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■ 現在主流となっているのは「ABO式血液型」 |
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血液型をA型、B型、O型、AB型に分類する方法を「ABO式血液型」と呼ばれています。1900〜1901年にかけて、オーストリアの医師である、カール・ラントシュタイナー博士が発見したものです。この他にも数多くの分類法がありますが、一般的にこのABO式血液型が圧倒的に主流となっています。 |
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■ 血液型は、赤血球の抗原によって決まる |
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血液型は、赤血球の抗原によって決まり、基本的にAとBの抗原があるかどうかを調べます。A抗原を持っている人がA型となり、B抗原を持っている人がB型となります。AとBの両方の抗原を持っている人がAB型となります。その両方の抗原を持っていない人がO型になるのです。 |
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■ 血液型による性格判断 |
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抗原と言ってもわかりにくいですが、外部からのウィルスやバクテリア、病原菌、ストレスなど免疫系の働きを損なうおそれのある侵入物を排除する役割を持っているのです。血液型によって異なる抗原を持つことによって、かかりやすい病気が変わったり、自分の身体の防衛の仕方も変わってくるのです。そのような歴史が積み重なっていくうちに、血液型の違いが、それぞれの性格の違いに反映されるであろうというのが、血液型による性格判断の根拠になっているのです。 |
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■ 最近は世界的に広まりつつある |
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もともと血液型は日本国内で広く親しまれていたが、最近では韓国や台湾などの東アジアでもかなり広まりつつあります。ヨーロッパではほとんど普及していないようですが、アメリカにおいては1996年にピーター・J・タダモの「血液型健康ダイエット」が大ブームになり、血液型性格分類も以前より認知度があがっています。 |
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■ 日本ではブームが再燃 |
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最近日本では、テレビや雑誌などで血液型が大ブームです。しかも以前のような占い的に楽しむものにとどまらず、数々の実験を重ねて、科学的な根拠が立証されつつあります。今後は「子育ての仕方」や「学校教育」や「社員教育」などに血液型によるアプローチの試みがなされる可能性も充分に考えられるかもしれません。 |
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■ 偏見や決めつけは禁物 |
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しかしながら、血液型を知っただけで、その人の性格を決めつけてレッテルを貼るような行為は避けるべきです。血液型に何らかの科学的根拠があったとしても、人の性格は血液型のみで決まるわけではないからです。「A型だから〜だ」とか「B型だから〜だ」という決めつけをして、その人を判断するのはその人に対して失礼であることを心得ておきましょう。 |
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■ 血液型を前向きにとらえればいいではないか |
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自分の血液型で言われている性格診断を前向きにとらえて、自分らしさを見つけていくためのヒントにすればいいと思います。思いあたる点があれば、それを信じてみるのもいいでしょうし、全然思いあたらないことを指摘されれば気にしなければいいと思います。とにかく、より魅力的で素敵な人間になるための、ひとつの判断材料として、気楽に血液型と向き合いながら、自分の持ち味というものを見つけていくのが、血液型とのつきあい方であると、私(友野康治)は考えてます。 |
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