“暑い夏”“スタジアム”から連想した「熱闘」というキーワードをコンサート・タイトルに掲げて臨んだステージ。計らずも翌年に「太陽は知っている」という楽曲が、夏の甲子園(高校野球)のテーマ曲に起用されることを予言していたかのようだ。オープニングでマーチングバンドによる演奏に続いて、客席の最上段から美里が登場して歌いだすというファンの意表をつく演出から始まり、客席全体をステージに見立てた構成となった。

Text by Yasushi Asano