クラシックのヴァイオリニストである宮本笑里は約10年前、セリーヌ・ディオンの「To Love You More」を聴き、Vocal とViolinの見事な“デュエットに感動を覚える。そしてその直後、sweetboxを聴き、クラシックの曲をただなぞらえているだけではなく、まったく新しい歌詞とポップなメロディを組み合わせた、誰もやっていない音楽を高レベルで完成させているJade/GEOたちに衝撃を受ける。
3枚のクラシック・アルバムをリリース、09年3月には、クラシックとポップスと融合したミニ・アルバム『break』をリリース。その制作の過程を経て、『「Vocalと「Violin」がデュエットする“To Love You More”の世界をJadeとやってみたい!』という思いを更に強くもち、ドイツの知人を通して、09年7月Jade/GEOに会いにドイツに行く。
Jade/GEOと出会い一気に意気投合して、セッションが実現。「日本人だから、日本のカルチャーとの融合を提案したい」という宮本笑里の思いから、“日本の名曲をモチーフに新しいポップソングを作ってはどうだろうか”と、提案。そのアイディアに感激したGEOは曲作りを開始。そして、TVCMでも大ヒットした「energy flow」(作曲:坂本龍一)をモチーフにした新曲にして名曲「Don’t Leave Me This Way -energy flow-」が誕生。まさにVocalとViolinがデュエットし、日本と欧米の文化(さらにはクラシックまでも)が融合された新しい音楽が生まれた。