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5年ぶりに実現、7月 TM NETWORK新曲発表!
宇都宮 隆 木根尚登 小室哲哉
全く違う個性の3人が揃いデビューしたのが1984年。あらゆる意味で発展途上だった日本の音楽業界の中で、TM NETWORKがレコーディング、ライブにおけるシステムに新たな提案を投げかけ、ユニットというスタイルを築き上げたことは、多くの驚きをもって受けとめられた。現在では常識となっていることも全て彼らが先駆者として実践してきた。このことはその後多くの"TM的"フォロワーを生み出したことにより証明される。TM的ユニット、TM的イメージ、TM的サウンド・・・全てのスタートはこの3人からだった。
きっかけは突然だった。今年の3月、日本テレビをあげてのヴェルディを応援する企画として、サッカー好きの木根に協力要請が来た。小室に相談したところ、宇都宮も含めてこの企画に賛同。5年ぶりに彼ら3人が揃い新曲のレコーディングが行われ、永遠に封印されていたTM NETWORKというクレジットで新作が届けられることが決定した。新作が発表されることにより、本格的な活動が遂に現実のものとなった。
「TMN終了」この衝撃の発表は94年4月21日、図らずもデビュー10周年という記念日に行うという大胆なものだった。その後ヴォーカル宇都宮はソロ名義も含め10枚のシングル、5枚のアルバム、延べ6回のコンサートツアーを行い、TMとはまた違う世界を表現をしてきた。昨年9月〜12月に引き続き、今年の9月からも予定されているミュージカル"RENT" の主役ロジャーを演じ、表現の幅を広げていったことは記憶に新しい。
一方木根はシングル10枚、アルバム5枚をリリースしアーティスト活動を行う傍ら、TM時代から続けている執筆活動を同時に行い、のべ15冊の小説や絵本、エッセイ集を出版してきた。その人間味溢れるキャラクターはTV番組での司会、ラジオのパーソナリティーを通して伝えられてきたが、木根にとってのライフワークとも言える"トーク&ライブ"と題したコンサートは、他に類を見ないほどオリジナリティーに溢れ、親しみと愛情のある空間として定着しており、今年も10月に第5回を迎える予定。
�bそして小室哲哉。
「TMは同窓会にしたくない」今まで幾度となく再結成の噂が流れた時、小室はこう語ってきた。常に新しいことを模索するプロデューサーとして、まさにこのテーマは大きかったに違いない。古き良きTM NETWORKをただ懐かしむだけではなく、未来を提示できるサウンドでTM NETWORKを世に送り出す、そのためにも模索の時間が必要だった。そして自分の創作活動をバックアップする体制を作り、TRUE KiSS DiSCというレーベルを形成した。宇都宮、木根ふたりの活動は継続的に行われるが、TM NETWORKとしての積極的な活動をTRUE KiSS DiSCを母船として行われることになった。
また、世代を越えた多くのファン、最近のTKプロデュース作品を通してTM NETWORKを知ったファンからの声が勇気を与えてくれたことは言うまでもない。彼らに対してTMの歴史を語っても意味がない。そのことを一番判っているのは他ならぬ3人だ。それぞれのファンが抱くTM NETWORKに対する思いを胸に、この夏3人は新しい一歩を踏み出そうとしている。


PROFILE

宇都宮隆(Vo)木根尚登(G)小室哲哉(Key)3人によるユニット。
コカ・コーラ "フレッシュサウンズコンテスト" でグランプリを獲得し、84年「金曜日のライオン」でデビュー。コンピューターを駆使した新世代感覚の音楽性と、エンターテインメント性の高いLIVE活動で若者に圧倒的人気を誇る。「Self Control」「Get Wild」「SEVEN DAYS WAR」「DIVE INTO YOUR BODY」などのヒット曲がある。
90年「TMN」にリニューアルして活動の幅を広げた。宇都宮はドラマへの出演、木根は執筆活動を始める。小室は他アーティストへの楽曲提供、映画「天と地と」のサウンドトラックを手掛ける。91年の「LOVE TRAIN」等の大ヒット曲が収録された「EXPO」が、最後のオリジナルアルバムとなる。
94年4月21日、「TMNプロジェクト終了」を発表。同年5月18,19日東京ドームでのコンサートを最後に、ユニット・プロジェクトの活動を終える。その後、小室はプロデューサーとして、宇都宮、木根のふたりはソロアーティストとして活動する。
TM NETWORKは10年間の活動の中で、シングル28枚、アルバム21枚をリリース、コンサート活動はツアー9回、延べ298本のステージを行った。

1999 (C) Sony Music Entertainment (Japan), Inc.