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2003アジアスーパースター反海賊版コンサート
このホームページや新聞、ワイドショーで話題になっていましたが、11月15日、中国・上海にある上海スタジアムで開催された、アジア全土のアーティスト15組が集結するライブイベント「2003アジアスーパースター反海賊盤コンサート」に、日本代表として美嘉ちゃんが『CHEMISTRY』の2人と共に出演しました。

現在、中国国内で流通している音楽関連商品のうち、約9割以上が「海賊盤」CDやカセットテープであるといわれています。中国政府はこのことに対処すべく知的財産権保護への取り組みとして「海賊盤」撲滅キャンペーンを推進していて、今回のライブイベントは「海賊盤」撲滅キャンペーンの一環として実施されたもので、東アジアの各国・地域からフェイ・ウォン(香港)、カレン・モク(香港)、ワン・リーホン(台湾)など蒼々たるアーティストが参加しました。11月13日の夜に上海に到着した美嘉ちゃんは翌日の昼に参加アーティスト10組が出演する記者発表へ。150人以上にも及ぶ取材人に囲まれての記者発表では、海賊盤撲滅を掲げる為に全員で「盗盤(海賊盤)」と書かれた太鼓を小槌で打ち破るセレモニーを行いました。その後はタイ・シンガポール・台湾・香港と各国記者のインタビューを行い、夕方には会場へと向かいリハーサルを行いました。

ライブ当日も昼過ぎまで慌ただしく取材を行い、2時間のオフの後にライブ会場へ。8万人も収容できる会場が人人人で埋め尽くされ、イベントがスタート。隣接したホテルの楽屋から他のアーティストを見ている美嘉ちゃんにスタンバイの声がかかります。ステージ裏のテントに移動して待っていると、それまで緊張していないと言っていた美嘉ちゃんが「緊張してきた」と一言。そしてついに本番へ。中国語で美嘉ちゃんの名前が呼ばれ、中国語のテロップが入った紹介VTRが流れました。「中島美嘉はまるで夜空に咲く一輪の睡蓮のようであり、これからもずっと輝き続けるであろう」と締めくくられて「雪の華」のイントロが流れ出しました。ピンクのセクシーな衣装で美嘉ちゃんが登場すると会場は一斉にペンライトが振られ大歓声が沸き起こりました。しっとりと想いを込めて「雪の華」を歌い上げ、中国語で「上海の皆さん、こんにちは。私は中島美嘉です。」と挨拶をすると会場は更に大歓声に包まれ、今度は日本語で「次の曲を聴いてください、"WILL"」と曲紹介。「WILL」を歌い上げた美嘉ちゃんにたくさんの中国語の声援がかかり、中には片言の日本語で「ミカサン愛してます!」「ダイスキデス!」という声も聞こえました。

一旦楽屋に戻り、最後に全アーティストで「hand in hand」というチャリティーソングを歌う為に再度バックステージへ。ピンクのドレスに黒のライダースジャケットを羽織った美嘉ちゃんは中国語で自分のパートを歌い、4時間にも及ぶイベントは感動のフィナーレを迎えて終了しました。
海外での初ライブを無事終了した美嘉ちゃんに感想を聞くと、「すごく寒かったしとっても緊張したけど、みんなが自分の事を知っていてくれて安心したよ。中国語の挨拶もちゃんと言えたと思うし、いい経験になった。」と笑顔で答えてくれました。







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