07.中孝介「アヴェ・マリア」
(シューベルト「アヴェ・マリア」)
カッチーニ、そしてバッハとグノーによる2つの「アヴェ・マリア」と並んで知られるのが、歌曲王シューベルトの「アヴェ・マリア」である。ヨリモ・ヨリドリランキングでもカッチーニ次いで人気が高く、ベスト10入りした。
地上でもっとも優しい歌声と称され、デビュー・アルバム「ユライ花」もゴールド・ディスクとなった奄美出身の男性シンガーが歌った異色のアレンジが登場。シマ唄の唄い方を援用したファルセットが特異な魅力を醸し出している。 |
08.石岡久乃「ベートーヴェンのアダージョ・カンタービレ」
(ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第8番悲愴・第2楽章)
ドラマ「のだめカンタービレ」で、主人公のふたりが出会うシーンを彩った、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第8番悲愴」の「第2楽章」は、「カプリチオーソ・カンタービレ(気まぐれに、歌うように)」。
もちろん原曲は「アダージョ・カンタービレ」。ビリー・ジョエルが「This Night」という曲でメロディーを借用したほどに、美しく、しかも「夜」に縁のある旋律である。
ドラマでも使用され、のだめのイメージで弾かれた、女性ピアノDUO=プリムローズ・マジックの石岡久乃による演奏を収録した。 |