2005.12.30[22:26] 生き物バンザイ! #7〜生き神様 マシータ
オイッス! ただいま復帰に向けて治療とリハビリのエヴリディ!
来年こそはいっぱいドラムが叩けますよ〜に。
みんな、もう少し待ってて〜!

今回の『生き物バンザイ!』は、オラの父ちゃん母ちゃんから聞いた話。

幼い頃の父ちゃんちには、イヌにネコ、ニワトリにウシ、
そしてアヒルにはたまたヤギまで…おい! どう考えても飼いすぎだろ!
でも、昔の日本の田舎じゃ当たり前の光景だったそうで。。

ちなみに、アヒルは朝になると勝手に行列を作って
グヮグヮいいながら池に出かけるらしく、
そこで行水したりエサを食べたりして、
日が暮れると、誰かが連れて帰るわけでもなく、
またグヮグヮいいながら一列になって戻ってくるんだと…何ともええ光景だな!

「アヒルはエサやらんでええけぇ、楽っちゃ!」って、父ちゃん…ホントか?!

一方、幼い頃の母ちゃんちは、、
なんと! 天井の柱の上を<大蛇>が這ってたんだと!…え?!
さらにすごいのが、家族全員、それを不思議と思う者は誰一人としていなかったらしく…
コリャ完全に“ぼうや〜よい子だ ねんねしな〜♪”の『日本昔ばなし』の世界だよ!

そういやバアちゃんから
「ウチにいるヘビは<護り神>なんじゃよ」
なんて話聞いたことあるけど、
戦前のニッポンでは、

『おめんちの大蛇、ニシキ? アオダイショウ?』

みたいな会話が学校や職場で普通に交わされていたのか?!

てか、水槽やカゴなんていらねぇんだな!
オラも生き物がイッパイいる家とか、
大蛇の住む家に住んでみたかった・・・生き物ぶゎんざーい!

おっと、そういえばこのコラム、実は今回でファイナルだったり!
来年からはリニューアルしてお届けするっちゃよ・・・
とはいってもみんな好き放題書いてるだけなんで、あんま変わんないかもだけど、
また暇つぶしにでも読みに来ちくりぃ!

んじゃみんな、よいお年を〜!

2005.12.21[05:13] 中年俳優FILE#8〜伊東 四朗 ヒダカトオル

 街でもTVでも狂ったようにクリスマス・ソングが流れる今日この頃、奥様いかがお過ごしでしょうか? 負け犬の味方ヒダカトオルでおまっ(鶴光師匠風に)!

 旦那様や彼氏からのマンネリなクリプレに食傷気味なア・ナ・タのディザイアー(by中森明菜)を満たすべく、超E男を、酸いも甘いも噛み分けた熟年層から選りすぐってご紹介しようという当コラム、今回皆々様にご紹介するは、昭和を生き抜いた真のエンタの神様、伊東四郎さんどえす! ニンッ!

 現在では『伊東家の食卓』に見られる、良きお父さん像で知られる伊東四朗師匠(あえて師匠と呼びます!)、1937年(昭和12年!)6月15日(俺と同じ双子座!)に台東区にて誕生したチャッキチャキの江戸っ子でございます。そのため「ひ」の発音が「し」になってしまうという江戸っ子訛りが有名で、司会者としてのブレイク作『ザ・チャンス』では、番組最大の決めゼリフ「ナ〜ウ・ゲット・ザ・チャンス!」と共に「今週のしょうしん(商品のこと)は…」という決めゼリフも、よく物真似されてマシータ。
 しかし! そんな優しい伊東四朗像を持っているのは若人だけ…我々30代中盤以降の世代にとっての伊東四朗とは…超切れキャラ&ハイテンション芸人の極北…TV界に最初に舞い降りたPUNKスターだったのどえす!

 浅草を庭として育った四朗少年は、地元の子供達と同じく寄席や喜劇映画に傾倒する少年時代を送り、時代劇のベタな二枚目俳優よりはむしろ、森繁久爾・三木のり平といった喜劇役者に憧れていきます…この辺の<わざとハズす感覚>は、氏の絶妙なセンスの基本なのでは!?
 そして戦後の混乱・復興期に高校を卒業したものの、何の特技も資格もなく就職にあぶれてしまった四朗青年、東大や早大の生協に働き口を見つけながらも、当時隆盛を極めた<軽演劇>の世界(今で言う吉本新喜劇的な、舞台中心の時代物やコメディを上演しながら全国を興行して周る文化どえす)にのめり込んで行き、いくつかの劇団では楽屋に顔を出せるようになるほど通い詰めたそうです! そんな中、かの『こてっちゃん』で知られる財津一郎も在籍していた、人気喜劇役者・石井 均(ひとし)を座長とする『笑う仲間』という新進気鋭の劇団の旗揚げに誘われるままに参加。当時はまだチャンバラ的なベタなユーモアが好まれていた中、スラップスティックかつナンセンスな現代劇コメディを上演する『笑う仲間』は浅草界隈で大入り満員を連発…こうして、喜劇役者として<伊東 四朗>のキャリアが始まりマシータ!

 そして更に!
同じ劇団にいた戸塚睦夫が『笑点』初代司会者でおなじみの三波伸介と四朗師匠を誘って結成した<てんぷくトリオ>が、当時のTV黎明期に乗って引っ張りダコに! とは言え日本TV界初の<でぶキャラ>を打ち出した三波伸介が爆発的に受けていて、四朗師匠は脇役に徹していマシータが…しかし! 1973年の戸塚氏逝去による<てんぷくトリオ>の解体で、ピン芸人として仕事をするようになった四朗師匠。ついにブレイクのきっかけとなる強烈なキャラを発明します!

 1976年に始まった、お昼のバラエティ番組の走り『みごろ! たべごろ! 笑いごろ!!』に登場した師匠。対バン(共演)の小松政夫が繰り出す強力ギャグ…「みんとすはっかっか♪しちりきほっきょっきょ」「ひょーしょーじょうっ!」に対抗すべく、それまでの伊東四朗の全てを捨てて、ツンツンのスパイキーヘア+ダリみたいな尖がったヒゲ+軽部アナもびっくりのドデカ蝶ネクタイをギンギラなスパンコールのスーツに包み、その名も『ベンジャミン伊東』として名曲(名ギャグ)を量産!
 「ニン!」「ずん!」といった一言ネタから、よく正月を表現する手段として用いられる、琴の演奏を口真似した「つん♪つくつくつくつん…ほげぇ〜」まで、ノリと開き直りで繰り出したギャグの数々は、21世紀の今ではすっかり定番に。
 そして30代から上にとってはもはや伝説というより血肉と化している、日本のモンティ・パイソンこと、デンセンマンと『電線音頭』というノベルティ・ソングが大ヒット! …当時の芸人仲間ですらも「伊東は頭がおかしくなったのか!?」とマジで心配したらしく、今から30年も前にお昼のバラエティで支離滅裂かつ全く意味の無いギャグや歌を連発していたセンスは、PUNK以外の何物でもありませんでした!

 <怪我の功名>とは良く言ったもので、ベンジャミン伊東のブレイクにより逆に俳優としての依頼が殺到…つまり演技力が評価され始めたのです…「俳優になりたいなんて思ったことない」と本人も言うとおり、まさに<無欲の勝利>だったのです。かの市川崑監督も「てんぷくトリオの痩せた人(四朗師匠のこと)のタイミングは抜群だ」と早々に評価していたらしく、氏の天才性は一過性のものでは無いことを物語っています。

 一見、下品のようでいて決して下ネタは言わない四朗師匠(TVを見てれば判ります!)。俳優やタレントという肩書きを嫌い、あくまでも<喜劇役者>であるというスタンス。これぞ平成の漢(おとこby怒髪天)には求められない、激動の昭和をサヴァイブした男らしさではないでしょうか!? 同時に<ナンセンスこそセンスが良い>というのを証明した最初の芸人としてのスマートさを持ち合わせているなんて、カッコ良過ぎどえす! ベッタベタな野郎に食傷気味の奥様エンダァ負け犬の皆様、今こそチェックスどえす!
 いやぁ〜、俳優って、ホンッとに、素晴らしいですね(水野晴郎風に)…それでは次回まで、さよなら・さよなら・さよなら〜(淀川長冶風に)…。

2005.12.03[01:22] 『料理のススメ』七時限目 クボタマサヒコ






最近なにやら夜になると光りものが多いなーと思ってたら、もうそういう季節なのね。。
まぁまた今年もお面ズと密室にこもって濃密なひとときを過ごすのでしょう・・・アーメン。

さて今回はフォー・ガーです。
ベトナム語でフォー(米のめん)・ガー(鶏)ね。
カンタンで気軽に食べられる何とものどごしのよい爽やかな一品です。
とはいえベトナムなど行ったことのない僕は、地元の海で夏になるとフォーの屋台が出るので、
ひとしきり泳いだ後ビール片手に夕日が沈むのを見ながら食べるのが好きでした。


材料。(1〜2人ぶんくらい)
家にあるものでてきとうに。

・「フォー・ガー」スープのもと(必需):ひとつ
・フォー(必需):150gくらい
・ニョクマム(がなかったのでタイのナンプラーで代用)
・鶏もも肉:一まい
・もやし:ひと袋のはんぶんくらい
・しいたけ:ふたつほど
・コリアンダー(別名パクチー、シャンツァイ):好みで
・たかのつめ:2〜3本
・にんにく:2〜3かけ
・とまと:好みで(なくても無問題)
・しお、こしょう:てきとう
・ライム or レモン:てきとう


1.まずはお湯をわかし、熱湯でもやしをかるく湯通し。
くさみをとりつつ、しゃきしゃき感を失わないように湯切りをしっかりと。

2.にんにくの芯をとってスライス。フライパンで油を熱し、こげないように注意しながら揚げる感じで。

3.本日の主役、スープのもと。これじゃないとフンイキでないので大きなスーパーや輸入食材店で入手しましょう。
500gの水をふっとうさせ、よーく混ぜてとけ残しのないように。

4.そしてそのスープで鶏もも肉をそのまま茹でます(これ大事)。
これによって鶏の旨味成分と脂がとけて最高のだしが出来るのです。
皮を下にするのがポイント。しいたけも一緒にゆでるとさらによし。

5.茹でてるあいだに、とまととコリアンダーをてきとうに切断。
このコリアンダー、パクチーって言った方がなじみ深い?
きらいな人はホントきらいだよね、、個人的には大好きなんだけどなー
なんせ、学名:Coriandrum sativum、
属名がギリシア語のcorias(カメムシ!)に由来してるっていうくらいだからね・・・
(参考文献:梅谷献二・著『虫を食べる文化誌』)
しかし食べ物にわざわざそんな名前つけなくてもねぇ。
もしタイとかに行ってパクチー絶対ムリって人は『マイ・サイ・パクチー!』(パクチーを入れないで!)と叫びましょう。

6.そうこうしてるうちに鶏肉によーく火が通っていたら、取り出して大きめに切断。

7.スープにナンプラーをてきとうに入れて、しおとこしょうで味を調整。

8.そしたら別なべでフォーを茹でましょう。
4〜5分経ったら食べてみて芯が残ってなければザルにあけてしっかりと湯切りを。

9.さて、これで役者がそろいました。楽しい盛りつけのお時間です。
めんにスープをかけ、具をのせていきます。見た目が大事です。あなたの美的センスが問われます。
好みでレモンなどもしぼりましょう。
ちらしずしやタコスを作る感じで、みんなでわいわい・・・ってひとりじゃんね。


そんなひとりでもたのしく踊りながら料理を作れちゃうダンスナンバーはこちら。
TAKKYU ISHINO『A PACK TO THE FUTURE』!!
来たる12/7リリースでございます。
みなさんぜひ確&認の方してはいかがでしょう。

実はBEAT CRUSADERS、電気グルーヴと事務所が一緒なんですねー。
考えてみれば、中学時代『宝島』で「人生」を知った者としては光栄極まりないハナシです。。
うちのメンバーも全員確実に聴いて育ってきてるしね。
(しかもこのジャケのテイスト、なんか見覚えあるでしょ??)
テクノへの愛をユーモアとシニカルさをもってワールドサイズで蔓延させてくそのパンクなアティテュードには、
多大なリスペクトとシンパシーを抱くばかりです・・・!
それこそ僕の大好きな琉球ディスコは、卓球さんのレーベル「Platik」からリリースしてるしね。

大晦日に恵比寿リキッドルームでイベントあるから踊り行きたいなー
自分のJAPAN COUNTDOWNの出番前に行くべきか後に行くべきか・・・


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