【駅弁を求めて、目指せ!「一関しょう月堂」】

今回スライドショーに選んだ「釜石線」。新花巻への道のりの中、前沢牛を使った駅弁があるとの情報で、一ノ関駅で途中下車。

駅から徒歩2分の場所で駅弁製造を営む「株式会社 斎藤松月堂(しょうげつどう)」さんを訪ねてみました。 お話いただいたのは、齋藤裕子(さいとうひろこ)さん。

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■創業は、いつでしょうか?
創業明治23年、現在で4代目。 当初は、お菓子を製造していたが、初の蕎麦屋売店を一ノ関構内に設置、後に駅弁製造に移行しました。
当時、駅構内では売り子が箱の容器に駅弁やお茶を入れ、ホームを歩いて販売する立ち売りを行っていましたが、現在では、NRE(日本レストランエンタプライズ)にお弁当を納品する形態をとっています。
また、駅弁製造を行いながら、昭和52年よりホテルサンルート、平成4年よりベリーノホテルを一ノ関市内で経営しています。

■どんなお弁当があるのですか?
現在、6種類で、季節限定が1種類です。

・前沢牛めし       =¥1,300
・前沢牛ローストビーフ弁当=¥1,300
・三陸海の子       =¥1,000
・源義経東下り絵巻    =¥1,100
・ぎゅうっと岩手     =¥1,000
・平泉うにごはん     =¥1,000
* 松茸弁当=季節限定(9〜3月)=¥900

■人気のお弁当は?
前沢牛めしが、一番人気ですね。東北を代表的する牛肉だからでしょうか。

■どこで購入できますか?
新幹線内をはじめ、東京駅駅弁売店(旨囲門)、上野駅、大宮駅、宇都宮駅、仙台駅、盛岡駅などで購入できます。

■駅弁って何時くらいから仕込みするものなんですか?
6時30分の列車に間に合うように、一番早い人で2時ぐらいより仕込みに取り掛かっています。

■地場の食材を使っているということですが。
前沢牛は、牧場と肉屋を経営している方から直接仕入れています。お米は岩手産のひとめぼれ、一ノ関産の古代米。その他の食材もほとんど近郊からの物も使用しています。

■都内の駅弁大会でも購入できますか?
毎年1月に2週間ほど、京王百貨店新宿店で開催されている駅弁大会に参加しています。
従業員が、その場でお弁当を作り、お客様にご購入頂いております。
「食べてみたい駅弁」2位にランキングされたこともあるんですよ。

■最近の容器は、ふたが透明プラスティックのものが増えてきているようですね。
松月堂のお弁当は、かけ紙にひもを結ぶという昔からのスタイルを続けています。 まさに、かけ紙が包むのは旅の思い出なんです。
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最近では駅弁を求めての旅も人気だとか。地元の食材を使い、お客様の気持ちになってひとつひとつ手作りされている松月堂さん。心をこめた美味しいお弁当を求めて、いざ、一ノ関を目指せ!

齋藤裕子(さいとうひろこ)さん
前沢牛めし
前沢牛ローストビーフ弁当
三陸海の子
源義経東下り絵巻
ぎゅうっと岩手
平泉うにごはん
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