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年末パーティー・レポート


1996.12.20(FRI)
PURIFY SPECIAL * CHRISTMAS PARTY
@ROCKWEST / SHINJUKU

FLYER

TIME TABLE

恵比寿のテクノ・ウェア&ソフトを取り扱うショップ"CONNECTED"のスタッフであるDJ ENOが主催するパーティーがこの"PURIFY"

これまでは渋谷のFEELで毎週木曜日に行われてきてたのだが、96年10月からは月1の金曜日に、場所も新たに新宿のROCKWESTへ移し再スタートしたばかりだ。

この日のラインナップは"CHRISTMAS SPECIAL"ということもあって豪華なものだった。

レジデントDJのENONORIOに加え、同じくCONNECTEDスタッフのMAYURIや彼等と親交の深いTOBYQ'HEY、それに新潟"BLOCK"というパーティーを主催し地域のシーンを支えているRIKAの総勢6名。

まずはNORIO、それを継いでENOという順でパーティーはスタートし、12時を過ぎる頃にはフロアーは満杯になっていた。

ENOのハードでミニマルなプレイで場は既に大きな盛り上がりを見せていて、それに続くMAYURIがさらにクラウドを熱くしていった。

彼女は10月に台湾、11月にオーストラリアと最近は海外での活躍も目立ってきて、女性DJとしては国内No.1の座を獲得していると言っても過言ではない。

その女性とは思えないハードな選曲の合間に見せる女性らしい温かさが人気の要因なのだろう。

この日のプレイもPolygon Window"Quoth"や最近のヒット曲であるPlayboy"In Da Jungle" が飛び出すなどして、フロアーを大いに楽しませていた。

続くQ'HEYは、自らのオリジナルをDATにて披露し、その後も得意なハウス寄りのものから徐々にビルトアップさせていき、ラスト辺りにはHardfloorSteve StollなどのアシッドものをプレイしてRIKAへと繋いだ。

RIKA10月のCLUB VENUS@Liquid Roomでのプレイが好評だったが、この日も持ち前のアッパーな性格どおりの選曲をし、クラウドのツボを捉えていた。

ラストTOBYは以外なことに最初ミニマルもので始め(この瞬間のプレイはこの日のDJの中で最もミニマルだったかもしれない)フロアーを驚かせながらも、優れた構成力で少しずつトランシーでハードなものへ持っていき、彼自身が手懸けたMijk van Dijk"Shelter"Tobynation Remixも披露され、場は最高潮に達した。

他にもPhil Freeや、同じ新宿の"Delight"でプレイしたYO-Cも仕事の合間を縫って応援に駆けつけ、最高にアットホームなクリスマス・パーティーとなった。

これは来ていた人たちとオーガナイザーのENOにとって、かけがえのないクリスマス・プレゼントになったに違いない。


1997 (C) SONY RECORDS, a group of Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

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