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“ひとり” PV メイキング
*このクリップの監督は、以前に「ONE SURVIVE」「AMAZING GRACE」の2本を手がけた“丹 修一さん”。幻想的な世界感をイメージしていた美嘉ちゃんが「AMAZING GRACE」のクリップを思い出し、その監督である丹さんにぜひ撮ってもらいたいと希望し、なんと3年振りのお仕事となりました。

*幻想的で絵画の様なこのクリップ。美嘉ちゃんはスタジオのセットに入ると早速“木で出来た大きな鳥かご”と“巨大な望遠鏡”を発見し、「こんな物を作れるなんすごいね!」と感動していて、鳥かごは愛猫の「DIOの遊び場にぴったりかも!撮影後にもらえないかな?」と話していました。

*そんなセットに合わせて髪をパサパサに乾いた雰囲気に見せようと、当時赤く染めていた美嘉ちゃんの髪をヘアメイクさんがさらに特殊な赤茶色の液で染めたのですが、それが撮影中に動く度にパラパラ落ちてきて、気付くと腕や顔が点々と赤く染まることに。それに気付いたメイクさんが拭き取るのではなく、さりげなくさすって馴染ませていたら、「撮影終わるころにあたし全身真っ赤になっているんじゃないの!?」と美嘉ちゃんは苦笑いをしていました。

*衣装は黒いスリップドレスと羽をあしらった服の2着。
スリップドレスから羽付きの服に衣装チェンジする時に髪に羽を付ける事になっていたのですが、なんと、わらと小枝もたくさん付けて登場。スタッフ一同驚いたのですが、セットに入ると見事にマッチしていてまた新たな驚きが。材料をどうしたのか聞いたところ、セットに落ちていたわらと小枝を美術さんにもらって付けたとの事。そんな、何でもアートにしてしまう素晴らしいスタッフに支えられて作品がまた1つ出来上がっていくのです。

*スタジオの隅に綿で作られた大きな雲のセットを見つけた美嘉ちゃん。最初は普通に触ったりしていたのですが、撮影が進むに連れ美術さんによってだんだん大きくなる雲を、最後には持ち上げたり抱きついたりとそのフワフワ感にとても癒されているようでした。

*途中に出てくる背中の傷は、深く傷ついた心を象徴したもので、ヘアメイクさんの手によって作られました。制作中ずっとうつ伏せに屈まなくてはいけなかった美嘉ちゃんはすっかり熟睡してしまっていたのですが、出来上がったこの特殊メイクに感動してかなり興味を持ち、待ち時間にヘアメイクさんに傷や青あざの作り方を教えてもらっていました。そして、帰り際に特殊なメイク道具を少しずつ小分けしてもらって「家で勉強するわ!」と喜んで帰っていきました。

*休憩になった瞬間に突如スタジオの外へ飛び出した美嘉ちゃんにスタッフが驚いて追いかけると、駐車場で「キレイ〜」と桜の花びらが舞い散る中、空を仰いで立ち尽くす美嘉ちゃんが。ちょうど撮影当日はスタジオの中まで花びらが飛んでくるくらいに東京の桜が満開だった日で、まさに「桜色舞うころ」。とても絵になっていた1シーンでした。









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