プロフィール
オアシスはこの時代最高のロックンローラー達になるだろう。人々の歩き方、話し方そして服装をも不可逆的に変えてしまう。未来は確約された。過去は既にない。これこそ今だ。聞くべし。ということなのである」(NME/ 1995)

「ノエルは彼の世代における最も優れたソングライターだと私は信じて疑わない」(ジョージ・マーティン)

『タイム・フライズ(光陰矢の如し)・・・ 1994-2009』は、オアシスの作品を始まりから終わりまで讃える全シングル集であり、ビッグ・ブラザー・レーベルより6月14日<日本は6/9先行発売>にリリースされる。収録曲は、94年の『オアシス/Definitely Maybe』から、95年『モーニング・グローリー(What's The Story) Morning Glory』、97年『ビィ・ヒア・ナウ』、00年『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』、02年『ヒーザン・ケミストリー』、05年『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』、そして彼ら最後のオリジナル作品となる08年の『ディグ・アウト・ユア・ソウルl』まで、輝かしい15年の間に驚異的な7作連続1位に輝いたアルバムと共に堂々と歩んできた。
彼等の圧倒的なデビュー曲「スーパーソニック」に始まり最後のシングルとなった「フォーリング・ダウン」まで、アルバムには全26曲が収録され、その内の23曲がトップ10ヒット/8曲がナンバー1ヒットである。『タイム・フライズ・・・ 1994-2009』の初回限定盤には、全36曲<計38本>のビデオクリップ<メンバーによるコメンタリー付/日本盤は字幕付>と共に、09年7月21日にロンドンのラウンドハウスでオフィシャルとして最後に録音された彼らのライヴ音源も収録される。

オアシスの全ては、94年4月に始まった。難なく、傑作シングル「スーパーソニック」と「シェイカーメイカー」何かが起きているという明白な感覚を与えてくれた。そして「フィヴ・フォーエヴァー」が登場した。あの奇抜なビデオで我々は椅子に打ちつけられている若きリアム・ギャラガーを見て、我々の中からまた興奮させ、感情を駆立ててくれて、何百万枚ものアルバムを売る奴がまた出てきたという確かな手応えを感じたのだった。彼等は死にかけていた音楽業界に再び刺激を与え、世界の音楽シーンに活気をもたらした。彼等はこれを地球上で最も完成されたポップ・グループになることでやってのけた。彼ら自身もわかっていた。バンドの主要ソングライターであるノエル・ギャラガーがいとも簡単に説明してくれた。「俺達は傲慢なんかじゃない。ただ自分達が世界で最高のバンだって信じているだけさ」
史上最高のフロントマンになってゆく彼の弟(リアム)も「エルヴィスと俺がいる。そのどっちが優れているかって、俺は言えない」と嘗て語っている。オアシスには強気の言動があった。そしてそこにはたびたび騒動と混乱がついて回った。早い段階でノエルが言っている。「俺がわかっているのは、ライヴが売りき切れてるってことと、このツアーでさらに多くの問題を起こすだろうってこと」

この種の自身と野心こそが世界をオアシスに夢中にさせたのである。94年の「T in the Park」での彼らの歴史的初お披露目パフォーマンスから、伝説となったメイン・ロードでの数々のライヴ、音楽史を塗り替えたネブワースでの週末、マディソン・スクウェア・ガーデン、ハリウッド・ボール、ウェンブリーやアルゼンチンのリヴァー・プレート・スタジアムといった世界的に有名な会場でのソールド・アウト公演、そしてイギリス本国のみならず世界各地のあらゆるフェスティバルにも出演し、オアシスは驚異的な速さで登り詰めていったが、彼らは絶対に格好良さを失うことはなかった。いったいどれだけのバンドにそれができるだろうか。そして何故彼らにはできたのか。間違いなく、多くの人がこのバーネイジ出身の兄弟の大成功するのだという夢に共感し、憧れ、共有したのだ。彼らの歯に衣着せぬ言動やノエルとリアムの生々しい関係が我々を惹き付け、魅了した。時には本物の騒動にまで発展することもあったが、いずれにせよ彼らの人間らしさが伝わってきたものだった。

となると、我々の時代最高のロックンロール・バンドについてあと何を語ることがあるだろうか。これこそが我々の人生最高の日々なのかもしれない。実際そうだったし、今もまだそうである。オアシスは全てにおいて我々を楽しませてくれた。全てのコンサートで何万人もが一同に大合唱し、感動し、元気をもらい、思い出に耽った、とてつもないセットリストである。一つの時代の決定的な年代記であり、国家にも匹敵するアンセムであり、音楽的月面着陸の連続である。思い出してみればいい。「ワンダーウォール」を初めて聞いた時に誰の瞳を見つめていたか。「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」を歌いながら誰と肩を組んだか。「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」を聞きながら誰と目があったか。「ライラ」で誰とモッシュしたか。誰と「リヴ・フォーエヴァー」したいと思ったか。そして何故こんなにも長くの間、世界中の、多くの人を魅了し続けたのだろうか。
ある一つの時代において彼は我々の歩き方、話し方、そして服装を変えた。オアシスにとってはいつだって単純な話なのである。

「自分達のやってきたこと全てを誇りに思っている。クレイジーだったときも、それほどでもなかったときも。全てが好きだった。」
−−リアム・ギャラガー(vo)

「俺達がこんなに長い間一緒にやってきたってことは、音楽を愛していた証だ。心の底からな。」
−−ノエル・ギャラガー(vo)



*『タイム・フライズ・・・ 1994-2009』アルバム: 英バイオグラフィーより
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