モア・ブラッド、モア・トラックス

MORE BLOOD, MORE TRACKS/ モア・ブラッド、モア・トラックス

Bob Dylan/ ボブ・ディラン

SICP-31210/アルバム/2018.11.02/¥2,400+税


何があったのか、手の内を見せよう。

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1.  ブルーにこんがらがって(テイク 3 リメイク 3)
2.  運命のひとひねり(テイク 1)
3.  嵐からの隠れ場所
4.  きみは大きな存在(テイク 2)
5.  雨のバケツ(テイク 2 リメイク)
6.  彼女にあったら、よろしくと
7.  リリー、ローズマリーとハートのジャック(テイク 2)
8.  朝に会おう
9.  愚かな風
10.  おれはさびしくなるよ(テイク 1 リメイク 2)
11.  アップ・トゥ・ミー(テイク 2 リメイク)

何があったのか、手の内を見せよう。 貴重な未発表素材を綿密に発掘し、丁寧で愛情豊かに編集するボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ。1975年発表の全米1位獲得作『血の轍』は、ボブ・ディランの最高傑作に挙げられる一枚ですが、その誕生には思わぬ展開がありました。発売を待つだけだったこの作品、発売日直前にディランの意向により収録曲が差し替えられます。『血の轍』の制作は、壊れかけた人間関係をテーマに気楽でナチュラルに録音したいという狙いで、演奏はソロ、曲によってベースをバックにするという極めてシンプルな編成によりニューヨークで行われました。ところがテスト盤まであがっていたのにディランは再録音を要望し、急遽ミネソタでミュージシャンを集めバンドをバックにレコーディングする事に。そうして、決まりかけていた収録曲の5曲を入れ替えて発売したのです。かようなゴタゴタがありながらも、発表された作品はまごう事無き傑作でありました。熱心なファンには良く知られたストーリーですが、今作は当初発売予定していた内容に近いニューヨークでの録音をまとめたもので、11曲中10曲が未発表となります。

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