラッドはひそかに目が興奮してました(基本的にあまりおおげさなリアクションをするタイプではないので)。
トムと一緒に「うわ〜こんなの欲しいな〜」とウィンドーをのぞき込む二人の姿はまるでおもちゃ屋さんにいる子供のようでした。「でもけっこう高いね」と、とりあえずは保留。昨日のレポートにもあったとおり、この二人はとーっても慎重!!!昨日洋服を買いまくっていたスティーヴンとは正反対というか・・・絶対に衝動買いはしなさそうなかんじです。

「Gibsonの、新品だけどビンテージっぽいギターがたくさんあるとこに行きたい」ということで、次は銀座の山野楽器店に向かいました。ブラッドは再び目を輝かせながらギター売場に吸い込まれていく一方、トムは打楽器コーナーの子供用カスタネットやタンバリン(猿や蛙の形をしているカワイイもの)にすっかり夢中。 「うちの息子(小学3年生)のお土産に」とあひるのカスタネットを始めオカリナや鈴を買っていましたが途中から「これはスタジオでも使えるかも」とつぶやいていたので実は自分用に買ったのでしょうか?お茶目さん。

そんなトムをよそに、ブラッドは椅子に腰掛けてお目当てのレスポール(ビンテージ風)を弾いていました。
ジャケットも脱いで、シルバーのアクセサリーもはずし、ギターを手にし、すっかり「自分の世界」にはいっているブラッドのうしろ姿は本当に本当に声をかけづらかったです。
一方トムはというと、かわいい子供用打楽器類の次は Roland のデジタルパーカッションを発見し、リズムをいろんな音で叩いてとっても気に入っていました。ビームのようなセンサーがついていて、手をかざすと音がでるようになっている(!)のですが、その機能にとても感心していました。

すっかりレスポールが気に入ったブラッドでしたが、非常に高価なので「うーーーーん」と迷い、「もうちょっと考えるから」と、とりあえずお取り置きにしておいてもらうことに。
お店の人も「高いので、売れちゃうことはないと思いますけどね〜」と苦笑いでした。
さて、お買いあげになるのかどうか?!

帰り道は道が混んでいたのですが、二人は「車はやっぱり道が混むから、今度からでかけるときは地下鉄にしようよ?前に来日したときも、僕たちだけで電車にのって買い物にいったけど迷わず行けたしね」と庶民派な発言をしていました。

<ジョー>

本日のジョーも、早起き。

ジムで一汗かいた後に、昨日と同じデパート(あの、jadedがかかったところです!)に本当にまた行きたいということで、早速直行!

しかし!そのお店の開店時間が11時からということで我々は一瞬冷や汗をかきましたが、ジョー様は「それじゃ、スターバックスで朝のコーヒーでも飲もうか」と一言。ほっとしたところで、車を待つジョーは、今朝の晴れ渡った空をみて「たまには朝に外にでて、空気を思いっきり吸い込むのもいいねー」ととってもさわやか。
桜の話題もでましたが、ジョー様の家のお庭にも桜の木が植えてあるらしいです。「なかなか家に帰れないのでまだ3回しかみてないけど・・・」

スターバックスで、カフェアメリカーノ2ショットを注文。このスターバックスは、ロケーション的にとてもきれいな通りに面しており、桜やその他春の花が咲き乱れる建物がガラス張りの店内からよく見えて、ジョーも上機嫌。窓際の椅子に腰掛けて、のんびりとコーヒーを楽しみました。

帰りがけにスターバックスのグッズ(手提げ袋のようなもの)を見て「"starbucks japan"とか書いてあったら絶対おみやげに買うのに、載せる文字をまちがってるよね」と一言。
本当に日本好き、そしておみやげずぎなジョーなのでした。

出がけにブラッド・ピットの缶コーヒーの広告が自動販売機に貼ってあるのを見て「あらまぁ」という顔。
「アメリカではみられないケースだよ」と語っていました。

さて、デパートに再び到着。
女性もののジュエリーコーナーで、アナスイのペンダント(蝶のペンダントで真ん中にアメジストがはめこまれています)、ネックレスなど、三点を購入。
隣のお店では「トーキング・ウォッチ」といって、スポーティーな腕時計にスピーカーがついていて、そこからメッセージが流れるという代物を購入。(様々な言語の時計がありますが、彼は英語のものを4色購入)

その後はヴァージンメガストアでCDを2枚購入。エアロスミスのディスプレイに喜んでいました。ここでは、雑誌"SWITCH"の表紙を偶然目にして、中のページも見てご満悦。

さて、次に向かったのは原宿のキディランド。購入したものはあまりにもたくさんありすぎるので覚えているものだけを書きます。

・ポケモンカード(ポケモンネオのものを15枚くらい、古いものも15枚くらい)
・光るおもちゃ、(光るライター、光るマスコットなど多数)
・ゲームボーイアドバンスを2つ(色の異なるもの)
・ゲームソフト4種類
・ゲームボーイを光らせる器具
・カエルの口にシャボン玉の吹き口のついたカエル型シャボン玉キット
・携帯ストラップ etc...

リモコン飛行機や、恐竜の形をしたロボットなども、お子さん用に大変熱心にみていました。
(今日はとりあえず買っていません)

原宿を大変気に入ったようでした。
車の中からいろいろなお店を見ては、いろいろコメントしていました。

ホテルに戻る前に、男の人が喜びそうなものがたくさんおいてある小さなお店に立ち寄りました。
灰皿、ブーツ、コアなジャズ雑誌、レアなライター、パイプ等々バラエティにとんだ商品を取り扱う店で、ジョー様はこのお店がすっかりお気に召したよう。
ワニ革のブーツを見て「すごくいいね!これとほぼ同じ形のやつを持ってるよ」と興奮気味。
でも結局彼がここで購入したものは、キーホルダー式の黒い筒状の携帯灰皿(いろいろ細かいものを入れるのにも適しています)でした。

本当に上機嫌なジョー。
キディランドでは、流れてくるビートルズの曲を一緒に口ずさんだり、車の中でも、スライドギターの音楽(ブルース)を聴いて一緒に歌ったりと、クールな中にも、さわやかで陽気な一面をみせてくれたのでした。

<スティーヴン>

今日はミュージック・ステーションの生出演の日。前日、結構遅くまで起きていた為、今日は出掛けませんでした。お昼過ぎからは、今夜のパフォーマンスに備えてホテルの部屋でちょっとした発声練習。
準備が出来たところで、ミュージック・ステーションに向かいました。

本番まで時間があったのですが、その間、色々な食べ物を少しづつ食べていたスティーヴン。
“うどん”と“たい焼き”を食べたところで「う〜ん、お腹一杯になって来た」と言っていたのですが、ポテトチップスを見つけると、「うまそ〜」と言って早速開けて食べ始めました。それを見ていたアシスタントの男の人に「ねえねえ、ちょっと食べ過ぎじゃない?」と、軽く注意されてしまったスティーヴン。
「そうだよね、ちょっと控えよう」と、寂しそうに袋をテーブルに戻していました。
外に出ると、三日月がとてもキレイで、「何て素敵な夜なんだ!」と夜空を見上げる彼。

学生服でビシッと決めて、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた後は、ホテルに戻るためにバンに乗り込みました。
車内で聞いていたラジオで、「Space Hog」(メンバーがリヴ・タイラーと結婚したんですよね)の曲がオンエアされ、とても興奮するスティーヴン。早速、二人に電話をかけました。が、先方は留守番電話。

『二人とも元気にしてる?今、日本から電話してるんだよ。で、ラジオを聴いてたら、「Space Hog」の曲がかかってきたんだよ!相変わらず良い曲だと思ったけど、やっぱりコーラスが足りないと思うんだよね〜。まあ、いいや。リヴにも宜しく伝えてくれ。また電話するよ』

と、父親ぶりを発揮していました。
その後は、ジョーン・オズボーンのサントラからの曲がオンエアされたのですが、そのサントラの映画はリヴ・タイラーが主演らしく、ラジオのDJが「リヴ・タイラー、スティーヴン・タイラーの娘ですね、そのリヴが主演の映画です」
と映画を紹介していました。
そのコメントを聞いたスティーヴン、「お〜、俺の名前が使われてるよ!」と、ちょっとビックリしていました。

ホテルに着いた後は、就寝。
今日は夜遅かったから、少しお疲れ気味でしたが、テレビ・パフォーマンスが気に入ったスティーヴンは、終始ご機嫌でした。

 ■2001.3.31(Sat)【タイヤキは完全食品!?】■

今日は昼過ぎから「POPS BEST 10」公開生放送の仕事が入っているので、さすがにお出かけは無かったようですね。
雨が雪に変わりつつある渋谷、生エアロを一目見ようと集まったファンは公園通りの方まで長蛇の列を作っています。
そして日本では初めて公開生に出演してくれるエアロをこれまたカメラに収めようと報道陣も次々に脚立をたててスタンバイ。そんな物々しいスペイン坂に先ず、先日のミュージックステーションでも活躍したロボットウーマンがスモークの貼られたバンから次々に降車。スタジオの中と外に無表情で(あたりまえか?)で立ち並びます。

「きゃ〜!!」と言うよりは、むしろ「ぎゃ〜!!」という悲鳴に迎え入れられ、エアロのメンバーを乗せたバンが駐車場に吸い込まれました。そしてメンバーはいったん7Fのイタリア料理店奥にある控え室に。そのレストランには先ほどまで同じように生番組にゲストとして出演していた Fayrayさんがいらして、控え室に挨拶に来てくれました。スタッフから進行の説明を真剣な表情で立ったまま聞くメンバー。そのあとケータリングに用意されていた小倉餡タイヤキを食べていました。ホント好きですねぇ。

寒空の中、いまかいまかとエアロの出演を待つファンの前にいよいよ登場です!ここでも「ぎゃ〜!」と悲鳴がとどろき渡りました。ファンに手を振りつつも、ロボットウーマン達にも手を振り「寒くない?大丈夫?」とねぎらうスティーヴン。
ファンの中にはタイヤキを片手に、そしてソレを食べながらスティーヴンとジェスチャーで以心伝心を試みるファンや、仕切ガラスにぶっちゅ〜っとキスをするファン、ロボットウーマンに握手を求める人、一番印象的だったのが、恐らくメンバーよりお年が更に上と思われる老年女性が微笑みながらブースの中を嬉しそうに見入っているファン。

インタビュー中に缶コーヒー「ブラック」を飲みながら万由香さんの質問にフランクに答えるスティーヴン&ジョー。
と思ったら、スティーヴンとジョーイが空き缶とミネラルウォーターのボトルを重ねて遊び始めました。
ジョーイが横から積み重なったボトルにチョップを入れ、見事崩れ落ちたのを見て大きく口を開け喜ぶスティーヴン。
そして、いきなりジョーが「言いたいことが有る!」と主張。そして「タイヤキは完全食品だ」と断言。

スタジオの中はこんな感じで楽しそうなんですが、ガラスの向こうは数分ごとに入れ替えられるファンの熱気でむんむんです。そんなファンに毎回メンバーは手を振ったりしてファンの声援に温かく応えていました。

生出演を終えて近所の撮影スタジオに移動。お次は雑誌の取材が2本、まずは TOKYO WALKER の撮影へ。
5人のショットの後に個人ショットを撮影したのですが、ジョーはジャケットやシャツを変える際に惜しげもなくその鍛え上げられた肉体を披露。小倉餡タイヤキはあの体の何処に???思ってしまうほど無駄な肉が見あたりません。

他のメンバーはソファーに座って、差し入れに頂いた高級和菓子を食べまくっていました。
ブラッドは「これ何?」と見て分からないものには不安が有るのかスタッフにまめに質問。
特にスティーヴンはまだ食べるんですか?ってくらい食べ続けていました。お菓子の中には別封の最中の皮に餡を自分で挟むお菓子が有ったのですが(説明書きは勿論全部日本語)、スティーヴンは本能的に分かったのか率先して封を切り、上手い具合に餡を乗せ周りのメンバーに
「ほーらこうやって食べるんだぜ!」ってな感じで見せびらかしながら、一口で食べました。
かなり長めで大きかったんですけどね。

傍らでトムがデジカメを持ち、撮影時の様子を撮影。その傍らでジョーイは BGM にかかっている「Just Push Play」を聞きながら、ドラムを叩くジェスチャーをし続けていました。そんなリラックスした雰囲気の中 TOKYO WALKER の撮影は終わりインタビューへ。インタビューが終了すると、トム、ブラッド&ジョーイのお三方は今日のお仕事終了ってことでお買い物に。

次の More インタビュー&撮影が終わったジョーは、わざわざスタジオに足を運んでくれたシルヴァーアクセサリーデザイナー(Thirteen Designs)の方に再会。先日から肌身離さず持っているお気に入りのステッキの銀の装飾を作っている方なんですよ。
ステッキを持ちソファーに深く腰掛け、記念撮影に快く応じるジョー。これまた渋くていい感じでした。

一方スティーヴンは身支度を整えるのにジョーよりちょっとお時間がかかるみたいで、しばらくしてから控え室から出てきました。そして片手には差し入れに頂いたおいなりさん&海苔巻き。さっきまで和菓子たんまり食べていませんでしたか?凄い食欲です。もぐもぐと頬張りながら「そいじゃ、おつかれー!」ってな感じでバンに乗り込み、見送るスタッフにずーっと手を振り続けてくれました。

<トム、ブラッド、ジョーイ>

雑誌取材を終えたトム・ブラッド・ジョーイ。「今日ここに来る途中、ハラジュクを通ったよね?近いでしょ?買い物に行こう!」と既にお買い物モードに入っていたので、ツアマネのジミーとセキュリティのカイル(身長2メートル)と共に、2日前のメンツでお買い物に。

まず訪れたのは「リーバイス」。
アメリカのほうが種類も多くて安いのでは??と思いきや、トムは「何か日本限定の商品はありませんか?」と鋭いつっこみをしていました。 futuraというNYのアーティスト(ソーホーのモノクロの壁画を書いたりしている、ストリートアーティスト)とのコラボレーションで作られたGジャン"日本限定"があったのですが、Lサイズが品切れで背の高いトムは残念そうな顔をしていました。結局、ジョーイとトムはそれぞれジーンズをお買い上げ。ブラッドは「デパートのほうがサイズがあったな・・・」とつぶやいていました。チェック、細かい・・・。

リーバイスを後にすると、「あの角に ROYAL FLASH ってお店が見えたんだ。以前来日したときに行ったお店だから、行きたいな」とブラッド。
てくてくと歩いて、信号で道を渡り、到着。セレクトショップなのですが、お店の人ももちろん覚えていて、BGMをさっそくアルバム「Just Push Play」に切り換えてくれました。メンバーも鼻歌を歌いながら店内をうろうろ。

ブラッドは、洗った水牛の皮を使った茶色いジャケット(新品なのに、着古したように見えるもの)をとっても気に入って、何度も鏡に写して見ていました。「なんだかここの商品じゃなくて、前からブラッドの私物であるかのように、すっごく似合ってる!」と素直な感想を伝えると「うーん。そうか」とさっそくご購入。本当に、すっごく似合うんですよ!ちなみに、この日ブラッドは先日アメ横で購入したドイツ軍っぽい青いアーミーコートを着ていて、「今日みたいな寒い日にはぴったりなんだよ」と、とても気に入っていました。

ジョーイ、トムも気になるものを羽織ったり手にとって見ていましたがとりあえずこの次のお店に見に行くことに。
だんだんメンバーの洋服の趣味がわかってきたので、「ロックンロール+ロカビリー+パンクテイストでかっこいいものが置いてあるお店があるから見てみる?」と提案してみると「是非行きたい!」とノリノリのジョーイ。

歩いてすぐの「ピンクドラゴン」に到着すると、ジョーイはさっそくTシャツや、パーカーを次々と手にとってお宝鑑定団のようにじっくり鑑定開始。
ジミーとトムは、一階のレディーズショップの横に作られた小さなミュージアムコーナーに展示されたドラゴンのミイラ(もちろん、偽物ですが、お店の一部にディスプレイされている化石のようなもの)を見て「Cool!」とデジカメでパシャパシャ。
店内のディスプレイも古いギターや、ポップなポスターが興味深いらしく、デジカメにおさめていました。

ジョーイはこのお店がとっても気に入ったようで、ドクロ刺繍のはいった白いTシャツ2枚と、ドクロのついたパーカーと、ちょっぴりロカビリーテイストのシャツをお買い上げ。と思いきや、支払いを済ませた後にさらに少し日本テイストの刺繍がしてある黄色いスタジャンに一目ぼれをし、これもお買い上げ。と、かなりお買い物熱がヒートアップしてきました。一階のレディーズショップのほうでは、家族へのお土産用にでしょうか?黒いTシャツと、刺青のようなプリントのしてあるTシャツを買っていました。

ちなみに、いろいろなお店で買った荷物はカイルが背中にしょっていたのですが、なんだか背中がとっても大きい上にビニール袋がいくつも重なってしょわれていて、赤ん坊を背負っているおかあちゃんみたいな姿になっていて、しかも身長2メートルなだけにとても目立っていました。道端で、「写真をとっていいですか?」と聞かれて、一緒にいたブラッドのことかと思いきや、なんとカイルを写真にとりたがる人がいたくらい・・・(これで俺も有名人だー、と笑っていましたが)

さて、まだまだお買い物モードのみなさん。スティーヴンから噂に聞いていたであろうヒステリックグラマーに到着。もうあと5分で閉店、という時間だったのですが、お店の方のご好意で閉店後もゆっくりと見させて頂くことに。
ジョーイは Holy Shit! と書いてあるワッペンのついたブルーの野球帽を、トムは黒いトレーナー(やっとサイズがあった!なかなか身長が高いので、あまりサイズが日本ではみつからないのです)をゲット。でも、いままでいろんなお店を見てきたからか?意外とここではショッピングの数は少なかったです。

お店を出ると、もう他のお店もそろそろ店じまいの時間。「おなかすいた〜、何か食べてから帰る?」と誰かが言い出しましたが、今日はラジオや取材(そして、買い物!)でみんなちょっぴり疲れていたので、寒いしホテルで食べよう、ということになりおとなしく帰りました。

ちなみに、いつも落ち着いているブラッドですが、今日はお目当ての皮ジャンが買えてとってもうれしかったのか?
目があうだけでにこーっと笑ってくれるほどご機嫌がよかったです。


 ■2001.4.1(Sun)【クレイジーなロック・スター出現】■

<ジョー>

ジョーは今日も早起き。朝はジムでワークアウト。

昨日「雨(雪)が降っていると、ホテルでゆっくりしたり、スタジオにこもって働くのも全く嫌じゃないんだよねー」と言っていたものの、今日の青空を見た瞬間に実はピンときていたのですが、天気が良いと、ジョー様は外に出たくなっちゃうみたいです。
これは自然といえば自然ですよね。というわけで今日も朝からおでかけです!

さて、最初ホテルの近くで桜を見た後で、まずお昼。「ワークアウトした後は、お腹が空いちゃって」ヌードル希望ということで、"そば"と"うどん"のどちらが所望か聞いてみると、「ウードン!」と言って、ニヤッと笑うジョー様。うーん、やはりこの笑顔にはシビレます。
さっそく山菜うどんを注文。
「いつも、それぞれの店で食べるたびに、まったく違う風味、違った見た目のうどんが出てくるのには、本当に感動だよ!」とご満悦。

腹ごしらえをした後はアメ横へ。
乾物屋に並ぶたくさんの魚を見て、本当にうれしそう。「これはなに?」と指さしたものは、セキュリティさんによると、なんとイカの目(おつまみによくあるそう)。
「えーっ、これイカの目?!」と驚きながら、ビデオカメラに映像をおさめていました。
大きいマグロの切り身にも、びっくり!カメラを回しまくるジョー。屋台で、甘辛のたれをつけてたべるイカを買い、「おいしぃ」と満足げ。「今、俺はイカの足を食べています」
とナレーションつきで、自家用ビデオカメラの前でイカの足をたべるジョー様。

懐中時計(子供用と、少し高級なものをひとつずつ)を買った後、「ラジコンの戦車がほしい」ということでアーミーショップへ。一目で気に入ってさっそく購入。

同じ店に、様々なナイフが並んでいたのですが、ナイフコレクションをしているジョーは、本当にうれしそうに一つ一つのナイフを見ながら「これは・・というナイフで、云々・・」と説明していました。
(ご存じのことと思いますが、彼は左利きで、ギターを弾くとき以外は、ナイフも左手で持って、刃の部分を開きます。)

今回興味を持ったナイフは、確か cold というブランドのもので、白みがかった銀色の大型のハンディナイフです。
全体にツタのような模様が彫られていて、とてもおしゃれ。刃の出し方がまた凝っていて、一回ふっただけでは、出てきません。さやが二重になっているのです。
「こんなナイフはみたことない」と感嘆し購入していました。バンにも戻った後も包みを開けて、大変満足げ。
日本刀もありましたが、「僕は昔に使われていたという古いものをもう持っているんだ」とのこと。
本当に日本通!

さて、アメ横を一通り見たところで、銀座へ。(本人曰く、タイムズスクエアみたいなところ)
銀座にも以前総菜ハンティングをしたのと同じデパートをを見つけたので、またデパ地下へ行こうと試みたのですが、ここには食料品がなく、断念。

しばらく歩いたところで、20メートル先の店を指さし、ジョーが、「あの店は?」といいながら、ずんずん進んでいきました。

すると!なんとそこには「鯛やき」という文字が木の板に毛筆で書いてあり、あたかもここが「鯛焼き発祥の地」であるかのような雰囲気を放つ和菓子屋さんでありました!
中ではガラス張りの作業場で、おじさんが昔ながらの方法で手作りの鯛焼きを焼いているではありませんか!
自ら幸運(?)を招く男、ジョー。

中には、小さな和菓子も売っており、そこで、「夜桜」「菜の花」などの洒落た名のついた和菓子と、抹茶を頼みました。
本格派の泡だった抹茶を見て「グリーンティー、エスプレッソ」と感動するジョー。
「夜桜」にはピンクと黒のあんこに、金粉をあしらってあったのですが、「本物の金を食べるなんて!」とこれにも驚き。
帰りには、当然とばかりに鯛焼きを6匹購入。

晴れ渡った青空の下、笑顔で「銀ぶら」するジョー様。本当にかっこいい!の一言に尽きます。

<スティーヴン>

今日は快晴!ということで、スティーヴンは朝からご機嫌です。

息子の為に新しいゲーム・ボーイを手に入れた彼は、早速ソフトを買いに出掛けるため、銀座の博品館に向かいました。
最初は、ゲーム・ソフトだけを買って帰るはずでしたが、おもちゃ大好きのスティーヴン。
気が付いてみれば、かご2つ分の買い物をしていました。

買った物はと言うと
・電動くらげ
・アイマスク
・豚のぬいぐるみ
・マグネット
・鉛筆
・天井からぶらさげる魚
などなど

「こんなにクールなオモチャがあるなんて、すごい!」と大変はしゃいでいました。
店内では、何人もの人達がスティーヴンに気付き、握手やサインを求められましたが、誰にでも気前よくサインをしてあげていました。ファンに囲まれている彼を見て、6歳くらいの女の子が「この人は誰ですか?」と聞きに来たのですが、「誰かって聞いてるよ?」と教えてあげると、
「クレイジーなロック・スターだよ」と、笑いながら答えていました。その後、会計の際に割り引きクーポンをもらったのですが、「あの可愛い女の子はどこに行った?」と、彼女を探して、
「はい、割引券あげる。これでまたオモチャを買いなよ」と渡していました。優しい&格好いい。

博品館の後は、原宿ラフォーレへ。
車の中で聞いていたラジオで流れたアーティスト"Shea Seiger&Modjo"のCDをゲットした後、スニーカーを買う為に3階に上がったスティーヴン。その間に、たくさんの人達に「あっ、スティーヴン・タイラーだ!」と言われ、多くのファンが集まってきました。
「握手だけだよ」と言って、数十人の人と握手した後、スニーカー選びに専念。赤か緑か迷った後、結局緑色のスニーカーを購入しました。この頃には、かなりの人が集まってきてしまった為、「どうする?車に戻る?」と聞くと、
「ダメダメ、こんな事で諦めちゃ」と言って、再びウロウロすることに。娘さん用に洋服を買い、奥様の為にサンダルを買い、ラフォーレを後にしました。

「コーヒーが飲みたい」ということで、ラフォーレからスターバックスへ。天気が良かった為、歩いて行ったのですが、歩いている途中でも多くの人に気付かれ、握手を求められたスティーヴン。
スーパースターは大変です。
スターバックスのコーヒーが出来るのを待つ間に、隣の靴屋へ行き、またまた奥様用のサンダルを見ていた彼。
「僕の奥さんは、本当に靴が大好きなんだ。靴のコレクションがすごいんだよ!」と嬉しそうに話していました。
「でも、せっかく買っても、気に入ってもらえない事が多いから、あまり買わないようにしてるんだけど」と、結局何も買わずに、スターバックスへ戻り、コーヒーをゲット。そして、やっと車に戻りました。

帰りの車の中で、
「奥さんには靴、娘には洋服、息子にはゲーム・ボーイ。これで安心して家に帰れるよ」と、話していたスティーヴン。
家族思いですね、ホント。
道中、「住める場所を選ぶとしたら、どこにする?」という話題になり、「う〜ん、南フランスかな」と言うと、
「やっぱり暖かい所が良いよね〜。僕だったら、フロリダかハワイかな。海があって、天気が良くて、自然が多いところがいいな。それが人間らしい生活だと思うんだ」と、話していました。
スティーヴンは、どんな話題になっても、人を飽きさせない話術があり、いつも楽しませてもらっています、はい。

<ブラッド>

今日恵比寿の「Mr. Craft」という店に行きました。
ブラッドは Boston でいろいろな古い車を収集していて、そのために最近新しいガレージを建てたのでそのビルを装飾するものを探しているのです。
「Mr. Craft」は車の専門店なのでいろいろな車のプラモデル、制服、時計、道具、また珍しくて古いカーレースのポスターなんかが有りました。
50%割引をしてもらえちゃったので、ブラッドは更に10枚ぐらいポスターをお買いあげ!

<ジョーイ&トム>

今日は昨日の雨が嘘かのようないいお天気!!お天気がいいといえば・・やっぱり、ショッピング。
というわけで、ジョーイ&トムはさっそく今日も原宿にでかけることになりました。まずは、ラフォーレ原宿へ。

とりあえず6階に行ってみたのですが
「じゃあ、待ち合わせをしよう。正面玄関ね」と、ジョーイははやばやと別のフロアに行ってしまいました。(は、はやい・・)「このフロアにはヒステリックグラマーのキッズがあるよ」とトムに教えてあげると、
「うちの子たちのお土産を探そう!」とさっそくチェック。とてもかわいい子供服がたくさんあるのを見て、とても感心していました。

「うちの女の子は6歳なんだけど、サイズはどうだろう?」と頭をひねりならがも、娘さん用にロゴTシャツ、ジーンズにバッグ、9歳の息子さん用には同じくTシャツやバッグを買いました。
アメリカの作業服のような男の子用のツナギがとってもかわいくて、息子さん用に欲しかったのですが残念ながら大きなサイズしかなくて断念。「いろいろ買ったけど気に入ってくれるかなぁ〜?」としっかりパパさんっぷりを発揮していました。
店員さんも、ヒステリックスミニ時計やスティッカーをおまけにくれたので、お子さんたちきっと喜んでくれますよ!!

すっかり待ち合わせ時間になっていたので、ジョーイと正面玄関で再会。昨日も訪れた明治通り沿いをぶらぶらと歩きつつ、奥の遊歩道沿いのあたりもお店をチェックしました。
どうやらジョーイは昨日のピンクドラゴン系の(黒いTシャツや、ドクロマークがのっているもの)が欲しいようだったので、遊歩道沿いにある ELECTRIC という小さなロック&パンクっぽいショップに入ってみることに。
ここでは二人ともTシャツが気に入ったらしく、まとめ買いをしたり、ジョーイはドクロマークのついたリストバンドを発見し「うーんこれはかっこいい」とさっそく購入していました。(←なんでも判断が速いジョ−イ)

「ゲームボーイとドラゴンボールZの物が買いたいからキディランドに行きたいな」とトム。
一方お子さんがもう大きなジョーイは「じゃあ俺は適当に見て来るから」とまた待ち合わせをすることに。

ジョーイはまず道ばたでグラフィティを描いて売っている少年を発見。「これはいくらで売っているの?」と聞くと、「お客さんにお値段は決めてもらっているので・・」とのこと。
どうやらジョーイの息子さんもグラフィティを描くのが趣味らしく、4〜5枚買っていました。
その後、裏原宿のあたりをぶらぶらと歩きながら洋服を見ましたが特にこれといったものが見つからず、和風の小物やお香の売っているお店でお香とお香立を買いました。お店を出ると、ちょうどトムが大きなキディランドの袋を手に車に戻るところだったので「なにを買ったの〜」とお互いのショッピングを報告しながらホテルに戻りました。
それにしても、みなさんお買い物が好きですねぇ。

<そして再編成 ジョーイ&ブラッド>

いったんホテルに戻り、ラジオインタビューを行いました。が、ラジオのインタビューが終わると
「せっかく天気もいいし、また買い物に行きたい」とジョーイ。ブラッドも一緒に、デパートに出掛ける事になりました。(トムはさすがに買い物疲れか?参加せず)
ブラッドは、「すごく素材の品質がいいね、気に入ったよ」と TAKEO KIKUCHI で黒いシャツ、ボーダーのシャツ、Tシャツ2枚をお買いあげ。さらに MORGAN HOMME では小洒落たウェスタンシャツ、迷彩柄のパンツ、それとサングラスを買い大満足。
閉店時間を過ぎたというのに、お店の方も親切に対応してくれました。

一方ジョーイはいろいろなお店を見たものの、あまり気に入ったものにめぐりあえなかったようです。
BGMに流れていたデパートの「閉店の歌」をすっかり覚えてしまい口ずさんでいたのですが、
「おなかがすいたし、ごはんを食べよう」とデパートを後にし、みんなでお寿司を食べることになりました。
(アメリカにいるときも、二人とも日本食はお気に入りだそうです。ジョーイはなぜか中華料理だけは苦手のようですが)

軽く手巻きやお寿司をカウンターでつまんでいると、水槽をみたジョーイが「あのお魚はなに?」と質問。
「アジっていうお魚」と教えてあげると
「じゃああの水槽は(食べられちゃうための)ウェイティングルームなんだね・・」と苦笑していました。
ブラッドは「イクラ」「サバ」など自ら注文。「イクラ」は特にお気に入りのようでした。帰り際には、お寿司をにぎってくれた職人さんの帽子に二人ともサインをして、帰ってきました。

<2大ロックバンドの宴>

夕ご飯のお寿司を食べ、ホテルに戻ってきたジョーイとブラッド。
地下一階のバーを覗いてみると、なんとボン・ジョヴィのメンバー(ジョン、リッチー、デイビッドの三人)がソファに座ってお酒を飲んでいるではありませんか。
「ヘーイ!」と声をかけ、合流。
エアロスミスとボン・ジョヴィという2大ロックバンドが仲良くお酒を飲んでいるなんて!贅沢な光景!!

 ■2001.4.2(Mon)【初・体・験 回転寿司】■

<トムとブラッド>

来日直後から「ソニービルにいかなきゃ」と言っていたトムとブラッド。
今日はテレビの収録前の短い時間でしたが、銀座ソニービルを訪れることに。
ブラッドは、昨日買ったサングラスをさっそくつけていました。
トムも、昨日原宿で買ったTシャツを着ていたし、基本的にみんな買ったものはすぐ身につけたくなっちゃうタイプみたいですね。

まずは7階のプレイステーションコーナー。
トムは「うちの子供はニンテンドーをよく遊んでるんだけど、プレステ2はやっぱりすごいね〜」と興味津々。
車好きのブラッドは近日発売予定のグランツーリスモ3(カーレースのゲーム)をさっそくチャレンジ!なかなかの腕前でした。
3階のオーディオコーナーでは、トムは新製品「emarker」を手にとって「これはナニ??」というかんじだったので簡単に説明をすると
(万歩計サイズのemarkerを持ち歩いておくと、どこでも気になったテレビやラジオの音楽をクリックするだけであとでホームページで曲検索ができる!)
とーってもおどろいていました。いやはや、便利な世の中になったものです。

ブラッドは、オーディオ・ホームシアターコーナーに展示してあったホームシアター用椅子(スピーカーが装着可能)に座って映画を見ていました。
ずーーーっと座っているので、「ブラッド、時間がなくなっちゃうよ・・」と声をかけると
「椅子にスピーカーがつけられるなんて。すごく音がきれいで、自分専用の映画館のようだよ。いいなぁ」と、ついつい長居をしてしまったようです。
ちなみに、ブラッドは自宅でアイボちゃんを飼っているそうです。
(ブラッドとアイボが遊んでいる姿を想像するとなんだかカワイイですね)

その後地下にあるソニーのショップでお買い物。
トムは頼まれていたCDウォークマン3台をお買いあげ。
ブラッドは自分の VAIO用に、と PORTER が作っている VAIO専用バッグを即買いしていました。
「PORTERがこんな専用のバッグを作ってるなんて知らなかったよ。すごくクールだね」
ととてもお気に入りのようでした。

そして銀座を後にして、お仕事先のテレビ局に向かいました。

<ジョーとジョーイ>

いつもの通りに朝ワークアウトをすませたジョーは、本日はジョーイと連れだって、まず、銀座の博品館へ。

「スティーヴンが買った、クラゲと魚が水槽で泳ぐおもちゃを買いたい」
ということで、同じものを手に入れました。
一つ一つの気になるおもちゃを眺めてはお子さんの好みに照らし合わせて考えているようで、ジョーが大変家族思いであることがとてもよくわかります。
次はスパイが使うような小型カメラをゲット、ジョーイもつられて異なるモデルですが、同じ機能を持つものを購入。
その他、暗闇で光る骸骨のシールや、恐竜のたまご(なかに小さい恐竜のおもちゃが入っています)など、思いついたものをどんどんかごに入れていました。

銀座を後にして、つぎは原宿へ。ポールスミスで靴下を何足かゲット。
お店の人は大興奮。ジョー&ジョーイは、笑顔で彼らの手にするアルバムにサイン。
ジョーイは、紫とスカイブルーのスニーカーをサイズがちょうどよかったようで、ポールスミスすぐに購入していました。

「Natural House」に立ち寄ってお菓子を少し買ってから、その後は「お寿司をつまみたい」ということで、少し離れたところにある回転寿司屋さんへ。

「このお皿を勝手にとっていいの?」
どうやら、このような一般大衆向きのお寿司屋は訪れたことがないようで、何もかもが初めて。
お茶碗を押し当ててお湯を注ぐ部分を教えたら
「おいおい、こりゃクールだぜ、このティーバッグを入れるんだよね」
と、満足げなジョー。

そのあと、急いでキディランドへ。
水槽でクラゲが泳ぐものの、水槽つきのものをこちらでは2つお買いあげ。

何もかもが分刻みで、あわただしくはありましたが、ジョー&ジョーイは満足げにホテルへ戻りました。

 ■2001.4.3(Tue)【プラチナディスクを贈呈】■

日本でダブルプラチナ(40万枚突破)獲得ということでメンバー全員にプラチナディスクを贈呈。
ジャケットのロボットをフィーチャーしたずっしりと重いディスクを受け取って、どの国よりも早くダブルプラチナ達成ということでメンバーは大感激。
その感激もつかのま、その後マネージャーと共に6月からスタート予定のツアーの打ち合わせで、なんと!4時間くらいミーティングしていました。

 ■2001.4.4(Wed)【夢のライヴ!】■

<ジョー>

MTVパフォーマンスのため、お台場へ移動。
混雑を考えてかなり移動時間が長くなることを伝えると
「そうか、それじゃドライブを楽しくするために。。。」と携帯CDケースにお気に入りのCDを何枚も(20枚以上!)選んで差し込むジョー。
お気に入りの葉巻も携えていざ出陣!お洋服もお気に入りの革ジャンに革パン。カジュアルにキメています。
車の中ではチープ・トリックを大音量で聴いていました。ご存じのようにチープ・トリックは来日中で、同じ日にライヴがありましたが、「残念だけど、僕らもライブがあるからね。」とチープ・トリックのライヴ行きを断念。

レインボーブリッジにさしかかると、青空と海と建物の美しさに感動!
早速自家用デジカメを取り出して、説明つきで撮影開始。
スタッフにもカメラを向けて「僕の家族にあいさつして!」と上機嫌でした。

<スティーヴン>

本日のイベント会場、ZEPPに向かうため、14時にホテルを出る準備をしていたスティーヴン。
ホテルを出る直前にヘアのセットをしていたのですが、今日はおさげにしていました。
普通の男の人が真似したら、かなり変な髪型なのでしょうが、スティーヴンだから何をやっても格好良く決まっています。
ファンからもらったお香袋が大変気に入ったようで、ずっと匂いを嗅いでいました。
あと、もう一つファンからのプレゼントでとても気に入っていたのが、餡と最中の皮のセット。
最中の皮に自分で餡を詰めて
「これ、すごいグッド・アイデアな商品だよ。おいしい!」と言って、何個か作って食べるスティーヴン。
その商品を売っているお店を調べ、ボストンに数セット送ってもらう手配までしていました。

ZEPPに向かうため車に乗り込み、ラジオをつけると、ちょうど "Love In An Elevator"が流れていて
「何だこの曲!?」と、ふざける彼。
道中、「やばい、パフォーマンスを前にちょっと緊張してきた」と言い、「"I'm getting nervous"って日本語で何て言うの?」と聞かれたので、「ドキドキする、だよ」と教えてあげました。その後は、「ドキドキする!」と何度も叫んでいたスティーヴンでした。

いよいよ本番が始まり、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたエアロスミス。
スティーヴンも今日の演奏の出来にとても満足していました。
ZEPPからホテルに戻ると
「ねえねえ、エアロスミスの着メロを僕のICレコーダーに録音したいんだけど、全部ダウンロードしてくれない?」
とお願いされ、スティーヴンの部屋で録音する事に。
DUDE, SWEET EMOTION, WALK THIS WAY, JADED,BACK IN THE SADDLE などなど、全部で12曲を録音。
「家に帰ったら、“東京では、みんながエアロスミスの着メロを使ってるんだぜ”って、子供達に教えてあげるんだ」
と、とても喜んでいました。
着メロ録音の後は、セキュリティの方が持ってきたくれた竹刀で、剣道のまねごと。
もともと剣道に興味があったようで、大いに楽しんでいました。

<ライヴセットリスト>

・JADED
・I DON'T WANT TO MISS A THING
・BIG TEN INCH RECORD
・MAMA KIN
・WALK THIS WAY

すし詰めの観客で湿度が90%くらいにむんむんしている場内に、今宵もあのロボットウーマン(手首にスティーヴンのスカーフを巻き付けられていました)を従え「JADED」からパフォーマンススタート!

スティーヴンがステージ上を縦横無尽に駆け回り、時にジョーの首に腕を回したり寄りかかったり、腰をセクシーに動かす特有のダンスをしたり、CDジャケット内の写真でも使用している足の部分に細工の施してあるマイクスタンド(もちろんスカーフ付き)を蹴り上げたり持ち上げたりと、こっちの目が追いつかないほど動くまくるスティーヴン!

「JADED」で動きまくって暑くなったのか、上着を脱ぎ捨て、派手なやや透けぎみのシャツになるスティーヴン。
ジョーも上着を脱いで胸がはだけまくった真紅のシャツに。
そのまま「I DON'T WANT TO MISS A THING」へ。
スクリーンにはスペイシーな映像が映され、映画「アルマゲドン」の世界へといざないます。
身を切られるような切ない表情で歌い込みます。観客こそ"DON'T WANT TO MISS A THING"状態です。

ちょっとしたチューニングの後、ハーモニカを取り出し、アドリブでブルージーに吹くスティーヴン。
これは!もしや!あのフレーズ!!と思った瞬間「BIG TEN INCH RECORD」へ。
たしか演奏が終わったときに観客にむかって投げていたように見えました。
そして「MAMA KIN」へ。昔と声量も声質も全然変わりが無いのが驚愕!

聞くところによると当初「MAMA KIN」までの演奏予定だったそうで、「WALK THIS WAY」はステージ袖に控えていたMTVのVJの皆さんもビックリのサプライズ追加演奏でした。
最後「SWEET EMOTION」のリフがさらっと聞こえたので「まさか!」と嬉しい胸の高鳴りが有ったものの演奏は無し。
VJや他の出演アーティストがステージに総登場し夢のパフォーマンスは終わったのでした。
スティーヴンは興奮冷め止まないのか「MTV JAPANサイコー!」と連呼。ジョーもメンバー全員のサインが入ったギターを惜しげもなくプレゼントしてくれました。
■Live Performance■

| RealPlayer 56k100k300k |
| Windows Media 56k100k300k |
※「RealPlayer」か 「Windows Media Player」を
ご用意の上、どちらかを選んでご覧ください。

 ■2001.4.5(Thu)【無事帰国】■

<野茂びいき>

本日野茂がノーヒットノーランを達成したのはご存じと思いますが、野茂の所属チームはエアロの地元ボストンのレッドソックス。
ノーヒットノーランを達成したということでそのことをすぐにジョーに話したところ
「そうか、そりゃ凄いね。サイコーだぜ!」息子さんも野球に興味を持っているようで、たまに見に行っている模様。
「ツアーの後、夏に家族と野茂を見に行くよ」と言っていました。

<またもショッピング!?>

今日はとうとう出発の日です!
帰国便が夕方出発ということで、ジョーイとブラッドは午前中は最終ショッピングをすることに。
本当にお買い物好きなお二人。

「昨日のMTVのイベントでのパフォーマンスはとてもすばらしかった!感激した」と伝えると、
ブラッドは「ありがとう」、ニコニコととてもうれしそう。ジョーイも「うん、日本の観客はいつもグレイトだからね」ととても満足げな表情でした。
ツアーのライブもはやく見たいですよね!!

と、話をしているうちに原宿に到着。
ジョーイは先日訪れて気に入ったピンクドラゴンに再び行くことになり、ブラッドはその間キディランドでお子さんへのお土産を選ぶことになりました。

ジョーイはピンクドラゴンでパーカー(モスグリーン色&黒)2着と、Tシャツ6〜7枚を買い足し。
特に黒を基調にしたドクロマーク入りのものが特にお気に入りらしく、一枚一枚チェックしながら自分のサイズを探して買っていました。奥様へのプレゼント用にと女性服の階も見て回りましたが、今日は特に目新しいものはなかったようでお店を後に。

外はぽかぽか陽気でとてもいいお天気だったので、ジョーイは「ドライブするにも最高だろうなぁ」と車好きらしいコメントをしていました。
「そういえば、前に東京モーターショーに行ったよ」と話すと、
「わー、いいな、ボストンにはあんまり大きなモーターショーはこないんだよね。LAか、デトロイトか、NYには来るんだけど・・・」と興味津々。
ジョーイだけでなくブラッドもトムも、みんな車がとっても大好き。
滞在中の移動の間もずっと外の道路の車を見ては「あのポルシェかっこいい」など話していました。

さて、キディランドに戻るとブラッドはどうやらお目当てのものが買えた様子。
「うちの子たち(for my boys)にお土産なんだ」と、ソルジャーのトイや007のカード、等々男の子が喜びそうなものを買ったようです。

若干時間に余裕があったので今度は竹下通りを見ることに。
ジョーイはスニーカーは「ムラサキ色」がお気に入りらしく(先日アメ横でも、ポールスミスでも一足ずつゲットしました)探しましたが今日はムラサキ色はあまり発見できず。
プーマの黄色いスニーカーもとても気になってサイズを探したのですが、あいにくサイズがなく本日のスニーカー収穫はゼロのまま・・・

ジョーイがスニーカーを試着している間ブラッドは近所の古着屋をチェック。
とある古着屋でミリタリージャケットが気になり(息子さん用らしい)、お店の方に見せていただいたのですがサイズが若干小さいようだったので断念。
しかしここの古着屋さんでは "Enter The Dragon"(ブルース・リー主演の映画のタイトル)のロゴの入ったトレーナーを売っていたので、ブラッドもジョーイも二人とも「ワォ」と言いながら買っていました。
二人ともブルース・リー好きなのでしょうか?!?!

本当はもっともっといろんなお店を見てまわりたいところでしたが、残念なことにタイムアップ。
「今度また日本に来るときは、家族を連れて来たいな」と語っていたみなさん。また是非、来日した時にはたっぷりとお買い物してください!

<ぼんたんを履くジョー様>

ジョー様は「ブラックブラックガム」がお気に入り。
すでに15個入りパックを3箱も注文。そしてさらにMTV当日自分用にとその日5個用意。
彼のコメントは「家に送るのさ。これは日本でしか手に入らないガムで、家族が喜ぶんだ」
とのことでした。

そして、表参道付近で買った草もちの味が忘れられないということで、草餅、草団子を追加注文。
飛行機の中で食べるのだそう。
更に、大好物たいやきも10個購入しました。

さてさて、実はジョー様、今日もジムに行った後、最後のお買い物をと新宿へくり出したのでした。
目的はなんと、鳶職人(大工)が着るすそが大きく膨らんだズボン(ぼんたん?)。
実は何日か前に、たまたま表参道を歩いている大工さんを一目見て、彼の履いている灰色のぼんたんを気に入ってしまったよう。
「あれを買いにいくから、覚えといて」と言っていたのです。
冗談かと思いきや、やはりずっと気になっていたようで、出発日当日に買いにいくことに。

着いたお店は、お店全体が服でおおわれいるような鳶職人専用の服屋さん。
雑然としていて、「問屋さん」という雰囲気です。
サングラス&スーツでキメている本日のジョーの姿をみて、お店の人は目を白黒させています。。。
さっそく、ズボンのコーナーへ。
「綿のものはないのかな?」
色だけではなく、素材にもこだわるジョー。ポリエステルより、やわらかい綿が好みのよう。

サイズをあわせようと、試着室へ。
「すいません、試着室ありますか?」
「えっ??」と息をのむ店員さん。実は試着室が用意されていないとのこと。
仕方なく、となりの倉庫へ案内されると、いろんな服がぶらさがり、たれさがる混乱状態の倉庫の内装に青ざめるスタッフ。
ジョー様が着替える時はモロッコ風にデコレーションされた部屋なのに!
すると、意外な答えが。
「うん、構わないよ。ここで履いてみる」

スタッフはあわてて外へ、セキュリティがうまくラックで仕切を作ってくれて、問題なく試着ができました。
結局、やはり好みの色の黒のぼんたんを2着購入。ポリエステルが入っていましたが、
「大丈夫。一度洗濯して、柔らかくしてから、今度のビデオの時に履くんだ。」
とまたもやビックリ発言。
今度のビデオって、プロモーション・ビデオってことですよね?!
というわけで、最後の最後に、またジョー様、おもしろいお買い物をしてくれました。
次回のプロモーション・ビデオが楽しみです。

<帰国の途に>

まずはトムがロビーに降りてきました。
そしてジョーイ、ブラッド、かなり遅れをとってお気に入りの龍のステッキと共にジョー。
(スティーヴンは一足お先に早朝帰国して行きました)
スタッフ一人一人と握手&挨拶をフランクに交わし、にこやかに手を振りながら去っていきました。
日本を去った後はそれぞれオフに入るそうです。


Back to "Aerosmith TOP"