2004.08.30[16:37] 原宿の聖地、又は性地 YUKI
あー ガッツー ガッツー ガッツー ガッツー!(受けて大勢で)ガッツー ガッツー ガッツー ガッツー!
終わった。オレの夏。
いくら「ポコティーンッス!」のあいさつがスベったとしても、(J-WAVE YUKIのOH!MY RADIOでは恒例)歌の途中、くるくるマイクスタンドの周りをパフォーマンスしていながら、回しすぎてマイクがスタンドから根こそぎ取れても、終わっちまったんだ。最高のオレの夏が。原宿の聖地、国立代々木第一体育館でな。楽しすぎて吐きそうになった。テンションが上がりすぎて楽屋でずっとしゃべっていた。汗がなかなか止まらなかった。J-WAVE LIVE 2000+4に来てくれた皆さん、ありがとうございました。台風の影響で足元も悪かったのに、各アーティストの素晴らしい歌と演奏を楽しみにしてやってきた心意気に感謝します。

あ”―――あ”―――!!今ベランダを眺めながら机に向かっていたら、にょろにょろとやもりが外を横切りました。アニエス・ベーだ。あの手、吸盤になってるの?

休む間もなく、今日はレコーディング。録音は、8月のサッドソーング♪(吉川晃司)バンドは昨日のライブメンバー。もりもりっと録っていきますよ。ええ、録りますよ。

涼しくなってきて嬉しい。朝方のタオルケットが気持ちいい。早くセーターが着たい。この間買った山猫の毛皮のコートを、タイツを履いてミニスカートでばふっとはおりたい。季節が4つあるのはうれしい。

今日からTSUTAYA TOKYO ROPPONGIでスリープフェアが開催。平野は朝6時から仕込みで大奮闘だ。さっきメールが来た。1ヶ月あるので、いろいろとディスプレイを変えていこうかと思っている。それにしても、いい風が吹いている。小高い丘に立って、胸を張っている気分だ。ああ、今度はスズメ達が大勢やって来た。天気は悪いが、晴々した気持ちで今日を生きる。YUKI。−合掌−

2004.08.24[16:11] TSUTAYA 東京六本木 YUKI
くはーーーっ!!
福岡海の中道のライブもしゅーーーーーりょーーーーーーーーーー!100点!
生きたらよか!あんたもう生きとったらよか!(byばってん荒川)「ぴらーーーっと、きんしゃーいっ!」
観ていたあなた。そしてYUKIwebに感想を送ってくれたあなた。どうもありがとう。
夕暮れにまっすぐと、約1万3000人の瞳が突き刺さった。過去から、忘れたい過去。素直に受け止めて、認めて、その上で前を向いていく決意のような、ゆっくりとした空気の中でも、感じている人のムードというのは、身振り手振りじゃなくても私にはビシビシ伝わっている。

動く動く。恥をかいて、嘘をついて、踊り続ける。

やる気になる。今、俄然やる気。

私が大好きでよく行っている本屋さん、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIさんから「sleepで何かやりませんか?」というお話をいただいた。なに、それはおもしろい。
早速昨日、TSUTAYA 六本木ヒルズ店までsleep皆で行き、打ち合わせをしてきた。
幅さんというフロア担当の方はとても雰囲気が良くて、sleepのアートワークをおもしろがってくれている。ついつい長く話してしまう。
というのも、「フロアのいいところを(今はKITTY EXをやっている)好きにディスプレイしてもいいですよ」ということなのである!
私と平野の目はキラリと輝く。では、昨年の個展に訪れることができなかった皆様に、巨大sleepちゃん、壁抜けsleepちゃんを見せましょう。TSUTAYAスペシャルとしてTシャツを作りましょう。マグカップを復活させましょう。Honey hole wind pool(Tシャツ付きの個展回想本)もスペシャルで置きましょう。オブジェも置きましょう。ハチミツポートレイトを大きくポスターにしましょう。パネルの展示は何点にしましょうか?アイデアは尽きることなく、皆、注文していたコーヒーが冷めていく様子など気にしない。
私はこの時が好きだ。何かを皆で考えて、アイデアを出し、つくっていくプロセスが本当に大好きだ。生きている実感さえ感じる。
TSUTAYAさんはスターバックスと同じフロアなので、思い思いにコーヒーを飲みながら本を読むことが出来る(こんなの、ここだけでしょう。きっと)素敵な空間を提供しているTSUTAYAさんに感謝したい。Sleepフェア、Honey hole wind pool は8月30日から1ヶ月間やる予定。六本木、麻布十番辺りに来たら、ぜひ観に来てね。

打ち合わせの後、もう一度店内をチェックし、平野の頭の中にはもう絵が出来ている様子だった。
大森と合流し、sleepブランドの新作を見て、あーだ、こーだと盛り上がり、8月28日発売の装苑とスプーンの色稿を見せてもらう。かわいい。ヴィンテージレースプリントなの(ハート)。正直100点。この新作達、この後、某百貨店で買えるらしい。詳しいことは後でsleepスタッフからお知らせがあるよ。

やる気だ。俄然やる気。

Home Sweet Homeへの感想ありがとう。あなたとあなたを取り巻く全ての人が幸せでありますように。

そして私も。ピース。


2004.08.18[21:13] Home Sweet Homeに、恋のテレフォンGOAL! YUKI
なっちはかわいい。君の笑顔で一体何人が、世知がらい毎日から救われているかわからない。アイドルの中のアイドルだ。なっち、応援しています。
ミュージックステーション、CDTV等、ひと通りのテレビ出演が終わり、今日は「Home Sweet Home」発売日。もちろん朝からダンシング。もちろん朝から小躍りロックンロール。各ラジオ局をまわっている。今はTOKYO-FMだ。こういう風にプロモーションに出ると、久しぶりにお会いする方々と昔話で盛り上がる。さっきは坂上みきさんの番組で、ひと踊りしてきた。楽しかった。ゲストを迎えるという技(本当に「技」という言葉があってると思う)がある人ほど、こちらを気持ちよく話させてくれる。無理なく楽に今の自分の気持ちが言える。私は自分のラジオ番組をやっているが、この技はまだまだ身につかない。いつかはゲストに「楽しかった」とひとこと言ってもらいたいものだ。
−合掌−
そんなハードな1日の間に、30分ほど時間があいた。池ポンとEPIC細川君と、うまいそばを食べた。私たちの後ろの席のカップル(男性50代、女性20代【美人】)が、昼過ぎから日本酒をくいっと粋に飲み、会話はさほどなく、しかし雰囲気はエロかった。大人っぺー!!と思った。どういう関係なのか、そば屋をあとにしてから池ポンと話し合ったが、多分「私の亡き妻と君は似ている」と、美大教授が昔教え子だった、しかし今は成熟した美女になった生徒に、十五年ぶりに自らの個展で再会し、このあとしっぽり・・・というサイドストーリーがここ、TOKYO-FMで出来上がった。そうなのか。そうであって欲しい(切実)。

「Home Sweet Home」は、私が今まで歌ってきたバラードの中でも、経験を積んできて悟ってきた様々な想いと、まだどこか満たされない想いとがとてもリアルに表現できたと思う。1曲1曲大切にこれからも作って歌っていきたい。今日発売。是非聴いてください。
恋のテレフォンGOALも。



ここまで書き込んだのは、ライブリハーサル前までの話。今歌い終わって、移動してこれから生でbayfm出演だ。スタジオに入ったとたん、またしても懐かしい人に会った。JUDY AND MARY時代、FM仙台でディレクターをしていてくれた、谷脇さんだった。いやぁ今日は、甘皮祭りだ。今はポルノグラフィティの番組をやっているそうだ。元気そうでよかった。怒涛のプロモーション期間、何人の懐かしい人に会うだろう。とんてんしゃらりんのぽん。これから「BAY BEATNIKS」聴いてね。

2004.08.10[22:50] 続・フジロックに消えた夏 YUKI
「ガチャガチャガチャッ!ガチャッ!」
誰かが入ってきた。
なに?入ってきたですって?
裸の天使YUKIは、恐ろしさのあまり小さなバスタブから出ることができない。ほんの数秒の間に考えた。今、何が起こっているのだろうか?部屋を間違えた輩にしても、一体どのようにして入ってきたのか。フジロックの熱にやられて、一部屋ずつ宿泊客を抱きしめて歩いているナゾのオーストラリア人なのではないか?新手のナンパか。だったりして。キャッ(ハート)そんなわけはない。(ここまで考間0.5秒)
タオルを巻き、そろりと風呂のドアを開ける。ほんのりと残る人の気配。誰だ。
ポリーマグー お前は誰だ。
部屋の入口のドアに目をやってみる。はっ、開いている。
ドアは半開きのまま、何事もなかったかのようにたたずんでいる。
すぐに廊下に出てみたが、苗場プリンスの夜(午前1:30)は、シンと静まり返っていた。
私の息だけが荒い。
「逃げられたか…」
小さくつぶやくまでもなく、ドアノブをふと見る。

やれやれ、どうやらバスタオル1枚の堕天使YUKIは、ドアノブについている鍵穴に、ルームキーを差し込んだまま、鼻歌まじりに風呂に入ってしまったのだ。つまり廊下からは、ブラーンと所在なさげにぶらさがっているルームキーが丸見えだったのである。
「どなたでも入ってらっしゃいな。一杯飲んでいきませんか?」
とでも言いそうな勢いである。
でも自らの手落ちにガックリうなだれている暇はない。素早くルームキーを抜き、鍵を閉め、ガードロックもぬかりはない。
部屋に異変がないかどうかを確かめなければ。ベッドの上にはサイフやら下着やらが乱雑に置かれたまま、何が盗まれていてもおかしくはない。というか、何かなくなっていても気付かない…。

もとい、水も滴るエンジェルYUKIは、現金を確認した。大丈夫。
YUKIは下着の枚数を数えた。大丈夫。
ライフポイントが5上がった。
YUKIは机の上のアクエリアスを飲んだ。
YUKIは竜王の森への地図を手に入れた。
ライフポイント8アップ。

幸いなことに、盗まれたものはなさそうだ。
下着をつけ、Tシャツをかぶり、重くなった体をベッドに横たえる。
何か釈然としない。
何かが違う。
そう、盗まれたのは、私の心。
私のハートを返せ。

――――― 続く ―――――




うそ。

2004.08.01[16:01] フジロックに消えた夏 YUKI
車の窓から、大きな入道雲を見た。
カーステレオからはロックンロールが流れていた。「ぼくの上着をマフラーにしてくちづけをした」とかいう歌詞だった。いい歌だ。夏が、平成16年の夏が、すぐにでも終わっていくような気になった。

30日は苗場までJ-WAVEクルー達と参戦。フジロックは涼しい山風で笑っていた。
私が行った平成14年には、3日間連続の晴れだったのに、今年はどうやら少し雲行きがあやしいようだ。
池ポン、まゆ蔵は初めてのフジロック。2人とも私の忠告をきちんと聞き(例:山をなめてはいけませんよ。など)、ロックフェスに相応しい見事な身なりで歩く。しかしJ-WAVEのB級スタッフ某三浦くんはジーンズで登場。激しい罵声の中、Jスタッフ持参の短パンに着替える。そしてそこを通りすがりの女史に見られる。ああ、はずかしい。もっと恐ろしいのは、あの山道を歩くのにラバーソールで来ていたハチくんだ。顔が青ざめていた。「誰か、誰か彼に、スニーカーを貸してあげて」と言いたくなる。
チャボさん、蘭丸さん、ポラリスの皆さん、アコースティックの武田さん、樽屋さん、インタビューに答えていただき、ありがとう。郁子ちゃん、斎藤和義さん、そして乱入のハナレグミ永積くんも、いい夜といい歌と、おいしいビールをありがとう。オクターブ上で歌った「歩いて帰ろう」笑ったなー。ほんとすんません。楽しいラジオになったと思う。ひと夏のメモリーだ。友達から「おもしろかった」「Home Sweet Homeはいい曲だ」「オクターブ上はどうなんだ」等、メールをもらった。なんだか泣けた。フジロックよありがとう。もくもくもくの入道雲がさよならを言っていた。ビールを飲んでも飲んでも汗で流れていった。真夜中にラーメンが食べたくなり、池ポン、まゆ蔵と探し回った。フジロックよありがとう。うまかったよ、ありがとう。ホテルに戻り、お風呂に入っているその時、事件は起こる。

−続く−

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