さて、パーティは緩やかに後半戦へ。
ステージには、大槻ケンヂとリリー・フランキーの両氏が登場。
かたやナゴム時代からの知友、かたやテレビ&草野球で親交の厚い知将。それぞれ瀧との付き合いは深いが、互いは初対面とのこと。しばらく所在なく瀧との交流エピソードなどを交わしているうち、ホストがリターンする。ソファにくつろぎながら、3名による「渚トーク」が開始。
さざ波のSEが静かに流れる中、用意されたフリップのお題についてシミジミと語る中年たち……そのムードは、まさに場末の居酒屋。まるで終電を逃した酔客レベルのミッドナイト・トークが、ライヴ後の余韻を一転ヌルマ湯に変える。
しかし、ゲラゲラ笑ったなぁ!
大槻のノイローゼ告白や高木ブー伝説の真相、リリーの小林繁・巨人監督論や陰毛シラガのワビサビ、そして瀧のウルルン秘話……どーでもいいことばかりだが、思わず聞き入ってしまう巧みな話術に感服。まぁ、こっちも酔っ払ってきたもんで、何がおかしくて笑っていたのか、よく憶えていない状態なんですけど。
……と、そんな居酒屋モードを締めくくったのは、突如オーケンが歌いたいと志願したカラオケ「踊るダメ人間」!
まさしくこの夜、目の前にいる「心友」に捧げたアンセムである。
ラストは、リリーのアコースティックギター伴奏による「なごり雪」唱和……
まったく、どういうパーティなんでしょーか?