ディランの詩は時に優れた格言なんです。人を愛したり、一生懸命生きたり、上手くいかなかったり、どうしようもなく落ち込んだり・・・そんな時の自分に向かって歌うディランがいて、その詩にこんがらがりながらもグッとくるんです。だからこのCDは、ベストとかじゃなくて<みうらじゅん的良いとこ取り>をした詩の世界を自分仕様に解釈しながらまとめたものと思って聴いて下さい。一人でも多くの人に新しい発見がありますように・・・
<企画顛末記>
1993年、みうらじゅんと『ディランがロック!』と言うキャンペーンを展開。カッチョイーディランを知ってもらうために色々と画策。キャンペーンは盛り上がり、その際に制作したDJコピー『ディランがロック!』(CD2枚組)が人気を呼びます。ただ非売品だったため、それを何とか商品化できないかとアメリカに掛け合います。しかし、漫画のジャケットと言う事で拒否。
1994年にディランは3回目の来日をします。約2週間にわたるジャパンツアーをみうらじゅんと追っかけ、そのツアー中に直談判し再度商品化のアプローチをします・・・が、その時も同じ理由で断わられました。
それから、約十年・・・・
2003年、映画『アイデン&ティティ』のエンディングに「ライク・ア・ローリング・ストーン」が使われることになりました。この機会に原作漫画『アイデン&ティティ』に登場するディランの曲をまとめたコンピレイションを発売したいと・・・11月から始めて翌年2月と言う約4ヶ月に渡る交渉の末、ディランからジャケットのOKサインが出ます。当初、10年前と同じように「漫画は好まない」と言って断わられましたが、みうらじゅんのディランに対する深い愛情と若い世代に伝えたいという想いが“神様”に通じた訳です。。
<グッときた格言>
愚かな風。
「息の仕方を知ってるなんて奇跡だぜ」
イフ・ドッグズ・ラン・フリー
「犬が自由に走るなら、どうして僕たちにそれが出来ない?」
時代は変わる
「今の1位はあとでビリっかすになる。時代は変わりつつあるんだ・・・」
ライク・ア・ローリング・ストーン
「どんな気がする?誰にも知られないってことは、転がる石のように・・・」
アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
「愛しかない、それが世界を動かしている、それなしでは何も出来ない。だから全ての愛を与えてくれる人がいたら、心して受け取り逃がしてはならない。」
雨のバケツ
「生きることは悲しいよ、生きることはさわぎだよ」
フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド
「人は自分の属さないところへ行ってはいけない・・・道の向こうの家を天国と間違えるな」
いつもの朝に
「君の立場になれば君が正しい、僕の立場になれば僕が正しい・・・」